議会改革検討協議会 平成24年8月9日 第7回会議資料 目 次 平成24年度 第2四半期までの協議スケジュール ・ ・ 1 各会派からの提案の概況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2 「❶開かれた議会」に関する提案概要 ・・・・・・ 3 「❷適切かつ効果的な議会運営」に関する提案概要 ・ ・ 5 「❸監視機能の充実」に関する提案概要 ・・・・・ 8 「❹政策立案機能の充実」に関する提案概要 前期協議会の答申項目一覧 ・・・ 9 ・・・・・・・・・ 11 第4回~第6回会議における仕分け結果 ・・・・ 12 第7回会議 協議用資料 <開かれた議会> ・ ・ ・ ・ 別冊 平成24年度 第2四半期までの協議スケジュール 1月 2月 3月 4月 5月 2月 定例会 6月 7月 8月 5月 定例会 9月 9月 定例会 ■ 各会派役選 1 1/26 2 2/16 協議の進め方 他府県議会 の取組事例 の確認など の分析など 3 3/26 各会派の提案 内容の確認など 会派からの第1次提案 <第1.5次提案> 4 5/11 5 6/15 6 7/17 7 8/9 仕分け結果の 整理と今後の テーマ別に提案項目を「短期」「中長期」に仕分け(原則1テーマ1ヵ月) 進め方の確認 ➠ ❷適切かつ効果的な議会運営 など ➠ ❸監視機能の充実 ➠ ❹政策立案機能の充実 ➠ ❶開かれた議会 「短期的課題」として仕分けした提案項目について、 秋以降、具体化に向けた議論を深めていく予定 ※1:会議は原則として月1回開催を想定(協議状況によっては、月に複数回の会議開催も想定) ※2:上表中の<第1.5次提案>は、第1次提案締切に会派内調整が間に合わなかったケースへの対応 ※3:第2次提案の設定については、協議の状況に応じて今後調整 1 各会派からの提案の概況 今回の民主提案を含めると議会機能強化策の提案数は56項目 区分 ❶開かれた議会 ❷適切かつ効果 的な議会運営 ❸監視機能の充実 ❹政策立案機能 の充実 計 維新の会 2 6 3 1 12 公明党 4 1 5 10 自民党 民 議会本来の機能強化に関する前期答申項目の具体化議論を先行 主 3 2 2 4 11 共産党 2 6 1 無所属ク 3 3 2 3 11 みんな 3 6 1 2 12 府民ク 1 5 2 8 9 (注1)上表は、会派からの提案項目について、府議会基本条例の4つの柱に沿い、便宜的に分類したもの (注2)複数の会派から同一の項目が提案されているケースあり、延べ提案項目数では73項目、重複分を除いた 実質提案項目数では56項目 2 「❶開かれた議会」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 1 議会報告会・府民意見交換会 の実施 ▪毎年、定期的に府内2ヵ所程度で、議会報告会・府民意見 交換会を開催 ▪特例市クラス(豊中市など)を開催地として、平成24年度 から試験的に実施 維新 みな 2 すべての会議の原則公開 ▪議会運営にかかるすべての会議を原則公開 ▪会議を非公開とする場合は、その理由を開示 維新 無ク 公明 共産 無ク 3 日曜・夜間議会の開催 ▪平日の日中では傍聴できない方のために開催 4 子ども議会(小・中・高)の開 催 ▪子どもの疑問や希望などを聞き取り、府政に反映 ▪府政や府議会、選挙の仕組みなどに関する学習機会 ▪子どもたちの意見表明機会を確保することにより、子ども の権利保障について、広く周知・啓発 公明 5 さらなる情報発信と情報通信 技術(ICT)の推進 ▪会議のインターネット中継を、スマートフォンやタブレッ ト端末でも容易に見ることができるよう改善 ▪議会の情報発信にフェイスブックなどを活用 公明 6 広報委員会の充実 ▪外部専門家委員を入れ、府議会だよりの紙面内容やメディ ア活用などについてアドバイスを得る 公明 7 議会広報の充実 ▪府議会だより、テレビ広報番組等の議会広報は、会派・議 員の発言内容がわかりやすい内容となるよう一層の改善 共産 3 「❶開かれた議会」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 