需要点,供給点,辺容量を持つ木 の分割アルゴリズム 西関研究室 7671 川端 真生 研究背景 • 電力配送問題 – 供給点はどの需要点にどれだけの電力を送れば よいのか – 送電線には送電量の制限がある 2 分割問題 需要点 発電所 送電線 3 分割問題 需要点 供給点 供給可能な 量 必要な電力 4 分割問題 需要点 供給点 辺容量 供給可能な 量 必要な電力 辺容量 辺を除去し, いくつかの連結成分に分割 供給点 需要点 5 分割問題 13 18 15 辺容量 供給点 需要点 18 各成分にちょうど1つの供給点 供給量は需要量の合計以上 辺容量を超えない 6 最大分割問題 辺容量 供給点 需要点 分割を考えたとき 分割はない 電力が供給される需要量を最大にする 7 最大分割問題 8 17 8+17+8+16 8 16 =49 辺容量 供給点 需要点 電力が供給される需要量を最大にする 8 研究結果 既存の研究 (辺容量を考えない) 自分の結果 (辺容量を考慮) 一般 NP完全 NP完全 木 線形時間 線形時間 木 NP困難 擬多項式時間アルゴリズム FPTAS (完全多項式近似スキーム) NP困難 擬多項式時間アルゴリズム FPTAS グラフ の形 分割問題 最大分割問題 9 FPTAS(Fully Polynomial-Time Approximation Scheme) • 完全多項式時間近似スキーム • OPT:最適解 P:近似解 • 誤差 計算時間 10 まとめ • 分割問題 – 木に対して解く線形時間アルゴリズム • 最大分割問題 – 木に対して解く擬多項式時間アルゴリズム – 木に対して解くFPTAS 11 今後の課題 • グラフの形を限定した場合 – 木より広いグラフのクラス • 計算時間量の短縮 – FPTAS 12 13 予備スライド 14 直並列グラフ 分割問題アルゴリズム • 線形時間で解ける • 子がすべて葉である点に対して操作を行う. – 子が葉である点が需要点or供給点 – 葉が需要点or供給点 16 分割問題 例 17 最大分割問題アルゴリズム • 木Tの葉から根に対してDP(動的計画)法を適 用する. • 擬多項式時間アルゴリズムである. 18 最大分割問題アルゴリズム 部分木がある需要量が 供給されたときの 余裕量 不足量 を計算する 5 8 4 3 15 16 20 7 20 9 7 7 6 9 8 10 1 14 15 7 10 5 4 4 2 19 FPTAS • 擬多項式時間アルゴリズムを変更する. • 満たされる需要量を ずつ計算する. t ε md 2n md : 最大の需要量 20 アルゴリズム(工夫) • 分割問題 – 場合分けの操作方法の拡張 • 最大分割問題 – 実際の余裕量と不足量を求める関数 21 最大分割問題アルゴリズム 22
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