はじめに トラフィックの分散を利用すれば、スト リームが複数同時に流れていても、停止 してしまったストリームを検知する事が 出来る。 本研究では、ストリーム数の限界とそれ ぞれのグラフの変化について検証した。 研究概要 ・ ・ ・ クライアント ストリームC ストリームB ストリームA サーバ 検証方法 1.キャプチャソフトでパケットを採取 3.分散を計算する 2.ミリ秒単位に分ける 8個 分散を計算 グラフ化 9個 計算の詳細 ~グループ分け~ 変数m個ごとにデータを分け、平均を計算する。 X1 X2 X 3・・・・ X m X 1 + X 2 + X 3 ・・・・ +X m m = X (m) 1 X m+1 X m+2 ・・・・ X 2m・・ 同様に X (m) 2 計算の詳細 ~不偏分散~ あるデータの集合X{ x 1 x 2 ・ ・ ・ ・ x n }として、 平均をxとすると、不偏分散Vは以下の式となる。 , V= , 2 2 1 n - 1 {( x 1 - x) + ( x 2 - )x・ ・ ・ ・ ( x n -) }x 2 (m) 変数mずつグループ化したデータの不偏分散V は 1 V =[n / m]-1 {( x (m) (m) 1 2 2 - x) + ( x - )x・ ・ ・ ・ ( (m) 2 x -) x} (m) n/m 2 計算の詳細 ~ハースト指数~ V = V (m) H となるような変数のこと。 0<H<1 (m) X 1 + X 2 + X 3 ・・・・ X m mH (m) H 1 X 1(H)= V H:ハースト指数 = {( x [n / m]-1 (m) 1(H) 2 - x)H + ( x (m) 2(H) 2 - )xH・ ・ ・ ・ ( x 2 -) }x H (m) n / m (H) 計算の詳細 ~式の変換~ X (m) 1 X 1 + X 2 + X 3 ・・・・ X m × mH = mH m (m) (m) mH m をCに置き換えて、V H を使って V を求めると、 V (m) C 2 (m) 1(H) = [n / m]-1 {( x 2 =C (m) VH 2 (m) 2(H) - x)H + ( x 2 - )xH・ ・ ・ ・ ( (m) n / m (H) x 2 -) }x H 計算の詳細 ~関係式~ Cを V (m) mH m H-1 = m =m 2H -2 V に戻し、V (m) H = Vとすると となります。 (m) V /V=m 対数をとると・・・ 2H -2 0 < H < 1のため、負の数 log 10 ( V(m) / V )= (2H – 2)log10 m X軸 Y軸 グラフ1 拡大すると・・・ グラフ2 ストリーム数:10 ストリーム数:25 縦幅が小さい!! まとめ 本研究では、ストリーム数を徐々に増や しながらデータ採取を行った。 ・この後もストリーム数を増やしたが、 縦幅が少なすぎて検知するのは困難 課題 ・実際にX軸を指定しての検知 参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ K.Oida, “Detecting Suspended Video Streams Through Variance-Time Analysis,” IEEE TRANSACTIONS ON NETWORK AND SERVICE MANAGEMENT, Vol.6 No.1 pp.56-63, 2009 ご清聴ありがとうございました
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