第一回論文ゼミ G99P039-1 河合 祐貴 取り上げた論文 1997年度卒業論文 MBone上の音声通信を利用した ネットワーク特性の測定法 会津一寛 研究の背景と目的 リアルタイムなマルチメディアデータ通信 技術が求められる中、MBoneが注目され ている しかし客観的に評価する術がない 通信状況を測定し、 MBone通信における特性や問題点を 明確にすることを目的とする MBone virtual Multicast Backbone On the interNEtの略 リアルタイムのマルチメディアデータをイン ターネット上で配信およびアクセスできる ようにする技術 ユニキャスト マルチキャスト マルチキャストの問題点 グループへの参加と離脱 通信の信頼性 受信者ごとの異なる環境 測定方針 圧縮を行わない音声データを使用 3地点でマルチキャストパケットを 送受信させる それぞれの通信速度とジッタを測定する 測定環境 早稲田大学内ネットワーク 1.5Mbps 筑波電子総合 技術研究所 ftp.cfi. waseda.ac.jp mbone.imnet.ad.jp Internet goto-gw 後藤研究室 測定用マシン 武蔵野ソフトウエア研究所 通信速度(武蔵野ソフト研送信64kbps) 通信速度(筑波電総研送信40kbps) 通信速度(後藤研究室送信40kbps) 筑波電総研から後藤研へのジッタ 武蔵野ソフト研から筑波電総研への ジッタ 考察 受信レートが一定にならない パケットロス ジッタの影響 後藤研究室で受信した時の通信速度が 他の2地点を下回っていた 分岐点のルータから後藤研究室までの 回線がボトルネック まとめ 輻輳を検出することができた マルチメディアの品質を維持するために は、パケットロスやジッタの影響を抑える 必要がある マルチキャストを利用し、複数の計測点の 通信状況を重ね合わせることによって、 MBone通信における回線の性質を明確に することができる
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