新たな農業経営指標に関する 農業者勉強会 (水田作版) 平成25年1月 北海道農政事務所 経営・事業支援課 ○ 新たな農業経営指標とは… ○ 指標の目的 農業経営者の皆さんに自らの手で経営の 自己点検や改善を行っていただき、経営のレ ベルアップを図っていただくこと ○ 指標の特徴 ・ 誰でも取り組めるような簡単な仕組み ・ 先進農家や税理士などの専門家の意見を 取り入れた現場に即した内容 ・ 毎年1回、定期的に取り組むことが効果的 ○ 指標の活用はとても簡単!! ① チェックリストで 自分の取組状況等を選択 ② 自分の経営データ (青色申告データ等)を入力 ③ 評価結果シートが自動出力 結果シートをも とに自己チェッ ク ○ 経営改善のためのチェックリスト 経営改善のためのチェックリスト 年度分( 農林 太郎 様 年 月 日作成) [取組指標] 分野 番号 項目 取組 状況 改善の 優先度 中長期的に目指す経営の姿を経営目標として定め、家 ② 目標は立てているが、家族・従業員等と十分に共有できておらず、自分でもあまり意識していない。 族・従業員等と共有している。 ① ― ② ○ ② △ ① ― ② △ ② △ ② ○ ① ― ③ × ① ― ② ○ ① ― ③ ○ ① ― 取組指標 選択肢 ① 明確な目標を立て、それを家族・従業員等と共有できている。 1 経 営 管 理 生 産 販 売 ・ 加 工 目標設定 2 計画立案 目標達成に向けた経営計画を立て、それに従って営農 活動を行っている。 3 評価・改善 定期的に経営状況の確認・評価を行い、経営改善を 図っている。 4 農作業記録 毎日の農作業記録を書面で残し、作業の改善に役立 てている。 5 資材調達 資材価格の比較・検討を行い、調達先を決めている。 6 コスト管理 生産に係るコストを常に把握し、収益の増加を図ってい る。 7 強み把握 他と比較して、自らの農産物の品質や特性の強みを把 握している。 8 販路確保 複数の販路を比較・検討して販路を決定するなど、安 定的な販売のための取組を行っている。 9 付加価値 リスクへの備えをした上で、食品加工や直接販売等に よる付加価値の向上に取り組んでいる。 10 資金区分 経営のための資金と家計のための資金を明確に区分 している。 11 財務諸表 財務諸表を整備し、適切な財務管理や税務申告を行っ ている。 12 労働環境 家族・従業員の意欲を高めるために、労働環境の改善 に取り組んでいる。 13 福利厚生 家族や従業員を含め、必要な社会保険や労働保険、 公的年金等に加入している。 14 地域活動 地域農業の発展に資する活動を行っている。 財 務 労 務 地域 活動 ※改善の優先度 ③ 目標を立てていない。 ① 文書化した経営計画があり、これを基に、営農活動を行っている。 ② おおまかな計画はあるが、必ずしも計画を意識せず営農活動を行うこともある。 ③ 経営計画を立てていない。 ① 毎年、経営計画の達成状況を確認・評価し、次期計画の改善に結び付けている。 ② 経営判断をしたり、問題が発生しそうな時には、経営状況の確認・評価を行うようにしている。 ③ 経営状況の確認・評価を意識的に行ったことがない。 ① GAP等に基づき、生産工程を適切に管理し、作業改善に結び付けている。 ② 主な農作業については、作業内容や作業時間等の記録を残すようにしている。 ③ カレンダーに記入したり、メモを残しておく程度できちんとした農作業の記録は付けていない。 ① 複数の調達先を比較・検討し、価格・サービス等を総合的に判断して調達先を決めている。 ② 他の調達先についても調べているが、調達先を変更したことはない。 ③ 調達先について比較・検討をしたことがない。 ①機械の償却費や支払金利等も含め、すべての生産コストを把握し、その低減に努めている。 ②資材費等の直接的な経費については、生産単位(10a、1頭など)当たりで把握できている。 ③生産に係るコストを自分で計算したことがない。 ①市場のニーズや消費者の評価を把握し、強みを活かした販売戦略の構築や商品開発を行っている。 ②強みは把握しているが、販売戦略には十分には活かされていない。 ③強みが何かよく分からない。 ①複数の販売先を比較・検討し、総合的に判断して販路を決定している。 ②他の販売先についても検討したことがあるが、基本的には販路は固定している。 ③販路を変更しようと考えたことがない。 ①付加価値の向上に取り組むとともに、食の安全や消費者の信頼に関わる取組を行い、リスクに対応している。 ②付加価値の向上に取り組んでいるが、食品事故等のリスクへの対応が十分とは言えない。 ③付加価値の向上に取り組んでいない。 ①経営と家計の間の資金移動について、事業主報酬や給与の形で定額とするなど一定のルールを定めている。 ②経営と家計の資金を区分しているが、経営と家計の間の資金移動に特段ルールを設けていない。 ③経営と家計の資金を区分していない。 ①貸借対照表を作成し、適切な財務管理を行っている。 ②帳簿を付け、青色申告は行っているが、貸借対照表は作成していない。 ③青色申告に必要な帳簿をつけていない。 ①家族や従業員が意欲を持って従事できるよう、労働環境の改善に積極的に取り組んでいる。 ②農作業安全への配慮など、一定の労働環境の改善には取り組んでいる。 ③労働環境の改善について、あまり関心をもっていない。 ①家族や従業員等すべてが必要な社会保険や労働保険、公的年金等に加入している。 ②必要な保険・年金に経営主は加入しているが、家族や従業員は加入していないものがある。 ③必要な保険・年金のうち、経営主が加入していないものがある。 ①地域農業に関する活動で中心的な役割を担っている。 ②関係者とともに地域農業に関する活動に参加している。 ③地域農業に関する話合いには最低限参加しているが、具体的な活動は行っていない。 ○:早急(1年以内)に改善すべきもの △:2~3年以内に改善すべきもの ×:当面取り組む考えのないもの -:すでに優れた取組が行われているもの ○ 経営データの記入フォーム 経営データの記入フォーム 年度分( 農林 太郎 様 [労働力] 日作成) 月 [農地] [現 状] [目標(5年後)] 農業労働時間 (年間) 農業従事日数 (年間) 農業従事者 日 [現 状] 農業労働時間 (年間) 時間 時間 本人(経営者) 2 5 0 2 0 0 0 1 9 2 0 配偶者 2 0 0 1 6 0 0 1 2 0 0 長男 2 5 0 2 0 0 0 1 9 2 0 [目標(5年後)] 他から借り入れ 基幹作業を受託 所有し耕作して て耕作している して耕作してい いる農地面積 農地面積 る農地面積 ha a ha (町) (反) (畝) 田 a ha (町) (反) (畝) 8 0 合計 a 1 3 2 0 3 名 7 0 0 (2) 5 6 0 0 1 4 0 [生産・販売] 作付面積 品目 ha 1 6 0 (4) [目標(5年後)] 生産量 a 9 1 0 (8) 作付面積 販売金額 (売上) kg (本・鉢) (町) (反) (畝) ha 円 45,000 (12) 6,200,000 生産量 a (町) (反) (畝) 1 2 0 0 kg 科目 (本・鉢) 円 65,000 6,500,000 (5) 1 3 3 0 (9) 56,000 (13) 5,700,000 1 4 0 0 59,000 6,500,000 ぶどう (6) 7 5 (10) 5,000 (14) 773,000 7 5 9,000 2,000,000 1 3 2 0 1 4 0 (3) 8 0 8 0 1 6 2 0 1 8 0 0 収 入 2 3 1 5 12,673,000 2 6 7 5 17,500,000 農業関連事業 農産加工 1,770,000 (15) 14,443,000 経 費 円 割合 資産 % 販売金額 14,443,000 54 科目 交付金等 10,000,000 37 現預金 その他雑収入 2,300,000 9 計 (16) 26,743,000 100 材料費 (17) 4,761,000 22 425,000 2 3,938,000 18 地代・貸借料 1,672,000 8 販売費 4,939,000 22 その他 6,321,000 29 100 減価償却費 (7) [現 状] 金額 労務費 計 1 7 2 0 [現 状] 販売金額 (売上) 小麦 計 a [財務] [現 状] 水稲 ha (町) (反) (畝) 1 5 4 0 8 0 計 5 0 4 0 a (町) (反) (畝) 0 樹園地 (1) 合計 ha (町) (反) (畝) 畑 (牧草地を含む) 計 年 (18) 負債・資本 価額 (21) 12,817,000 その他流動資産 流動資産計 円 82,000 12,899,000 減価償却資産 (22) 26,467,000 土地 (23) 18,796,000 その他固定資産 固定資産計 計 58,202,000 2,000,000 計 (19) 22,056,000 農業所得 (20) 4,687,000 19,500,000 35 %増 [目標(5年後)] 円 7,000,000 借入金 価額 (25) その他負債 円 4,000,000 2,850,000 負債計 (26) 6,850,000 資本 (27) 51,352,000 40,000 45,303,000 (24) 科目 49 %増 計 58,202,000 ○ 指標による評価結果シート 指標による評価結果シート 年度分( 農林 太郎 様 [現状と目標] 年 月 日作成) [取組指標] 項目 単位 現状 目標 [フォームの項目] 農業従事者数 (1) 人 総労働時間 (2) 時間 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) 主業農家の上位20%の水準) (取組の水準) 3 3 2 3 5,600 5,040 3,092 5,080 1,800 経営耕地面積 (3) a 1,620 総売上 (16) 千円 26,743 総費用 (19) 千円 22,056 農業所得 (20) 千円 4,687 956 2,073 - 14,223 29,939 - 8,718 18,118 5,011 11,093 7,000 1.目標設定 4.農作業記録 8.販路確保 10.資金区分 12.労働環境 14.地域活動 取組継続 ① 優れた取組が 行われている。 [技術指標] 改善 項目 単位 現状 [計算式] 水稲 ※ 単 小麦 収 ぶどう 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) (主業農家の上位20%の水準) 評価 (8)/(4)×10 kg/10a 495 528 564 C (9)/(5)×10 kg/10a 421 393 401 A (10)/(6)×10 kg/10a 667 1,103 1,265 C (12)/(4)/100 千円/10a 68 112 124 C (13)/(5)/100 千円/10a 43 27 29 A (14)/(6)/100 千円/10a 103 558 795 C (15)/(3)/100 千円/10a 89 138 181 C (16)/(2) 円/h 4,776 5,005 8,370 C (20)/(1)/1000 千円/人 1,562 2,759 5,417 C (2)/(3)×10 h/10a 35 27 16 C 売上高 材料費比率 (17)/(16)×100 % 18 19 15 B 農業所得率 (20)/(16)×100 % 18 38 48 C 水稲 ※土 小麦 地生 産性 ぶどう 全体 労働生産性 農業従事者一人当たり 農業所得 生産単位当たり労働時間 2.計画立案 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 7.強み把握 11.財務諸表 改善 2.計画立案 7.強み把握 11.財務諸表 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 ② ある程度の取組 は行われている。 改善 9.付加価値 13.福利厚生 13.福利厚生 ③ 取組が行われ ていない。 ※単収及び土地生産性の品目別の指標に関しては指標値①は全国平均の値、指標値②は上位20%の都道府県の平均値。 [財務指標] 項目 単位 現状 適正水準 評価 売上金借入金 比率 (25)/(16)×100 % 15 0 ~ 100 ○ 生産単位当たり 借入金 (25)/(3)/100 千円/10a 25 0 ~ 130 ○ 生産単位当たり 農業用固定資産額 (22)/(3)/100 千円/10a 163 0 ~ 130 △ % 83 30 ~ 100 ○ % 48 20 ~ 200 ○ 自己資本 比率 現預金売上高比率 ((27)-(23))/((24)-(23))×100 (21)/(16)×100 (時間) 現 在 [計算式] 【技術指標の評価例】 A トップクラスの水準(上位20%内)の項目 B 平均的な主業農家の経営を上回る水準の項目 C 平均的な主業農家の経営を下回る水準の項目 D 算出に必要なデータが把握されていない項目 1 年 以 内 2 ~ 3 年 以 内 【財務指標の評価例】 ○ 望ましい水準の範囲内にある項目 △ 望ましい水準の範囲外にあり、注意を要する項目 ▲ 経営と家計の区分がされていない可能性のある項目 ○ まずは、取組に必要なものを準備 3点セット パソコン 経営改善計画 青色申告決算書 ※ その他:筆記用具・計算機・作業日誌等(必要に応じて) ○ 続いて、HPから様式をダウンロード インターネットで検索 新たな農業経営指標 検索 検索 クリック ○ HPから様式をダウンロード(続き) ○ HPから様式をダウンロード(続き) ○ HPから様式をダウンロード(続き) 0 プログラムを開き、基本情報を入力 0 プログラムを開き、基本情報を入力 耕種:水田作(北海道)、水田作(都府県)、 畑作(北海道)、畑作(都府県)、露地 野菜作(北海道)、露地野菜作(都府 県)、施設野菜作、果樹作、露地花き作、 施設花き作 畜産:酪農(北海道)、酪農(都府県)、繁 殖牛、肥育牛、養豚、採卵鶏、ブロイ ラー養鶏 1-1 取組指標の取組状況の選択 1 目標設定 3 2 計画立案 評価・改善 計画立案 2 【解説】 【取組指標】 中長期的に目指す経営の姿を経営目標として定め、 計画は立てるだけでなく、定期的にその達成状況を 定期的に経営状況の確認・評価を行い、経営改善を 目標達成に向けた経営計画を立て、それに従って営 ここでの「経営目標」とは、経営理念やビジョンよりも 経営計画とは、今後の営農や販売活動などにどのよ 家族・従業員等と共有している。 確認・評価し、必要な改善に結びつけていくことが必要。 図っている。 農活動を行っている。 具体的なもので、5~10年後に目指す事業内容等の うに何に取り組んでいくのかを具体的な予定として示す 計画を立てていない場合には、定期的な評価を行う 将来的な経営の姿を示すもの。 もの。 【選択肢】 ことができないので、取組状況は②又は③になる。 認定農業者の作成する「経営改善計画」の内容は、 経営計画の立て方は、まずは1年間の営農計画を立 ① 明確な目標を立て、それを家族・従業員等と共有で 毎年、経営計画の達成状況を確認・評価し、次期計 文書化した経営計画があり、これを基に、営農活動 この「経営目標」に該当。ただし、目標年次が間近に てることが基本であるが、経営目標を立てている場合 きている。 画の改善に結びつけている。 を行っている。 迫っている場合などは、新たな目標について検討を行 には、目標達成までどのように経営を発展させていくか、 ② 目標は立てているが、家族・従業員等と十分に共有 経営判断をしたり、問題が発生しそうな時には、経 おおまかな計画はあるが、必ずしも計画を意識せ うことが必要。 具体的な道筋を示した中期計画も作成することが望ま できておらず、自分でもあまり意識していない。 営状況の確認・評価を行うようにしている。 ず営農活動を行うこともある。 農業従事者が1人であり、「経営目標」を共有すべき しい。 ③ 目標を立てていない。 家族・従業員等がいない場合には、「目標の共有」に関 ③ 経営状況の確認・評価を意識的に行ったことがない。 経営計画を立てていない。 しては考慮する必要はない。 1-2 取組指標の取組状況の選択 6 5 コスト管理 資材調達 4 農作業記録 【解説】 【取組指標】 生産コストを正確に把握することは、収益の増加を図 資材に係るコストは、生産コストの大きな部分を占め 毎日の農作業記録を書面で残し、作業の改善に役立 資材価格の比較・検討を行い、調達先を決めている。 生産に係るコストを常に把握し、収益の増加を図って 自らの行動を後から振り返ったり、労働時間や労働 る上でとても重要。 る。 てている。 いる。 コストをきちんと把握したりするためには、どのような農 【選択肢】 資材費や雇人費、販売費のような直接的な経費だけ このことから、複数の調達先を比較しながら、価格や 作業を行ったのかを毎日記録しておくことが重要。 【選択肢】 ① 複数の調達先を比較・検討し、価格・サービス等を でなく、農業用機械や施設の償却費、支払金利等も含 サービス等を総合的に考えて、資材の調達先を決める GAP(農業生産工程管理)やこれに類似の取組は、 GAP等に基づき、生産工程を適切に管理し、作業 総合的に判断して調達先を決めている。 ① 機械の償却費や支払金利等も含め、すべての生産 めたすべての経費を正確に把握することが重要。 ことが重要。 農業生産活動の各工程の実施状況を記録し、点検・評 改善に結びつけている。 コストを把握し、その低減に努めている。 ② 他の調達先についても調べているが、調達先を変 価を行うことで、日頃の農作業の改善につなげること ② 主な農作業については、作業内容や作業時間等の 更したことはない。 ② 資材費等の直接的な経費については、生産単位 ができることから、作業記録の内容や作業時間等の記 記録を残すようにしている。 (10a、1頭など)当たりで把握できている。 録だけでなく、GAP 等まで取り組むことが望まれる。 ③ 調達先について比較・検討をしたことがない。 ③ 生産に係るコストを自分で計算したことがない。 カレンダーに記入したり、メモを残しておく程度でき ③ ちんとした農作業の記録は付けていない。 1-3 取組指標の取組状況の選択 8 9 強み把握 販路確保 付加価値 7 【取組指標】 【解説】 生産した農産物を、より多くの収益を安定的に得られ 複数の販路を比較・検討して販路を決定するなど、 「付加価値」の向上に関する取組には、食品加工や 他と比較して、自らの農産物の品質や特性の強みを 収益性を高める上で、自分の生産する農産物の「強 リスクへの備えをした上で、食品加工や直接販売等 る取引先に販売することが、収益の増加につながる。 