Web2.0解説 林晋 1 組織から自律的個の集団へ • • Web2.0 は、2004年に ティム・オライリーが提唱し たWeb論、Web思想。 Web 2.0 論の「変化」の主張 – – 10/1/2015 Web の世界で,「組織から個への一方向的な情報の 転送 → 個相互間の情報の転送」という変化が起きて いる. それは,「組織による情報の作成・管理 →個による情 報の作成と自然発生的管理(神の手を信じる)」への移 行でもある. 2 Web 1.0 からWeb 2.0へ • http://oreilly.com/web2/archive/what-is-web20.htmlの移行表で説明 • 大組織(企業 etc.)からコンシューマ,ユーザへの一 方的な情報・価値 • DoubleClick → グーグル AdSense • Ofoto → Flickr • Akamai → BitTorrent • mp3.com → Napster • Britannica Online → Wikipedia • personal websites → blogging • evite → upcoming.org and EVDB 10/1/2015 3 Web 1.0 からWeb 2.0へ(2) • domain name → search engine speculation optimization • page views → cost per click • screen scraping → web services • publishing → participation • content management systems → wikis • directories → tagging (taxonomy) ("folksonomy") • stickiness → syndication 10/1/2015 4 publishing → participation • Britanicca から Wikipedia への変化は, publishing → participation とも関係する. • authority による出版(publishing)ではなく,ユーザーの活動 (参加)による出版. • 本を書く,著者になると,多くの場合,社会は著者に「権威」 を付与する.「先生」と呼ばれることさえある • つまり,「著作」「出版・公刊」(publishing)は,公であり,「一般 大衆」より,一段高いもの,とみなされている. 10/1/2015 5 publishing → participation • Authority → ユーザー • 公 (ここでは国家等、共同体ではない) → 個人 • Taxonomy, 権威・中央による分類、整理 ・秩序 → 一般大衆による folksonomy • 重 → 軽, 重い(ゆっくり)→ 速: wiki wiki! • Stickiness 静・固定 → syndication 動(連携)・移動 10/1/2015 6
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