コンピュータⅡK 効率的なプレゼンテーション方法の 学習 第7回(11月24日) Agenda 1. 諸連絡 2. 本日の授業①:プレゼンテーション内容の構成(2) 3. 本日の授業②:プレゼンテーションの仕方 4. 第1回プレゼンテーションの課題 1 1.諸連絡 次回(12月1日)の授業はグループ・プレゼンテーションになります。 教育実習や介護実習、就職活動等で予め欠席が予定されている方は 申し出てください、 欠席する場合は別の日の始業前もしくは休み時間に実施します。 (プレゼンを行わない場合は成績は差し上げられません) 無断欠席の場合は、評価点は0です。 2 2.プレゼンテーション内容の構成(2) プレゼンテーションにおける論理構造の表現方法 一つのスライドの中では論理の展開方向は以下の二つの パターンで表現します。 バーティカル・ロジック 論理の展開方向 ホリゾンタル・ロジック 論理の展開方向 3 2.プレゼンテーション内容の構成(2) バーティカルロジック展開の例 結論 紫外線は怖い (理由) 1. 皮膚がんの可能性を高める。 2. 皮膚の免疫機能を低下させ、感染症にかか りやすくなる。 理由 3. 白内障などの目の障害を起こす 4. シミの原因になる 4 3.プレゼンテーション内容の構成(2) ホリゾンタル・ロジック展開の例 紫外線は怖い 対策が必要 (理由) (対策例) 1. 皮膚がんの可能性を 高める。 2. 皮膚の免疫機能を低 理由 下させ、感染症にかか りやすくなる。 3. 白内障などの目の障 害を起こす 4. シミの原因になる 1. 赤ちゃんや子供の うちにしっかりガー ドする。 結論 2. 大人も日除け対策 を行う 5 3.プレゼンテーションの仕方 (参考)プレゼンテーション実施までの全体像 1. 目的の明確化 2. プレゼンテーションの持ち時間、所要時間、場所、発表スタイル、聴衆など の基本情報の確認 3. プレゼンテーション内容の概要決定 4. プレゼンテーション内容の詳細決定 5. プレゼンテーション資料の作成 6. プレゼンテーションにおける口頭発表内容決定 7. プレゼンテーションのリハーサル 今日の授業内容 8. プレゼンテーション資料訂正 9. プレゼンテーション本番 6 3.プレゼンテーションの仕方 3-1.プレゼンテーションにおける時間配分 経験上、以下のような時間配分が望ましい オープニング • 最初の挨拶 (つかみ) • プレゼンテーション の趣旨説明 序論 本論 結論 質疑応答 クロージング • 終了の挨拶 プレゼンテーション本体 (時間配分) 1:5:2: 2 (2~3分程度) (2~3分程度) 質疑応答の所要時間は プレゼンテーション本体の 20%~30%程度が必要 7 3.プレゼンテーションの仕方 3-2.プレゼンテーションの口頭発表技術(1/4) ・ 伝えるポイントを絞る! ・ 冒頭で聴衆の心を「つかむ」! ・ プレゼンテーターの数はできるだけ少数で! →当授業ではその講義の性格上、学生全員にプレゼンを行ってもらう が、通常はせいぜい、2人程度 ⇒ 落語はプレゼン 8 3.プレゼンテーションの仕方 3-2.プレゼンテーションの口頭発表技術 (2/4) ・ 短いフレーズで語る →句読点を意識する ・ 接続語を上手に使う →聴衆が話の流れを予測できるようにする 「たとえば」「つまり」「したがって」「しかし」「第一に・・・」 9 3.プレゼンテーションの仕方 3-2.プレゼンテーションの口頭発表技術 (3/4) ・態度 - アイ・コンタクト →聴衆を一人一人順番に見つめる ただし、キー・パーソンには特に頻繁にアイ・コンタクトを行うこと - 話すスピードに緩急をつける →強調したいところはゆっくりと! - 沈黙を上手に取り入れよう →逆に聴衆をひきつけることができる - 声にも強弱をつける 高い声/大きい声:強調したいとき 低い声/小さい声:注意を喚起したいとき 10 3.