スライド 1

MAXI 3周年シンポジウム 理研 2013年3月13日
コンパクト星連星の多様性と進化
MAXI
MAXIの観測装置
6カメラの視野
Gas Slit Cameras (GSC)
Xe比例計数管
2—30 keV; 12台で5350 cm2
SSC-HZ
X線 CCD
GSC-Z
16 chips
80cm
x2 カメラ
107cm
H
185cm
1.5deg (FWHM) slit
6カメラの視野
160 deg
GSCで用いた比例計数管をロビーに展示してあります。
2
MAXIは、
 「きぼう」船外実験棟に取り付けられた「全天X線監視観測装置」
 3年半にわたり順調に観測を継続中.
 2012年2月からはMAXI がX線バンドでは世界唯一の監視装置と
して世界の天文学者に広く利用.
約300個のX線天体の変動を監視観測.
ブラックホール, 中性子星, 活動銀河等の長期変動の観測.
MAXIは3.5年で10個のX線新天体を発見.
銀河系内の超新星等の広がった高温度領域の観測.
活動的な星のスーパフレアを月約1個余りのレートで検出.
・ X線, 光, 赤外, ガンマ線と詳細追観測がなされ多くの論文創出.
・ MAXI サイエンスニュースとして一般に広報. 現在45報.
ウェブ: http://iss.jaxa.jp/kiboexp/ef/maxi/news.html
3
国際天体発見電報(Atel)への貢献
MAXI の打ち上げ後,天体発見電報は50%ほど増加.
MAXI の発見電報のほか、その追観測をX線, 光, 赤外, 電波
ガンマ線などで行った速報が増えている.
月当たりの天文電報数
MAXI 打上げ
80
400件中
100件はMAXI
Swift 打上げ
60
増
加
40
20
0
発表された年
4
読売新聞 2013.2.23.
太陽のように光り輝く恒星は、そのエネルギーを失うにつれて、自らの重さ
に耐えられなくなり、超新星爆発と呼ばれる現象を起こすことがある。しか
し、今回見つけたものは、通常の超新星爆発の100倍の規模で、銀河の
中で10万~100万年に1回程度しか起きない珍しい現象だという。
(2013年2月23日14時41分 読売新聞)
5
はくちょう座に“極”超新星
の痕跡を発見
2013.2.22.記者レク
“Is the Cygnus Superbubble a Hypernova Remnant?”
「はくちょう座巨大バブルは極超新星残骸か?」
X-3
X-2
X-1
網状星雲
X線強度(毎秒のカウント数)
Kimura et al. PASJ 2013年2月25日号
Fe
Ne
熱的プラズマ
300万度
Mg
1.0
2.0
X線エネルギー(キロ電子ボルト)
白線で囲んだ馬蹄形部分が白鳥座の高温度領域である。白鳥座のX線源Cyg X-1 (a), Cyg X-2
(b), Cyg X-3 (c)、そして白鳥座の網状星雲 (d)。白鳥座の北十字星の位置を黄色で示してある。
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X線で見える馬蹄形の高温ガスの構造は半径11度の広がり、つまり、半径約1000光年のバブル状
の構造で、可視光では見えない。地球からの距離は5500光年程度、ガスの温度は300万度。
GSC全天マップ 3yrs
2nd catalog Hiroi in prep
7σ以上で500天体を検出!(0.6mCrab)
GSC 6cm2で各点500ks(6日)、Ginga LAC 4000cm2で750s7
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MAXI J0158-744
MAXI-GSC
Swift による追観測
Swift-XRT のイメージ
T = 0.54 日後
X線 (0.3 – 5 keV)
発見時
MAXI-SSC
T = 200 秒後
MAXI-SSC
T = 1300 秒後
白色矮星 と Be星の
連星で 新星爆発?
Be X線連星パルサー(パルス周期103s)
A0535+262のX線光度曲線
(軌道周期=111.1日)
2008年09月
2009年08月
2010年08月
2011年11月
111日周期、115日周期 の 2種類のアウトバースト。
ジャイアントアウトバーストはプリカーサー付き、位相もずれる。
一体、どんなガス配置?
LMXBトランジェント4U 1608-52
Soft
Hard-low
Soft
Hard-high
Swift-BAT
MAXI-GSC
Hard-high
BAT/GSC
15-200 keV 2-10 keV
3-states
09.8.14
どうやってこんな光度曲線を作る?
12.3.1
ポスター発表
ロビーに掲示
海老沢 研 MAXIアーカイブ
廣井 和雄 MAXI 3年カタログ
MAXI GSCの全天画像、SSCの全天画像
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