安定的な販売のための取組を行っている。 消費者への直接販売、飲食サービス、農家民宿といっ 把握している。 み」が何かを認識し、それを「売り」にして販売戦略を考 による付加価値の向上に取り組んでいる。 古くからのつきあいというだけで取引先を選ぶのでは た取組のほか、有機栽培や特別栽培等の生産方法に えたり、商品開発を行うことが重要。 【選択肢】 なく、価格の設定方式や決済の期間、取引先の信用等 関する取組や消費者の求める生産情報の提供等に関 「強み」とは、品質や美味しさ、栽培方法の工夫、生 複数の販売先を比較・検討し、総合的に判断して販 ① 市場のニーズや消費者の評価を把握し、強みを活 付加価値の向上に取り組むとともに、食の安全や を含めた取引全体を考えて、販売先を決めることが重 する取組等も含まれ得ると考えられる。 産情報の管理などの幅広い取組が含まれ得ると考え 路を決定している。 かした販売戦略の構築や商品開発を行っている。 消費者の信頼に関わる取組を行い、リスクに対応し 要。 また、「リスクへの備え」とは、具体的には、衛生管理 られる。 ② 強みは把握しているが、販売戦略には十分には活 ている。 他の販売先についても検討したことがあるが、基本 や原産地等表示、トレーサビリティ等に係る必要な対 かされていない。 的には販路は固定している。 ② 付加価値の向上に取り組んでいるが、食品事故等 応がきちんと行われていることを意味する。 ③ 強みが何かよく分からない。 ③のリスクへの対応が十分とは言えない。 販路を変更しようと考えたことがない。 ③ 付加価値の向上に取り組んでいない。 1-4 取組指標の取組状況の選択 10 11 資金区分 財務諸表 【取組指標】 【解説】 経営のための資金と家計のための資金を明確に区 農家経営を行う上では、きちんと財務管理を行うこと 財務諸表を整備し、適切な財務管理や税務申告を 家族経営では、家計と経営のための資金をきちんと 分している。 が必要。 行っている。 区分することが必要。 損益計算書で毎年の収入と支出を正確に把握し、こ きちんと区分した上で、家計と経営の間の資金移動 【選択肢】 れに基づいて青色申告を行うとともに、貸借対照表を を、事業主報酬や給与等の形で明確にルールを決め ① 経営と家計の間の資金移動について、事業主報酬 貸借対照表を作成し、適切な財務管理を行ってい 作成して、資産や負債の状況を常に把握しておくこと ておくことが重要。 や給与の形で定額とするなど一定のルールを定めて る。 が大切。 ②いる。 帳簿を付け、青色申告は行っているが、貸借対照 ② 表は作成していない。 経営と家計の資金を区分しているが、経営と家計 ③の間の資金移動に特段ルールを設けていない。 青色申告に必要な帳簿をつけていない。 ③ 経営と家計の資金を区分していない。 1-5 取組指標の取組状況の選択 12 14 13 労働環境 地域活動 福利厚生 【取組指標】 【解説】 家族・従業員の意欲を高めるために、労働環境の改 地域農業の発展に資する活動を行っている。 家族や従業員を含め、必要な社会保険や労働保険、 家族や従業員の労働環境に配慮するということは、 ここでの「必要な社会保険や労働保険、公的年金」と ここでの「地域農業に関する活動」には、地域での人 善に取り組んでいる。 公的年金等に加入している。 農業経営を発展させる上で欠かせない取組。 は、健康保険、国民年金、厚生年金、労災保険、雇用 や農地に関する問題の解決のための話合い(人・農地 保険、農業者年金を指す。 プラン作成に向けた話し合い)や農地・水利施設等の 家族や従業員にとって、安全で働きやすく、勤労意欲 【選択肢】 【選択肢】 が出るような労働環境が実現できているか確認するこ 保全に関する活動、地域ぐるみでの特産品の開発等 これらの保険・年金に経営者だけでなく、家族や従業 ① 地域農業に関する活動で中心的な役割を担ってい ① 家族や従業員が意欲を持って従事できるよう、労働 家族や従業員等すべてが必要な社会保険や労働 とが大切。 員等のすべての者が加入することが求められる。 が含まれる。 る。 環境の改善に積極的に取り組んでいる。 保険、公的年金等に加入している。 ② 農作業安全への配慮など、一定の労働環境の改善 関係者とともに地域農業に関する活動に参加して ② 必要な保険・年金に経営主は加入しているが、家族 いる。 には取り組んでいる。 や従業員は加入していないものがある。 ③ 地域農業に関する話合いには最低限参加している 労働環境の改善について、あまり関心をもっていな ③ 必要な保険・年金のうち、経営主が加入していない が、具体的な活動は行っていない。 い。 ものがある。 1-6 改善の優先度の選択(始め) ① ② ② 1-7 改善の優先度の選択(最後) 2-1 経営データの入力(労働) 2-1 経営データの入力(労働) 【経営改善計画(サンプル)】 ÷8 ×8 = 2-2 経営データの入力(農地) 2-2 経営データの入力(農地) 【経営改善計画(サンプル)】 2-3 経営データの入力(生産・販売) 2-3 経営データの入力(生産・販売) [生産・販売] 区分 品目 [現 状] [ 目標(5年後) ] 水稲 水稲 販売金額はだか麦 販売金額 麦類 小麦、 二条大麦、 六条大麦、 作付面積 生産量※ 作付面積 生産量※ (売上) (売上) 区分 品目 雑穀 そば a kg(本・鉢) 円 a kg(本・鉢) 円 豆類 大豆、 小豆 小麦、 いんげん、 ら っ かせい かんし ょ 910 (8) かんし ょ45,000 (12) (4) 水稲 水稲 6,200,000 1,200 65,000 9,000,000 飼料作物 牧草、 青刈り と う も ろ こ し 、 ソ ルゴ ー 工芸作物1,330 (9) 茶、 てんさ い、 さ と う き び (5) 麦類 小麦 56,000 (13) 5,700,000 1,400 59,000 6,500,000 特定作物 こ んにゃ く いも 、 い、 なたね ばれいし ょ ばれいし ょ (14) 果樹 ぶどう (6) 75 (10)だいこ ん、 5,000 773,000 9,000 、 はく