入出力管理 オペレーティングシステム 12/20/07 入出力装置の大分類 ディスク ブロック単位に入出力 固定長データが多い ブロックデバイス 端末(ディスプレイ,キーボード) 文字単位に入出力 任意長のストリーム キャラクタデバイス,ストリームデバイス 入出力管理の目的 多種多様な入出力装置 制御するプログラムが異なる 装置を変更すると,利用者のプログラムも変更 無理! 利用者のプログラムからは,同じような手順で利 用できるようにする 統一された操作モデル 装置の変更の影響を受けない デバイス ドライバ デバイスドライバ(1) 入出力装置を制御するプログラム 入出力装置ごとに異なる 入出力装置の追加 対応するデバイスドライバをオペレーティング システムに追加 利用者のプログラムは変更なし デバイスドライバ(2) 入出力の効率化を図る 例 ディスク装置へのアクセス ヘッドのシーク時間を最小化するような 順序に,アクセスの順序を変更 入出力の効率化 入出力の効率化(1) 入出力装置の動作は,CPUよりも遅い いろいろな工夫 入力の場合,その時点で 入出力の効率化(2) 必要入力データだけでなく, ブロッキング 将来必要になるかも知れな いデータも読み込む (先読み) 大量の小さなデータは,まとめて大きなデータと して入出力を行う 例 磁気テープ装置 テープの速度が一定になるまで待つ テープ自体(メディア)の効率的利用 入出力の効率化(3) バッファリング このような働きをするも のをバッファと呼ぶ 割込み参照 利用者のプログラムの出力データ メモリに書き込む 別のプログラムが,メモリから出力装置に送る 入力データ 必要になるより前に,メモリに読み込む 入出力の効率化(4) キャッシング プログラムが入出力したデータ 装置に送るだけでなく,メモリにも格納しておく 再度,そのデータを入力する必要が生じたと きは,メモリのデータを用いる ディスクの入出力(ディスクキャッシュ) 本来は,CPU内の高速メモリと主記憶の間で用 いられていたことに対する用語 入出力の効率化(5) ファイルへの書き込 みが終了すれば, 出力も終了 (場合により,プログ ラムは終了) スプーリング 本来はバッチ(一括)処理 遅い入出力装置の 制御をスプーラに任せる 出力データは装置に送るのではなく,ファイルと して書き出す スプーラと呼ばれる独立したプログラムが,それ を装置に送る 入力データもあらかじめ読み込み,ファイルとし ておく 接続規格 パソコンの入出力装置の接続方法 IDE 最大4台の内蔵ディスクを接続 CD ROMなども可能 共通仕様 ATA(AT Attachment interface) SCSI “スカジー”と読む 汎用接続規格 最大8台までの機器をディジーチェーンで接続 実際は7台 接続ケーブルの末端にターミネータをつける パラレル インターフェイス 複数のビットを並行して(同時に)転送 プリンタで利用される(されていた) 出力データだけでない USB 汎用接続規格 最大127台まで 電源を入れたままで接続・切離し可 ホットプラグ 低速・中速機器 USB2.0で高速機器をサポート IEEE 1394 (1) IEEEは“アイ トリプル イー”と読む いろいろな規格がある IEEE802.11a/b/g 無線LAN SCSIの後継規格 FireWire (アップル) i.LINK (ソニー) IEEE 1394 (2) デジタル機器同士だけで接続可 パソコン不要 DV端子 最大63台 ホットプラグ 演習問題 省 略
© Copyright 2024 ExpyDoc