プレゼンテーションの仕方 3-2.プレゼンテーションの口頭発表技術(4/4) ・ 質疑応答について - プレゼンテーションの冒頭で、質問を最後に受け付けるか、適宜受け付けるか 明確にしておく - 質問をしっかり聴き、質問の意図を考える →純粋な質問/反論 - 質問を要約し、相手の質問内容を確認する →「つまり質問は~でしょうか」 - 質問に答える →「いい質問ですね(質問をほめる。) それについては~です。」 - 答えを確認する →「これで回答になっているでしょうか」 11 3.プレゼンテーションの仕方 3-3.プレゼンテーション発表準備 ・ 最初のうちはプレゼンテーションの各スライドについて発表原稿を作りま しょう。 12 3.プレゼンテーションの仕方 3-3.プレゼンテーション発表準備 原稿作成のツール(1/2) ・この部分に原稿を 書き込むことが出来 る ・ここの部分も一緒に 印刷できる (“ノート”で印刷) 13 3.プレゼンテーションの仕方 3-3.プレゼンテーション発表準備 原稿作成のツール(2/2) ・ スライド1枚ごとにカードに原稿を書くのも有効である スライド ① スライド ② スライド①原稿 カード使用のメリット 1.話すポイントが整理される 2.カードを見ながら 発表しても比較的 目立ちにくい スライド②原稿 14 3.プレゼンテーションの仕方 3-4.リハーサル (1/3) ・ 必ず、リハーサルは行いましょう。 -実際のスライドを使いながら、声を出して発表する -仲間や先生、上司に聞いてもらい、改良点などのコメントをもらうとよい -一人のときには鏡などを使って行ってもよい。 -できれば原稿を見ないでも発表できるように暗記すること 15 3.プレゼンテーションの仕方 3-4.リハーサル (2/3) ・ 言葉だけでなく、態度(アイコンタクト、声の強弱、間の取り方)などについ ても本番と同じようにリハーサルを行う 16 3.プレゼンテーションの仕方 3-4.リハーサル(3/3) ・ もし可能ならば、会場確認を行う - 広さ - 明るさ - 機器 - マイクの有無 など 17 3.プレゼンテーションの仕方 3-5.本番に対する心構え - 聴衆が主役、聴衆が正しく理解してくれるかどうか確認しながらプレゼン テーションを行う - 80%の出来を目指す - 時間厳守 18 4.プレゼンテーションの課題 (1/9) - 今回の狙い - - プレゼンテーションの作成に慣れること - 全体ストーリーをいかに作成するか - 各ページをどう整合させるか - 全体として、どうプレゼンテーションの質を向上させるか 個人のプレゼンテーションスキルの向上 - 前回、指摘されたことのうち、少なくとも1つは、スキル向上が 図れるように心がける 19 4.プレゼンテーションの課題 (2/9) - 課題のトピックから一つ選び、プレゼンテーションを行ってください。 -- 発表日は12月1日(月)です。 20 4.プレゼンテーションの課題 (3/9) プレゼンテーション(口頭発表)について 1. プレゼンテーションの表紙ページに学生番号と氏名を記入しておくこと⇒評価のため、重要です! 2. 授業開始前までに発表ファイルを講師までメールで送付すること 3. 発表時間は 1時限:1人10分 2時限:1グループあたり15分 とします。(超えた場合は、終了してもらいます) 4. 当日、発表前に発表ファイルを2部、印刷し、提出すること 1枚の紙にスライド6枚分を印刷してください。 (1部にはコメントをつけて、返却します。) - メールのタイトル:C3_氏名_発表1_番号 - ファイル名:C3_氏名_Presentatoin1.ppt (2時限のクラスはC3->C4とすること) - プレゼンテーションファイルの表紙にはメンバー全員の氏名・学生番号を書くこと - 提出先: [email protected] 21 超重要! 4.