さ2,000,000 野菜 かぶ、 にんじ ん、 ご ぼう 、 れん こ ん、 さ と75い も 、 やま のいも い、 し ゅ んぎ く 、 こ ま つ な、 キ ャ ベツ 、 ち ん げん さ い、 ほう れんそう 、 ふき 、 みつば、 セルリ ー、 ア スパラ【経営改善計画(サンプル)】 ガス、 カ リ フ ラ ワー、 ブ ロ ッ コ リ ー、 レ タ ス、 ねぎ 、 にら 、 たま ねぎ、 にんに く 、 【青色申告決算書(農業用)のうち「収入金額の内訳」(サンプル)】 き ゅ う り 、 かぼち ゃ 、 なす 、 ト マ ト 、 ピ ーマ ン 、 ス イ ート コ ーン 、 さ やいん げん、 えんど う 、 作付面積 家事消費 えだま め、 そら ま め、 し ょ う が、 い ち ご 、 メ ロ ン 本 年 農産物の期首棚卸高 農産物の期末棚卸高 区分 飼 育 販売金額 事業消費 収穫量 果樹頭羽数 みかん_ 全般、 みかん_ 早生温州、 みかん_ 早生温州う ち金 額 ハウ ス、 みかん_ 早生温州う ち 極早生、 数量 金額 金額 みかん_ 普通温州、 リ ン ゴ _ 全般、円 リ ン ゴ _ 全般、 円リ ン ゴ _ ふじ 、 リ ン ゴ数量 _ つがる 、 kg kg 円 円 円 水稲 910 a 45,000 6,200,000 60,000 リ ン ゴ _ ジ ョ ナゴ ールド 、 リ ン ゴ _ 王林、 日本なし 、 西洋なし 、 かき 、 びわ、 う め、 ぶど う 、 麦 1,330 56,000 5,700,000 く り 、 パイ ン ア ッ プ ル、 キウイ フ ルーツ 、 も も 、 すも も 、 お う と う (7) 花木-切り 花 き く _ 全般、 き く _ 輪ぎ く12,673,000 、 き く _ スプ レ イ ぎく 、 き2,675 く _ 小ぎく 、 ばら 、 かすみそう 、 洋ら ん 類、 計 2,315 17,500,000 田 スタ ーチス、 ガーベラ 、 ト ルコ キキ ョ ウ、 ゆり 、 ア ルス ト ロ メ リ ア 、 切り 葉、 切り 枝 花木-鉢も の 切り 枝、 シ ク ラ メ ン 、 洋ら ん類、 観葉植物、 花木類 農業関連事業 花木-苗も の パン ジ ー 耕種その他 ( ※上記にない品目の場合、 品目名を 直接入力し てく だ さ い 。) 畑 農産加工 1,770,000 2,000,000 ぶどう 75 5,000 773,000 酪農 生乳生産量 果 肉用牛 肥育牛 樹 養豚 肥育豚 採卵鶏 鶏卵生産量 ㎡ 特 (15) ブロイ ラ ー 鶏( 肉用) 計殊 14,443,000 19,500,000 畜産その他 ( ※上記にない品目の場合、 品目名を 直接入力し てく だ さ い 。 ) 施 ※作付面積は、複数回作付をした場合は、延べ面積を記入。生産量は、切り花の場合は本数、鉢ものの花きの場合は鉢数を記入。 設 ※畜産のデータについては、「作付面積」の欄に飼養頭羽数(頭)を記入。 a 農産物計 畜 産 物 耕作面積 12,673,000 2,315 頭羽 頭羽 35 %増 60,000 戻る 次へ (基本情報で青色申告「している」を選択した場合のみ表示) 2-4 経営データの入力(損益計算書) (基本情報で青色申告「している」を選択した場合のみ表示) 2-4 経営データの入力(損益計算書) 損 農林 太郎 様 科 販 収 目 売 金 額 (円) 計 科 目 算 書 金 額 (円) 1 14,443,000 作 業 用 衣 料 費 18 60,000 家 事 消 費 金額 事 業 消 費 2 60,000 農 業 共 済 掛 金 19 1,350,779 雑 入 3 12,300,000 減 費 20 3,938,000 小 計 ( 1 + 2 + 3 ) 4 26,803,000 荷 造 運 賃 手 数 料 21 4,939,000 収 額 金 益 科 差 目 引 金 金 額 36 経 価 償 却 入 ( 7 繰 各 貸 倒 額 (円) 4,716,800 35 ) 引 当 金 37 戻 38 額 39 種 金 農 産 物 の 棚 卸 高 期首 5 雇 期末 6 利 租 税 公 子 地 代 ・ 計 (4 - 5 + 6) 額 人 7 22 365,000 料 23 33,750 賃 貸 料 24 1,672,000 割 引 26,803,000 8 地 交 520,184 改 良 際 費 25 83,114 費 26 327,256 . 種 経 費 苗 費 9 引 当 事 705,735 務 通 信 費 27 135,099 等 金 ・ 土 課 費 繰 準 入 計 40 0 3,760,000 専 従 者 給 与 41 貸 倒 引 当 金 42 備 43 金 額 44 等 素 畜 費 10 肥 料 費 11 飼 料 費 12 農 具 費 13 134,376 農 衛 薬 生 費 14 1,229,110 費 15 380,300 費 16 費 17 諸 材 修 動 料 繕 力 光 熱 研 修 費 ・ 旅 費 28 146,885 固 定 資 産 除 却 損 29 196,339 雑 費 30 600,396 小 計 31 22,056,000 期首 32 112,000 期末 33 81,800 1,404,773 経 費 か ら 差 し 引 く 果 樹 牛 馬 等 の 育 成 費 用 34 1,388,049 計( 31 + 32 - 33 -34 ) 35 2,445,855 費 農産物 以外 の 棚 卸 高 22,086,200 等 計 45 3,760,000 青色申告特別控除前の所得金額 46 ( 36+40-45 ) 956,800 青色申告特別控 除額 所 得 金 47 650,000 48 306,800 額 ( 46 - 47 ) 48 のうち、肉用牛について特例の適 用を受ける金額 戻る 次へ 2-4 経営データの入力(財務) 2-4 経営データの入力(財務) 貸借対照表(資産負債調) 貸借対照表(資産負債調) [財務] (平成24年12月31日現在) 資産の部 負債・資本の部 [現 状] 科目 1月1日(期首) 12月31日(期末) 科目 金 現 364,488金額 円 147,707割合 買 円 普 通 預 