関西電力 ～脱原発の可能性を考える～ アカデミー５班 ２年 １年 小松 鎌田 亀井 山田 山本 拓矢 （大東・現代経済） 紗知 （東洋・総合情報） 柚花 （大東・国際関係） 真理恵 （大東・外国語） 悠貴 （日本・経済） 目次 １．企業概要 ２．関西電力の需要・供給 ３．関西電力の現状 ①冬の節電期間 ②原発が停止した過程 ③火力・水力発電所を今まで通りに 働かせたらどうなるか ④自家発電 ⑤揚水発電の今 ⑥埋蔵電力について ４．考察・展望 ５．参考文献 １．企業概要 会社名 関西電力株式会社 設立 １９５１年５月１日 資本金 ４,８９３億円 売上高 ２兆４,７５９億円 経常利益 ２，０２４億円 従業員数 ２２,２０７名 ２０１１年３月３１日現在 ２．関西電力管内の需要・供給 １年間で発電方式の割合が大きく変化 関西電力の供給 ２０１１年１２月 発電方式別の比較(２０１０年１２月) 新エネル ギー 0.05% 融通量 21.46% 水力 6.22% 原子力 43.53% 発電方式別の比較(２０１１年１２月) 新エネル ギー 0.02% 火力 28.73% 融通量 28.50% 水力 5.10% 原子力 8.92% 火力 57.46% ２．関西電力管内の需要・供給 関西電力の供給 ２０１２年１月 発電方式別の比較(２０１１年１月) 新エネル ギー 0.05% 発電方式別の比較(２０１２年１月) 新エネル ギー 0.05% 融通量 23.72% 融通量 30.21% 火力 32.23% 水力 5.01% 火力 60.17% 原子力 38.99% 水力 4.69% 原子力 4.87% ２．関西電力管内の需要・供給 ピーク時の電力使用率 12月19日～1月31日 95 90 90 86 87 85 85 81 81 80 80 81 80 79 81 80 78 75 75 81 87 87 86 85 81 81 80 77 80 71 78 77 75 74 75 87 80 79 78 87 84 83 82 88 ％ 72 72 12/19 12/20 12/21 12/22 12/23 12/24 12/25 12/26 12/27 12/28 12/29 12/30 12/31 1/1 1/2 1/3 1/4 1/5 1/6 1/7 1/8 1/9 1/10 1/11 1/12 1/13 1/14 1/15 1/16 1/17 1/18 1/19 1/20 1/21 1/22 1/23 1/24 1/25 1/26 1/27 1/28 1/29 1/30 1/31 70 90 ピーク時の電力使用率 2月1日～2月29日 93 95 89 89 90 90 86 85 86 87 88 87 86 83 85 80 80 80 77 80 78 81 80 77 87 82 80 80 77 76 75 ％ 70 2/1 2/2 2/3 2/4 2/5 2/6 2/7 2/8 2/9 2/10 2/11 2/12 2/13 2/14 2/15 2/16 2/17 2/18 2/19 2/20 2/21 2/22 2/23 2/24 2/25 2/26 2/27 2/28 2/29 ２．関西電力管内の需要・供給 今の電力供給状況では需要はまかなえている！ ピーク時の電力使用率（３月１日～３月２０日） 95 90 85 87 81 82 80 80 79 77 78 80 89 86 82 82 76 76 3/10 3/11 82 83 81 81 77 73 75 70 65 60 3/1 3/2 3/3 3/4 3/5 3/6 3/7 3/8 3/9 3/12 3/13 3/14 3/15 3/16 3/17 3/18 3/19 3/20 ３．