プレゼンテーションの課題 (4/9) プレゼンテーション(口頭発表)時間の厳守について 1. 発表順は来週冒頭発表します 2. 遅刻厳禁です。 名前が呼ばれたときいなかったら、スキップとし、 減点の対象となります。 3. 「次の班、準備を始めてください」と声をかけてから、終了するまでが 持ち時間とします。 (時間は計測しています)。 制限時間を過ぎたら、途中でも終了とします。 (その場合、減点の対象になります) 22 超重要! 4.プレゼンテーションの課題 (5/9) プレゼンテーション(口頭発表)時間の厳守について 1. 授業の最初に発表順番を発表します。 2. 奇数番・偶数番は右下の場所で発表ファイルを開きます。 3. 前の人が発表を行っている間、ファイルをすぐに映し出せるように 準備してください。 教卓 4. プロジェクターのコードを各PCにつなぎ変えて 発表が迅速に交替できるようにします。 フ フ 偶 奇 準ァ発 備イ表 ル 前の人がプレゼンを 行っている間に発表 スライドを、あらかじめ、 1 準備しておく!! 版 番 数 番 準ァ発 備イ表 ル フ 準ァ発 備イ表 ル 4 5 23 4.プレゼンテーションの課題(6/9) 課題 ・産経新聞のサイトhttp://www.sankei.com/から 「くらしナビ」と検索し、そこに列挙される内容から 一つ選び、内容をまとめて発表してください。 ・さらにネット検索を行い、内容を適宜追加してください。 ・自分たちの意見を追加してもよいです。 URL: http://www.sankei.com/ (ここの右上の検索ボックスで「くらしナビ」と入力して検索) コンテンツ例→たとえば、以下の内容を盛り込んでみてください。 夏場の尿酸値上昇に注意 水分補給、正しい食生活を プリン体摂取抑制の重要性 痛風の危険性 プリン体を多く含む食べ物 プリン体の摂取量の上限、調理方法の工夫 運動療法 関連書籍・Webサイト 24 【参考】「くらしナビ」検索(1/2) 産経新聞トップページ http://www.sankei.com/ 「くらしナビ」と入力して 検索 25 【参考】「くらしナビ」検索(2/2) くらしナビに 関する記事の 一覧が取得される 26 4.プレゼンテーションの課題(7/9) プレゼンテーションの構成(例) 1.表紙 ・題名 ・発表日時 ・番号 ・発表者の学生番号/氏名 2.目次 3.内容(1) 各スライドにメッセージを必ず入れること 4.内容(2) ・ ・ ・ (前回の授業を参照のこと) N.まとめ 27 4.プレゼンテーションの課題(8/9) 課題を早く済ませるコツ(私の経験から・・・) 本日中に、プレゼンテーションの構成(メインテーマ、ストーリーライ ン)を決定し、作成にとりかかりましょう。 作成後、時間を置いてからファイルをレビューするとともにリハーサル を行ってみましょう。 28 4.プレゼンテーションの課題(9/9) ~他の方のプレゼンテーション評価 次週は自分の発表のほか、他の方の発表を聞き、評価を行います。他の方の 発表を評価することで、自分のスキル向上の役立てます。 評価のポイントを以下にあげます。 (1)発表内容の、スライドへの表現スキル <例>・内容の構成(論理的な構成になっているか、理解しやすい構成か) ・パワーポイント表現技術:色づかい、字の大きさ、図形や写真などの 視覚的イメージの活用 (2)口頭発表の状況 <例>・落ち着いて発表できているか、わかりやすく話しているか ・原稿をそのまま読んでいないか、聴衆が理解しているかどうか 確認しながら、発表しているか、アイコンタクトは充分か ・身振りや手振り 29 <評価方法>各自評価を行いメールでその結果を送付(方法は次回、提示) 30
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