8 議案・資料の事前公開 ▪議案・資料については、事前にできるだけ早く公開 無ク 9 各議案に対する賛否の公開 ▪府議会だよりに各議案に対する会派又は議員個人の賛否を 掲載 ▪府議会ホームページに各議案に対する議員個人の賛否を掲載 みな 議員の執行部への働きかけの 記録化 ▪議員が執行部に対して働きかけたことを記録するとともに 公表 みな 11 委員会の直接傍聴 ▪委員会(議会運営委員会を含む)での直接傍聴を実施 民主 府民 12 府議会だよりの充実 ▪複数ページ化により、重要議案に対する各会派の見解の掲 載や会派ごとのスペース確保など紙面を充実 民主 13 市町村議会との広報連携 ▪市町村議会広報誌に府議会のメルマガのPRを掲載 ▪市町村議会と府議会とのホームページの相互リンク 民主 10 ※上表は、会派からの提案項目について、府議会基本条例の4つの柱に沿い、便宜的に分類したもの 4 「❷適切かつ効果的な議会運営」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 1 議会運営委員会理事会のあり 方の見直しと議会運営委員会 の活性化 ▪理事会は常任委員会の代表者会議と同様に、方向性の決定 維新 までとし、議会運営委員会での議論充実を図る ▪議会運営委員会の正副委員長は、正副議長が務めているが、 このままでよいのか 2 質問時間のあり方 ▪適正な質問時間と、質問時間の厳正化 ▪一般質問における理事者答弁時間の適正化 3 知事との議論のあり方 ▪知事への反問権(内容を限定しない積極的反問)の付与 維新 みな 4 議員間討議の実施 ▪議員提案、議員間討議の積極的実施 維新 5 議長在任期間 ▪議長の在任期間の複数年化 維新 6 議場配付資料・採決の電子化 ▪議場配付資料を電子化し、議員は携帯電子端末機等で閲覧 ▪自席での電子採決、採決記録への連動など同端末機を活用 維新 7 本会議での委員長報告の実施 ▪本会議での採決にあたり、各委員会での審査経過や採決を 尊重する観点から、委員長報告を導入 公明 8 議員の文書質問 ▪議員の文書質問の権利を保障 共産 9 常任委員会の充実 ▪5月定例会、9月定例会後半においても原則として常任委 員会審査を実施 ▪常任委員会は、十分な審査を行えるよう、必要な審査日数 を確保 共産 維新 5 「❷適切かつ効果的な議会運営」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 請願及び陳情等審査の改善 民主 10 ▪各常任委員会での実質審査日の確保 ▪審査にあたっては請願・陳情人の発言機会を確保 ▪継続審査となった請願・陳情は、関係常任委員会で閉会中 実質審査を実施 11 非交渉会派の代表質問の機会 ▪非交渉会派へも年1回の代表質問の機会を保障 共産 みな 府民 12 非交渉会派の一般質問の機会 ▪任期中1回は2月定例会での一般質問の機会を保障 みな 13 非交渉会派の討論の機会 ▪非交渉会派へも議案採決の本会議での討論の機会を保障 共産 無ク みな 府民 14 非交渉会派の議会運営委員会 への参加 ▪非交渉会派へも議会運営委員会へのオブザーバー参加を保 障 共産 府民 15 非交渉会派の決算特別委員会 への所属 ▪非交渉会派の決算特別委員会への所属を保障 無ク 16 複数の常任委員会への所属 ▪複数の常任委員会に委員としての所属を保障 無ク 17 議長への議会招集権の付与 ▪議長への議会招集権の付与について、地方自治法改正の動 向も踏まえつつ検討 みな (注) 共産 (注) 民主は、請願者の発言機会の確保の部分で、共産と同一の提案内容 6 「❷適切かつ効果的な議会運営」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 18 委員会視察におけるグリーン 車使用の取り止め ▪委員会の管外視察において、グリーン車を使用することを 取り止め みな 19 会期日数の増 ▪会期日数を増やし、常任委員会の開催日数を増やすなど審 議を充実 府民 20 審議の充実 ▪重要案件や条例制定に向けた審議にあたっては、議員間討 