トールペインティングの 学習ソフトの開発 大成研究室 4496105 湯口りさ 発表構成 • Tole Paintingの特徴 • ストロークの学習法と学習法の問題点 • 研究の目的 • トールペインティング学習ソフトの開発 • トールペインティング学習ソフトの効果 • 研究の成果 • 今後の課題 2000/2/16 卒業研究 2 トールペインティングの特徴 (1)手順化 絵の描き方が手順化されている。 べた塗りをする 2000/2/16 影を入れる 卒業研究 ハイライト(照り) を入れる 3 トールペインティングの特徴 (2)絵心がなくても 絵を描くことを楽しめる 図案・色の指定・色の配合割合が決まっている + → ピンクを作るために白と赤を2:1の体積比で混ぜる 2000/2/16 卒業研究 4 トールペインティングの特徴 (3)ストローク ストロークを覚えると誰でも絵が描ける。 習字の「とめ・はらい」 に似た動きを含んだ筆 の一連の動かし方 初心者 講師 2000/2/16 卒業研究 5 ストロークを効率よく 学習するためのポイント ストロークの学習法と 学習法の問題点 1. 正しい描き方を知ること 2. 練習を重ねること 3. ストロークの良し悪しを判断し, 悪い原因を知ること 初心者が持っていない 経験的知識が必要! 2000/2/16 卒業研究 6 ストロークの学習方法と その問題点 学習方法 比較項目 種類の多さ (人数) ス 正しい描き方 ト 間違いを知る ロ ー 失敗例と原因 ク 手と筆の動き 本 ストロークの学習法と 学習法の問題点 ビデオ 講師 ソフト ○ × △ ○ △ △ × × × × ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 2000/2/16 卒業研究 > ○ 学習 ソフト ◎ ○ ○ ○ > △ > × 7 研究の目的 ストロークを習得する必要がある。 初心者は経験的知識をもたないので, 効率よくストロークを学習できない。 初心者に経験的な知識の代わりとな るものを提供すればよい。 「ストロークの自己チェック」の有用性を確かめる。 2000/2/16 卒業研究 8 ストロークの分析例) トールペインティングの 学習ソフトの開発 Sストローク 全体の形と筆の動きから, ストロークを4つの部分に分けて形を観察した。 始まり まん中 終わり 輪郭 2000/2/16 卒業研究 9 トールペインティングの 学習ソフトの開発 Sストロークの分析 見た目の特徴 輪 郭 輪郭がはっきりしている 輪郭がぼやけてる,汚い 直線的 始まり まん中 終わり 2000/2/16 始 ぎざぎざしている ま り 丸まっている 原因 筆につけた水の量が適切。 絵の具に加えた水の量が適切。 筆につけた水の量が多い。 絵の具に加えた水の量が多い。 適切 筆の進行方向に重心を移動せずに、 筆に圧力を加えた。 筆の進行方向に重心を移動せずに、 筆に圧力を加えた。 筆が垂直に立ってない。 色が均一で,太くなっている部分 適切 の角度が60度 太くなっている部分の角度が60度 ま 筆先を倒す方向が悪い でない ん 筆につけた水の量が多い。 中 絵の具に加えた水の量が多い。 色が均一でない 筆にかける圧力が足りない。 筆に加えた圧力が一定でない。 始まりと平行 適切 終 始まりと平行でない 筆を回した。 わ 丸まっている おわりに筆をとめた。 り 流れている おわりに筆を引っ張った。 卒業研究 10 ストロークの自己チェック 2000/2/16 卒業研究 トールペインティングの 学習ソフトの開発 11 トールペインティングの 学習ソフトの開発 チェック結果画面 2000/2/16 卒業研究 12 トールペインティングの 学習ソフトの開発 原因究明画面 2000/2/16 卒業研究 13 トールペインティングの 学習ソフトの開発 学習ソフトの構成 Painting(絵の描き方の学習) メ ニ ュ ー 画 面 ストロークの自己チェック 2000/2/16 Stroke(ストロークの学習) Tools(道具の学習) 卒業研究 14 動画表示時の工夫点 トールペインティングの 学習ソフトの開発 •描き方を学習して,すぐに動画を再生できる。 •動画と対応する静止画を同時に見られる。 •動画の場面に合った説明文が表示される。 2000/2/16 卒業研究 15 学習ソフトの評価(ストロークの自己チェッ ク) 講師4人,経験者25人,未経験者4人の計33人 にアンケートを取って評価した。 (単位 人) 選択肢 質問項目 ストロークの自己チェックでの操作は わかりやすかったか。 ストロークの自己チェックで選択する とき説明文は役立ったか。 ストロークの自己チェックの結果は講 師の評価と一致したか。 ストロークの自己チェックはストローク の習得に役立つと思うか。 ◎ 2000/2/16 卒業研究 > ◎ ○ △ × - 25 6 0 - 25 5 0 14 15 0 0 22 0 0 ○ 8 > △ > × 16 学習ソフトの評価(全体) (単位 人) 選択肢 ◎ ○ △ × 質問項目 コースターの絵を描いていく手順の理 20 11 2 解はできたか。 絵を描いていく手順を細かく分けて説 明し動画を表示したことは 理解に役 23 10 0 立ったか。 動画に合わせて解説の文章を切り替 18 15 0 えたのは理解に役立ったか。 ◎ 2000/2/16 卒業研究 > ○ > △ > 0 0 0 × 17 研究の成果 アンケート結果から •「ストロークの自己チェック」の結果は,講師のチェック結果とほぼ同じ であった。 •動画を表示するときの工夫は,学習者の理解に役立った。 •ボタンを押す動作が多く面倒に感じることがある。 研究の成果 • 経験的知識の代わりになるものを作ることができた。 • 本とビデオソフトの欠点を補う学習ソフトが開発できた。 • 学習ソフトの一部で,操作性の改善を必要とする 。 2000/2/16 卒業研究 18 今後の課題 •ストロークの自己チェックでチェックできるストロークの種 類を増やす。 •ストロークの自己チェックのチェック結果を画像で表示す る。 •学習ソフトに適した手順の数を調べ,ボタンを押す回数を 減らす。 •WWW(World Wide Web)の利用 2000/2/16 卒業研究 19 参考文献 [1] Jackie Show:Creative Painting, Jackie Show Studio Publication,1988 [2]日本図学会編:マルチメディアコミュニケーション, 共立出版株式会社,1997 2000/2/16 卒業研究 20 トールペインティングとは 絵を描く手順 下準備 ストロークで絵を描く 仕上げ 2000/2/16 卒業研究 21
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