金 7,108,907 8,169,293 定 期 預 金 3,500,000 4,500,000 販売金額 そ の 他 の交付金等 預 金 収 売 入 掛 有 価 証 券 農 産 物 等 計 未 収 穫 農 材料費 産 物等 未 育 成 成 熟 中 の の 果 牛 金 貸 付 金 減価償却費 借 入 未 払 10,000,000 37 前 受 預 り 2,300,000 337,50012,300,000 (16) 26,743,000 (17) 4,761,000 1月1日(期首) 12月31日(期末) 資産 金 金 4,500,000 科目 金 金 現預金 (21) 112,000 425,000 82,000 3,938,000 (18) 果 樹 ・ 牛 販売費 馬 等 土 地 改 良 者 負 出 資 その他 事 業 合 円 12,817,000 科目 借入金 価格 計 金 主 82,000 2,850,000 流動資産計 22 減価償却資産 (22) 26,467,000 2 土地 (23) 18,796,000 12,817,0000 12,899,000 その他固定資産 18 598,353 4,939,000 568,280 22 18,796,471 (19) 18,796,000 6,321,000 計 その他負債 負債計 (26) 0 26,467,000 45,263,0000 45,303,000 資本 (27) 12,817,000 39,366,000 58,162,0000 58,202,000 12,817,000 39,366,000 58,162,0000 58,202,000 計 40,000 (24) 12,817,000 39,366,000 58,162,0000 58,202,000 29 10,00022,056,000 10,000 100 (20) 貸 計 円 (25) 担 金 農業所得 業 4,000,000 価格 100 [ 目標(5年後) ] 事 事 負債・資本 円 金 9 基盤強化準 46 その他流動資産 備金 2,850,000 金 建経 物 ・ 構 築 物 20,568,768 1,672,000 19,269,500 8 貸 倒 引 当 固定資産計 地代・賃借料 費 機 農 具 等 6,932,963 6,629,220 土 地 受 益 円 30,000 労務費 肥料その他の貯蔵品 払 掛 54 樹 馬 前 % 14,443,000 金 収その他雑収入 金 未 科目 円 [現 状] 58,329,450 4,687,000 業 主 借 円 2,497,990 金 %増 50,979,450 -10050,979,450 2,422,240 青 色申 告 特別 控 除 前 の 所 得 金 額 306,800 60,624,240 0 元 入 58,329,450 60,634,240 戻る 次へ 2-4 経営データの入力(財務) 貸借対照表(資産負債調) [財務] (平成24年12月31日現在) 資産の部 負債・資本の部 [現 状] 科目 1月1日(期首) 12月31日(期末) 科目 金 現 364,488金額 円 147,707割合 買 円 普 通 預 金 7,108,907 8,169,293 定 期 預 金 3,500,000 4,500,000 販売金額 そ の 他 の交付金等 預 金 収 売 入 掛 有 価 証 券 農 産 物 等 計 未 収 穫 農 材料費 産 物等 未 育 成 成 熟 中 の の 果 牛 金 貸 付 金 減価償却費 借 入 未 払 10,000,000 37 前 受 預 り 2,300,000 337,50012,300,000 (16) 26,743,000 (17) 4,761,000 1月1日(期首) 12月31日(期末) 資産 金 金 4,500,000 科目 金 金 現預金 (21) 112,000 425,000 82,000 3,938,000 (18) 果 樹 ・ 牛 販売費 馬 等 土 地 改 良 者 負 出 資 その他 事 業 合 円 12,817,000 科目 借入金 価格 (25) 計 金 主 82,000 2,850,000 流動資産計 22 減価償却資産 (22) 26,467,000 2 土地 (23) 18,796,000 12,899,0000 その他固定資産 18 598,353 4,939,000 568,280 22 18,796,471 (19) 18,796,000 6,321,000 計 その他負債 2,850,000 負債計 (26) 6,850,000 4,000,0000 45,303,0000 資本 (27) 54,202,000 58,202,0000 51,352,000 58,202,0000 計 40,000 (24) 58,202,0000 29 10,00022,056,000 10,000 100 (20) 貸 計 円 4,000,000 担 金 農業所得 業 4,000,000 価格 100 [ 目標(5年後) ] 事 事 負債・資本 円 金 9 基盤強化準 46 その他流動資産 備金 2,850,000 建経 物 ・ 構 築 物 20,568,768 1,672,000 19,269,500 8 貸 倒 引 当 金 地代・賃借料 固定資産計 費 農 機 具 等 6,932,963 6,629,220 土 地 受 益 円 30,000 労務費 肥料その他の貯蔵品 払 掛 54 樹 馬 前 % 14,443,000 金 その他雑収入 収 金 未 科目 円 [現 状] 58,329,450 4,687,000 元 業 主 借 円 2,497,990 %増 49 50,979,450 入 7,000,000 金 50,979,450 -100 2,422,240 青 色申 告 特別 控 除 前 の 所 得 金 額 60,624,240 0 306,800 58,329,450 60,634,240 戻る 次へ 2-4 経営データの入力(財務) [財務] [現 状] 科目 収 入 金額 円 割合 資産 % 販売金額 14,443,000 54 科目 交付金等 10,000,000 37 現預金 その他雑収入 2,300,000 9 計 (16) 26,743,000 材料費 (17) 負債・資本 価格 (21) 円 12,817,000 その他流動資産 82,000 100 流動資産計 4,761,000 22 減価償却資産 (22) 26,467,000 425,000 2 土地 (23) 18,796,000 3,938,000 18 地代・賃借料 1,672,000 8 販売費 4,939,000 22 その他 6,321,000 29 労務費 減価償却費 経 費 [現 状] 計 (18) (19) 22,056,000 100 12,899,000 その他負債 (20) 4,687,000 7,000,000 4,000,000 2,850,000 (26) 6,850,000 45,303,000 資本 (27) 51,352,000 (24) 58,202,000 計 58,202,000 円 戻る 農業所得 (25) 円 40,000 固定資産計 [ 目標(5年後) ] 借入金 価格 負債計 その他固定資産 計 科目 -100 49 %増 次へ 3-1 評価結果の出力 3-2 評価結果シート(現状と目標) [現状と目標] [取組指標] 項目 単位 現状 目標 [フォームの項目] 農業従事者数 (1) 人 総労働時間 (2) 時間 (取組の水準) 3 3 2 3 5,040 3,539 5,069 1,620 1,800 (3) a 総売上 (16) 千円 26,743 総費用 (19) 千円 22,056 農業所得 (20) 千円 4,687 1,893 3,043 - 22,434 36,869 - 14,193 22,851 8,261 12,913 7,000 項目 [技術指標] 指標値② 主業農家の上位20%の水準) 5,600 経営耕地面積 [現状と目標] 指標値① (主業農家の標準的な水準) 単位 1.目標設定 4.農作業記録 8.販路確保 10.資金区分 12.労働環境 14.地域活動 取組継続 ① 優れた取組が 行われている。 現状 目標 指標値① 指標値② 改善 項目 単位 [フォームの項目] 現状 [計算式] 農業従事者数 水稲 (8)/(4)×10 ※ 単 小麦 収 ぶどう (1) kg/10a 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) (主業農家の上位20%の水準) 人 495 528 評価 564 (9)/(5)×10 kg/10a 421 393 401 (10)/(6)×10 kg/10a 667 時間 1,103 1,265 (12)/(4)/100 千円/10a 68 112 124 経営耕地面積(13)/(5)/100 千円/10a 43 (3) (14)/(6)/100 千円/10a 103 (15)/(3)/100 千円/10a (16)/(2) 円/h 4,776 (20)/(1)/1000 千円/人 (2)/(3)×10 h/10a 売上高 材料費比率 (17)/(16)×100 % 農業所得率 (20)/(16)×100 % 総労働時間 水稲 ※土 小麦 地生 産性 ぶどう 全体 総売上 労働生産性 農業従事者一人当たり 農業所得 総費用 生産単位当たり労働時間 農業所得 (2) a C A C 29 795 千円1 1 9 139 6,461 9,648 1,562 3,354 千円 5,553 35 18 12 C 20 17 B 18 (20) 18 ② ある程度の取組 は行われている。 A 1,620 27 (19) 3 5,600 C 558 89 (16) 2.計画立案 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 7.強み把握 11.財務諸表 3 2.計画立案 7.強み把握 11.財務諸表 3 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 3,092 3,539 1,800 956 1,893 2,073 3,043 14,223 22,434 29,939 36,869 8,718 14,193 18,118 22,851 5,011 8,261 11,093 12,913 9.付加価値 13.福利厚生 C 22,056 4,687 C 2 5,080 5,069 改善 C 44 主業農家の上位20%の水準) 5,040 C C 26,743 千円 3 7 改善 (主業農家の標準的な水準) - ③ 取組が行われ ていない。 13.福利厚生 7,000 ※単収及び土地生産性の品目別の指標に関しては指標値①は全国平均の値、指標値②は上位20%の都道府県の平均値。 [財務指標] 項目 単位 現状 適正水準 評価 売上金借入金 比率 (25)/(16)×100 % 生産単位当たり 借入金 (25)/(3)/100 生産単位当たり 農業用固定資産額 (22)/(3)/100 自己資本 比率 現預金売上高比率 ((27)-(23))/((24)-(23))×100 (21)/(16)×100 (時間) 現 在 [計算式] 15 0 ~ 140 ○ 千円/10a 25 0 ~ 160 ○ 千円/10a 163 0 ~ 80 △ % 83 30 ~ 100 ○ % 48 20 ~ 200 ○ 【技術指標の評価例】 A トップクラスの水準(上位20%内)の項目 B 平均的な主業農家の経営を上回る水準の項目 C 平均的な主業農家の経営を下回る水準の項目 D 算出に必要なデータが把握されていない項目 1 年 以 内 2 ~ 3 年 以 内 【財務指標の評価例】 ○ 望ましい水準の範囲内にある項目 △ 望ましい水準の範囲外にあり、注意を要する項目 ▲ 経営と家計の区分がされていない可能性のある項目 3-3 評価結果シート(技術指標) [現状と目標] [取組指標] [技術指標] 項目 単位 現状 目標 [フォームの項目] 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) 主業農家の上位20%の水準) (取組の水準) 農業従事者数 (1) 人 3 3 2 総労働時間 (2) 時間 5,600 5,040 3,539 単位 5,069 経営耕地面積 (3) a 1,620 1,800 1,893 3,043 総売上 (16) 千円 26,743 22,434 36,869 総費用 (19) 千円 22,056 14,193 22,851 (20) 千円 4,687 農業所得 水稲 項目 [計算式] - (8)/(4)×10 7,000 3 kg/10a 8,261 現状 ① 優れた取組が 行われている。 