電産型賃金制度 - 法政大学 藤村博之 WEBサイト

電産型賃金制度
①身分制を採用せず全員が1つの制度のもと
に統合された
②月あたりの計算
③要素能力給という人事考課によって変動する
可能性のある部分をもっていた
④摂取カロリー、栄養、エンゲル係数等の要素
から生活保障給を算出
⑤時間外割増の明示
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年次別学歴管理
• 賃金
(1950年代以降)
学歴別に初任給を決定、その
後は毎年の定期昇給
個人別の人事考課が反映されるため、個人に
より昇給額が異なる
しかし管理上の煩雑さが増加。評価が
低くなった時その差を挽回することが難しいと
いう問題点も指摘されるようになった
2
職務給導入への挑戦と挫折
• 職務給の導入~1960年代初頭~
– 職務分析をし、職務ごとに賃金率を設定
問題点・・・
• 職務内容の変化が激しく、職務分析が追い
付かない
• 職場の労働実態と職務給制度との不適合
徐々に姿を消してゆく・・・