情報検索技術スキルアップ勉強会 「情報の活用と発信」 2008年9月11日(木) 上田図書館倶楽部 情報サービス部会 1 8.1 日常生活における情報の活用と発信(p102) 『情報の消費者である自らが 新たな情報の生産者になる』 情 報 収 集 分 析 ・ 評 価 加 工 利 用 伝 達 情報再生産のサイクル 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 2 8.1 日常生活における情報の活用と発信(p102) • 収集した情報の吟味 – – – – 自らの情報要求に沿っているのか? 情報の信頼性も評価の対象となる 「Web」上で「匿名」で発信される情報は注意 複数の情報源をあたり、1つで鵜呑みにしない 05年 出題 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 06年 出題 3 8.2 レポートの作成とその技術(p103) ① 概要、基礎知識を得る、キーワード探し • ② 辞典類、概説書,入門書,インターネット等を参考に テーマの設定、絞り込み • ③ 関心や疑問を織り込み論点、問題点を設定 仮のアウトラインを考える • • ④ 検討方法や結果を導く流れを箇条書きで 今後の流れに必要な情報や作業が明らかに テーマに関する情報を収集する • 07年 出題 必要であれば、自らが取材も 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 4 8.2.1 レポート作成のステップ(p104) ⑤ 情報を整理する 情報の出典も記録 – – B6版(182×128㎜) – パソコン利用 情報カード(通称 京大式カード) 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 07年 出題 04年 出題 5 8.2.1 レポート作成のステップ(p104) ⑥ アウトラインの再検討 ⑦ 構成を考える i. 序論 ii. 本論 03年 出題 04年 出題 06年 出題 目的,テーマの背景,議論の展開方法,調査の方法 収拾した情報を利用して,提起した問題点について議論を 展開する iii. 結論 – – – 本論の議論をまとめ,主張を述べる。今後の展望も 序論、はじめに 本論、考察 結論、おわりに 約 10% 約 80% 約 10% 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 6 8.2.1 レポート作成のステップ(p104) ⑧ 執筆する • • 図や表で表現するといった視覚的な手段を用いる 引用文献、参考文献を別々にリスト化し、提示する ⑨ 推敲する ⑩ 体裁を整える 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 7 8.2.2 レポートの書式と表現技法(p105) • (1)文章の表現 – 一段落で述べる話題を一つに設定する事が望ましい – 文体は「・・・である。」調(断定的表現) 03年 出題 • (4)章・節・項などの見出し区分 – 見出しは「ポイント・システム」で表現 • 第2章・・・・・・・・2. • 第2章1節・・・・・2.1 • 第2章1節2項・・2.1.2 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 等 8 8.2.2 レポートの書式と表現技法(p105) • (3)図表の挿入 – 一連番号を付し、タイトルを添えて表示する。 「表」の場合は上に 「図」の場合は下に 表2-1 両者の得点比較 A B C 田中 122 5827 575 佐藤 575 7821 557 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 03年 出題 06年 出題 図3-2 通信の仕組み 9 8.2.2 レポートの書式と表現技法(p105) • (4)文章の書式 – – – – 紙は、A4用紙を縦に用い、横書きにする 1ページ、一行あたり36~40字/30~36行 ページ余白(印刷マージン)は25~30mm フォントは、10.5ポイントの明朝体 03年 出題 →ほぼ、ワープロソフトの初期値 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 10 8.2.3 引用の方法(p105) • 引用した箇所は、自らが書いた文章と はっきり区別して書かなければならない • その出所を明示する事が必要である 06年 出題 • これを守らないものは剽窃(ひょうせつ)と呼ば れる 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 11 8.2.3 引用の方法(p106) ① 他人の文章をそのまま利用する:引用 • ○○では、「**********。」1)とされている ② 他人の意見を要約して利用する:要約 • • 06年 出題 ○○では、***が*****だと主張している。1) 引用の最後には、一連番号等を付し オリジナルを参照できるよう配慮する 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 12 8.2.3 引用の方法(p106-p107) • 引用文献の記述方法 03年 出題 – 著者名、書名(論文名、雑誌名)、版表示、 出版社、発行年、頁数(巻、号)、引用ページを明記 SIST(科学技術情報流通基準:シスト)で規定 http://sist-jst.jp/ 04年 出題 05年 出題 06年 出題 • 参考文献の記述方法 – 引用文献とは別に、参考文献リストを提示する – 列挙の際は著者名の五十音、またはアルファベット順 – この場合の「ページ数」とは、文献の総ページ数 06年 出題 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 13 8.2.4 図表の利用(p108) 1. 