議などの集中的に審議する機会を増やす 府民 21 議員側と事務局側との意見交 換の場づくり ▪議員側と議会事務局側との、議会運営などに関する改善点 についての意見交換の場づくり 民主 ※上表は、会派からの提案項目について、府議会基本条例の4つの柱に沿い、便宜的に分類したもの 7 「❸監視機能の充実」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 1 予算編成参画型議会 ▪各部予算要求段階から、各会派代表による議員間討議を行 い、議会として予算編成に参画 維新 2 決算審議の見直しと予算編成 への反映 ▪決算特別委員会について、新公会計制度の導入に伴い、各 常任委員会に付託し、専門性の高い審査を実施 ▪監査委員意見書を待たず、予算編成時期に合わせて決算書 類の審査・調査を実施 ▪決算審査に事業点検の要素を盛り込み、次年度予算編成に も反映しうる審査を実施 維新 みな (注) 3 参考人制度の積極的活用 ▪委員会審査において、参考人制度を積極的に活用 維新 4 決算特別委員会での総合的な 議論の保障 ▪決算特別委員会は、審査のための調査期間を確保し、総合 的な議論を保障 共産 5 決算特別委員会のあり方 ▪決算特別委員会のあり方についての検討及び見直し 無ク 6 議員研修の充実 ▪議員研修の充実に向けて前期答申を速やかに実行 無ク 7 委員会重視の議会運営 ▪常任委員会の監視機能のさらなる強化に向け、構成委員数 など委員会のあり方について検討 民主 8 閉会中の委員会の常時開催 ▪1~2ヵ月に1回程度、部局の事務事業執行状況の聴取な どの活動を実施 民主 (注) みんなの党は、各常任委員会での決算審査の部分で、維新の会と同一の提案内容 ※上表は、会派からの提案項目について、府議会基本条例の4つの柱に沿い、便宜的に分類したもの 8 「❹政策立案機能の充実」に関する提案概要 項 目 概 要 会派 1 政策機能の強化 ▪各会派において、政務調査費を用い、外部人材を積極的に 活用(弁護士、公認会計士、税理士、学識経験者等の委嘱。 調査研究補助職員の雇用など) 維新 2 決算特別委員会の審査に事業 評価・政策提言を導入 ▪決算特別委員会において、9月に執行部が提出する過年度 分の主要施策調書(事業経過・効果・課題等)をチェックし、 知事への政策提言を実施〔次年度予算への反映〕 公明 3 常任委員会で事業評価・提言 を実施 ▪常任委員会において、9月に執行部が提出する現年度分の 主要施策調書(事業経過・効果・課題等)をチェックし、12 月に知事へ提言書を提出〔現年度分の中間チェック〕 公明 4 主要事業の予算執行調査の実 施 ▪上記3のため、議会事務局において主要事業の予算執行調 査を実施 公明 5 大学とのパートナーシップ協 定の締結 ▪議会側は教授らの専門知識や学生の感性を吸収し、大学側 は学生に実際の議会についての学習機会を提供 公明 6 無線LAN環境の整備 ▪調査研究活動の効率化に向けた環境整備 公明 7 議会事務局スタッフの充実 ▪非交渉会派への割当を含めた議会事務のスタッフの充実 無ク 法務・調査部門の充実 ▪政策法務担当職員の充実 ▪法科大学院などとの連携 無ク みな 府民 8 (注) みんなの党、府民クラブは、政策法務担当職員の部分で、無所属クラブと同一の提案内容 (注) 9 「❹政策立案機能の充実」に関する提案概要 項 目 9 政務調査担当秘書制度の導入 概 要 会派 ▪政務調査を担当する秘書制度の導入 民主 無ク 10 議会事務局のプロパー職員の 採用 ▪議会事務局の独立性を高めるため、議会プロパー職員を採 用 みな 11 海外視察の再開 ▪議会としての海外行政視察の再開 ▪知事の海外視察への議会代表の同行 府民 12 会派担当職員の割当て方法の 見直し ▪議員数に応じたパーヘッド方式から、例えば均等配当分と 人数配当分の組合せによる方法などへの変更 (派遣職員のあり方も再検討) 民主 13 大学との交流 ▪単位制のインターンシップにより学生を受け入れ、各会派 の政務調査活動などを体験 ▪議員が大学で受講、あるいは講師として参加 民主 14 議会事務局職員の人事交流 ▪他の都道府県議会の事務局との職員の人事交流を実施 民主 ※上表は、会派からの提案項目について、府議会基本条例の4つの柱に沿い、便宜的に分類したもの 10 前期協議会の答申項目一覧 ➊ 開かれた議会 ➋ 適切かつ効果的な議会運営 ▪議員フォーラム・シンポジウムの開催(➍との重複項目) ▪パブリックコメントの活用(➍との重複項目) ▪傍聴人への規制の見直し ★傍聴人閲覧用の議場配付資料の配置 ▪聴覚障がい者への手話通訳の拡充 ▪採択請願の措置状況の調査・公表(➌との重複項目) ☆事務局に届いた府民意見の議員への提供(➍との重複項目) ★情報公開審査委員会の見直し ☆協議・調整の場の協議事項のHPへの掲載 ▪先例集の作成 ▪議長への議会招集権付与の自治法改正の要望 ★改選後における議会構成の早期化 ★特別委員会の弾力的設置 ➌ 監視機能の強化 ➍ 政策立案及び政策提言 ▪決算委員会のあり方の見直し(当面の課題解決に向けた検 討、行政監視委員会機能の付加、審査結果の翌年度への反 映手法の検討) ▪行政執行のチェック機能充実のための事務局サポートの検討 ★議員研修の充実 ★職員の専門研修の実施(➍との重複項目) ▪職員の議案調査機能のあり方の検討(➍との重複項目) ▪予算権の強化 ▪人事権の強化(➍と重複項目) ▪他県の議会事務局と連携した職員採用(➍との重複項目) ▪議会事務局長の役割・権限の強化(➍との重複項目) ▪法務・調査部門の体制充実(➍との重複項目) ★衆議院法制局への職員の研修生派遣(➍との重複項目) ★会派運営補助スタッフのあり方の検討(➍との重複項目) ★法務担当職員の専門的スキルの向上 ▪法令審査ニーズに対応できる組織づくり ☆議会図書室の積極的活用 ▪政策担当の公設秘書の制度導入に向けた国への働きかけ ▪政務調査費の複数年度会計の制度導入に向けた国への働き かけ ▪会派の政策調査・立案専任スタッフの充実に向けた手法の 検討 ★議会活動としての議員連盟及び議員同好会の概念整理 ☆議員への情報提供ツールの整備 (注1)★印の項目は、現時点で「実施済み」のもの (注2)☆印の項目は、現時点で「方向性整理済み」であり、 実施に向け準備中のもの 11 第4回~第6回会議までの仕分け結果 ★「❷適切かつ効果的な議会運営」、「❸監視機能の充実」及び「❹政策立案機能の充実」 の各テーマの提案項目等について、今後の協議にあたっての優先順位付けを行うため、 「短期的課題」(注1)又は「中長期的課題」(注2)の仕分けの議論を行った結果、以下の7項目 を「短期的課題」として抽出 (※ このほかに「予算編成参画型議会」など仕分け保留中の項目あり) テーマ番号 ❷ ❸ ❹ 項 目 (1)質問時間のあり方 概 要 (2)知事との議論のあり方 ▪適正な質問時間と、質問時間の厳正化 ▪一般質問における理事者答弁時間の適正化 ▪知事への反問権(内容を限定しない積極的反問)の付与 (3)議員間討議の実施 ▪議員提案、議員間討議の積極的実施 (4)審議の充実 ▪重要案件や条例制定に向けた審議にあたっては、議員間 討議などの集中的に審議する機会を増やす ▪委員会審査において、参考人制度を積極的に活用 (5)参考人制度の積極的活用 (6)行政執行に対するチェック 機能の充実 (7)人事交流による職員の資質 向上 ▪行政執行に対するチェック機能の充実(議会事務局のサ ポートの検討) ▪他の都道府県議会の事務局との職員の人事交流の実施 ▪人事交流等による職員の資質向上など、議会事務局職員 の議案調査機能のあり方の検討 (注1)ここでの「短期的課題」とは、委員間で改革の方向性を共有でき、具体化の目標時期を今年度中または来年度当初を 目途と設定し、今後、制度設計イメージなどの具体化に向けた議論を深めていくことで合意したものを言います。 (注2)ここでの「中長期的課題」とは、改革の方向性は一致しているものの、その実現に向けては様々な課題を解決していか なければならないものや、委員間で意見が分かれ、時間をかけて議論していくべきとの判断に至ったものを言います。 12
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