関西電力の現状 ①冬の節電期間 今年の冬の節電目標には達していない 冬の節電期間の概要 節電期間 年末年始の１２月２９日～１月４日を除く ２０１１年１２月１９日～ ２０１２年３月２３日 平日午前９時～午後９時が対象 節電目標 昨冬比１０％ 強制力を伴う電力使用制限令は発令されていない 節電効果について ２０１１年１２月１９日～２０１２年２月２０日の節電効果は 5.2％ 今冬の節電について午前９時台で約５％、午後６時台で約 ４％と発表している ３．関西電力の現状 ②原発の停止した過程 管内すべての原発が停止 昨夏(8月) 11機中４機が稼働中 現在 全原発が停止 2011年11月25日 高浜発電所２号機 定期検査のため停止 定格電気出力８２、６万ｋｗ 2011年12月8日 美浜発電所2号機 2011年12月16日 大飯発電所2号機 2012年2月20日 高浜発電所3号機 トラブルのため停止 定格電気出力５０万ｋｗ 定期検査のため停止 定格電気出力１１７、５万ｋｗ 定期検査のため停止 定格電気出力８７万ｋｗ ３．関西電力の現状 ③火力・水力発電所を 今まで通り働かせたらどうなるか 今年の冬の最大需要２４５０万ｋｗに対して 今年の 冬の最大需需要に対してかなりのkwが足りない １１６５万ｋｗ足りない 新聞の記事によると・・・・・・・・・ ①火力電力の供給力は１６９０万ｋｗ、その内の約３７％（2011年2 火力発電所がフルで動いていることにより 月）使っていた。 電力は成り立っている。 火力での供給 ６２７万ｋｗとする。（2011年2月当時の供給量 火力発電所が止まってしまうと電力が逼迫 ②水力電力の供給力は８１９万ｋｗ、その内の約１０％（2011年2 してしまう。 月）使っていた。 実際火力発電と水力発電を原子力発電所が動 水力での供給量 ８４万ｋｗとする（2011年2月当時の供給量） いていた時と同じ供給量で動かすとどのくらい ①、②に他社や企業からの受電量５７５万ｋｗ（2012年1月）を加え 足りないのか？ ると、１２８６万ｋｗになる ３．関西電力の現状 ④自家発電 関西電力管内の企業には自家発電の努力をしている企業がある アサヒビール ガス式のコージェネレーション設備 発電能力約6500kw 工場全体の使用量の約70％ 関西電力に8750kwの電力を売る。 コニシ 自家発電能力77万kw 原発1機分に相当する電力 神戸製鋼所 自家発電能力53万kw 関西電力に電力を売っているのか不明 ワコール 太陽電池パネル2400枚設置 総出力は500kw 年間電気使用量の3分の1を補う ３．関西電力の現状 ⑤揚水発電の今 昨夏と同様、今冬を乗り切るためには揚水発電が不可欠である 揚水発電による供給量が ピーク時の供給量にどれくらい 含まれているのか？ ３．関西電力の現状 ⑤揚水発電の今 不足分を揚水発電54.6万ｋｗの足しにできる ９７万Kw不足 2336万Kw 2239万Kw 揚水発電 合計491.6万Kw中 今後さらに 昨夏の発電量432万Kw 54.6万Kw発電量を 今冬の発電量437万Kw 増やすことが可能 ＝5万Kw増加 最大需要電力 供給能力 供給力 ４．関西電力の現状 ⑥埋蔵電力について 埋蔵電力を有効活用出来たら原発を止めて も十分な供給が確保できる 約6,000万kW 日本全国の 自家発電能力 稼働率 46％ 埋蔵電力 約3,240万kW ４．関西電力の現状 ⑥埋蔵電力について 埋蔵電力を有効活用出来たら原発を止め ても十分な供給が確保できる 供給能力 3889万kW 最大需要電力 2450万kW 原発を除く供給能力 2239万kW 211万kWの不足分は 埋蔵電力で賄う！ ５．考察・展望 脱原発は可能 揚水発電の利用 企業の努力 埋蔵電力の利用 埋蔵電源の有効活用をする 日本全国の自家発電能力は約6,000万kW その稼働率は46％ つまり、約3,240万kWの埋蔵電力がある ５．参考文献 ・関西電力HP http://www.kepco.co.jp/ - 24k ・「原発の深い闇」「原発がなくても電力は足りる」 出版: 宝島社 ・読売新聞 ・日本経済新聞
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