表 • • 大量の数値データを処理、表現できる 要点を簡潔にまとめたり、整理できる 2. グラフ • • 表で処理した数値データを視覚化したもの それぞれの用途や特徴を見極めよう 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 14 ①棒グラフ • 量の比較を表現 • 縦棒/横棒/積層 などの種類がある 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 東京 名古屋 大阪 1 月 2 月 3 月 4 月 15 ②折れ線グラフ • 量の変化を 時系列に表現 • • 100 07年 90 出題 80 70 60 例)消費者物価指数 50 のここ10年の変動 03年 40 出題 30 20 10 例)ある地域における 0 出生数10年間の推移 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 05年 出題 東京 名古屋 大阪 1 2 3 4 月 月 月 月 16 ③円グラフ • 全体の構成比率や 占有率を表現 • 例)ある図書館の 貸出分野別冊数等 • 例)ある図書館の 分野別蔵書比率等 07年 出題 03年 出題 1 2 3 4 月 月 月 月 05年 出題 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 17 ④面グラフ • 量の変化と構成比率 の両方を一緒に表現 180 160 140 120 • 例)「昨年度上半期 支社別売上実績」を グラフに表わす等 05年 出題 100 80 60 大阪 名古屋 東京 40 20 0 1月 2月3月 4月 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 18 ⑤レーダーチャート • 複数の要素の バランスを比較 07年 出題 • 例)5教科試験の平均点 を、2つのクラスで比較 03年 する場合 出題 4 月 • 例)企業の安全性、収益 性、将来性、環境配慮度 など総合評価をする場合 05年 1 月 100 80 60 40 20 0 3 月 2 月 東京 名古屋 大阪 出題 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 19 ⑥散布図 • 要素の分布状況や 相関関係を表現 07年 出題 • 例)英語の得点と 国語の得点の関係 03年 出題 • 例)授業の出席日数 と成績の得点の関係 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 05年 出題 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 東京 名古屋 大阪 0 5 20 ⑥等高線グラフ • • • 等高線グラフは、データ要素 の集まりをつないだ 3-D または上から見た等高線 2 組のデータ間で最適な組み合わせを見つける場合に便利 07年 毎月の血圧が増加傾向あるのか減少傾向にあるのか 出題 上から見た等高線 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 21 8.3 ホームページを活用した情報発信(p109) 1,テーマの設定 どのような情報を誰に発信するのか 2,コンテンツ設定 テキスト,画像,音声などのマルチメディア素材も 3,ホームページの設計 4,HTML文書ファイルを作成 文書を構造化するための言語の一種 XML HTMLと異なりタグを自由に設定できる 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 07年 出題 22 HTMLの基本タグ <html>・・・</html> HTMLの開始と終了 <head>・・・</head> ページの前置き <title>・・・</title> ページのタイトル <body>・・・</body> ページの本文 <p align=“center”>・・・</p> レイアウト、段落 <br> 改行 • HTMLファイルの実際 – 拡張子は page.html(または .htm) 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 03年 04年 05年 06年 出題 出題 出題 出題 23 文字の編集、画像の表示、リンク <h1>・・・<h1> 見出し用文字(h1からh6まである) <font size=“6”>・・・</font> フォントの大きさ 05年 出題 <font color=“white”>・・・</font> フォントの色 <u>・・・</u> 下線 06年 出題 04年 出題 <img src=“abc.jpg”>(または .gif)画像の表示 03年 <a href=“abc.html”>・・・</a> リンクの指定 出題 <a href=“mailto:???@???”>・・・</a> メールの指定 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 24 8.3 ホームページを活用した情報発信(p112) • サーバへの登録 – ファイル転送ソフトを使い、FTPで転送 – HTML(hypertext markup language)文書 – PDFファイル、画像ファイル等 04年 出題 06年 出題 更新が大切 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 25 8.4 インターネットを利用したさまざまな情報発信(p112) BLOGを構築 – 初心者でも簡単にワープロ感覚で作成できる日記風のWebサイト 06年 出題 • RSS (RDF site summary) Webサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述す るXMLベースのフォーマット。主にサイトの更新情報を公開す るのに使われている。 • RDF (Resource Description Framework ) 07年 出題 情報についての情報(メタデータ)の表現方法についての枠 み。 XMLベース • トラックバック 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 26 8.4 インターネットを利用したさまざまな情報発信(p113) • Flash (Adobe Flash) 情報を直感的でインパクトのある形で表現できるソフト • CSS(スタイルシート)(Cascading Style Sheets ) HTML や XML、といったマークアップ文書で作られた Webページのレイアウトを定義する規格。 マークアップ文書において見栄えと構造を分離する目的 • XSL XML文書の見栄え(スタイルシート)を記述する言語 07年 出題 • ユニバーサルデザイン 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 27 8.4 インターネットを利用したさまざまな情報発信(p113) • 電子メールの利用 – タイトルは、はっきり分かりやすく – 本文は簡潔に – 署名の活用 – スパムメール、チェーンメール – メーリングリスト,メールマガジン 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 28 8.4 インターネットを利用したさまざまな情報発信(p113) • 電子掲示板の利用 – BBS(bulletin board system) – 2ちゃんねる – mixi(SNS:Social Networking Service) • 内容の信頼性 情報を発信する影響 情報検索基礎能力試験 スキルアップ勉強会 情報の活用と発信 29
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