12,913 1.目標設定 4.農作業記録 8.販路確保 10.資金区分 12.労働環境 14.地域活動(主業農家の標準的な水準) 指標値① 495 5528 28 421 3393 93 指標値② 評価 取組継続 (主業農家の上位20%の水準) 5564 64 C 労働生産性とは… 農業者1人当たり農業所得とは… 生産単位当たり労働時間とは… 1時間当たりの売上高を表す指標。 農業従事者1人当たりの農業所得を表す指標。 値が大きいほど、決められた労働時間で多くの売上 単収とは… 売上高材料費比率とは… 一定の生産単位(10a、1 頭など)当たりの労働時間 農業所得率とは… 値が大きいほど、少ない農業従事者で多くの農業所 高を実現する技術水準が高いことを示す。 を表す指標。 一定の生産単位(10a、1 頭など)当たりの生産量を ※ 単 小麦 [技術指標] 収 項目 ぶどう 水稲 ※ 単 小麦 収 ぶどう 水稲 水稲 ※土 小麦 ※土 小麦 地生 地生 産性 ぶどう 産性 ぶどう (9)/(5)×10 単位 [計算式] kg/10a 現状 指標値① (10)/(6)×10 (主業農家の標準的な水準) (8)/(4)×10 kg/10a (9)/(5)×10 kg/10a (10)/(6)×10 kg/10a (12)/(4)/100 千円/10a (13)/(5)/100 千円/10a (14)/(6)/100 千円/10a (15)/(3)/100 千円/10a (16)/(2) 495 (12)/(4)/100 421 667 68 (13)/(5)/100 43 103 (14)/(6)/100 指標値② kg/10a 2.計画立案 667 3.評価・改善 評価 (主業農家の上位20%の水準) 528 564 C 393 千円/10a 401 A 1,103 1,265 C 112 124 千円/10a C 27 29 A 558 795 千円/10a C 89 119 139 C 円/h 4,776 6,461 9,648 C (20)/(1)/1000 千円/人 1,562 3,354 5,553 C 5.資材調達 6.コスト管理 7.強み把握 11.財務諸表 ② ある程度の取組 は行われている。 改善 2.計画立案 1,103 7.強み把握 4401 01 改善 A 1,265 C 1124 24 C 229 9 A 7795 95 C 11.財務諸表 68 1112 12 43 227 7 103 5558 58 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 改善 売上高に占める材料費の比率を表す指標。 1138 19 1181 39 C (15)/(3)/100 千円/10a 89 得を実現する技術水準が高いことを示す。 売上高に占める農業所得の比率を表す指標。 値が小さいほど、決められた面積や頭数を少ない労 表す指標。 6,461 9,648 C 労働生産性 (16)/(2) 円/h 4,776 5,005 8,370 値が小さいほど、少ない材料費で多くの売上高を実 土地生産性とは… 値が大きいほど、売上高の多くを農業所得とする技 働時間で管理する技術水準が高いことを示す。 3,354 5,553 C (20)/(1)/1000 千円/人 1,562 2,759 5,417 値が大きいほど、決められた面積や頭数で多くの生 現する技術水準が高いことを示す。 一定の生産単位(10a、1 頭など)当たりの売上高を 127 8 116 2 C (2)/(3)×10 h/10a 35 術水準が高いことを示す。 産量を実現する技術水準が高いことを示す。 表す指標。 全体 労働生産性 全体 農業従事者一人当たり 農業所得 (2)/(3)×10 h/10a 35 18 12 C (17)/(16)×100 % 18 20 17 B (20)/(16)×100 農業従事者一人当たり 農業所得 % 18 37 44 C 生産単位当たり労働時間 売上高 材料費比率 農業所得率 9.付加価値 13.福利厚生 13.福利厚生 ③ 取組が行われ ていない。 ※単収及び土地生産性の品目別の指標に関しては指標値①は全国平均の値、指標値②は上位20%の都道府県の平均値。 [財務指標] 生産単位当たり労働時間 項目 売上高 売上金借入金 比率 材料費比率 生産単位当たり 単位 [計算式] (25)/(16)×100 % 現状 適正水準 (17)/(16)×100 15 0 ~ 評価 %140 ○ 18 現 在 1 年 以 内 219 0 2 ~ 3 年 以 内 115 7 B 338 7 448 4 C (20)/(16)×100 % 18 値が大きいほど、決められた面積や頭数で多くの売 ※単収及び土地生産性の品目別の指標に関しては指標値①は全国平均の値、指標値②は上位20%の都道府県の平均値。 上高を実現する技術水準が高いことを示す。 借入金 農業所得率 生産単位当たり 農業用固定資産額 自己資本 比率 現預金売上高比率 (25)/(3)/100 千円/10a 25 0 ~ 160 ○ (22)/(3)/100 千円/10a 163 0 ~ 80 △ % 83 30 ~ 100 ○ % 48 20 ~ 200 ○ ((27)-(23))/((24)-(23))×100 (21)/(16)×100 【技術指標の評価例】 A トップクラスの水準(上位20%内)の項目 B 平均的な主業農家の経営を上回る水準の項目 C 平均的な主業農家の経営を下回る水準の項目 D 算出に必要なデータが把握されていない項目 【財務指標の評価例】 ○ 望ましい水準の範囲内にある項目 △ 望ましい水準の範囲外にあり、注意を要する項目 ▲ 経営と家計の区分がされていない可能性のある項目 (時間) 3-4 評価結果シート(財務指標) [現状と目標] [取組指標] [財務指標] 項目 単位 現状 目標 [フォームの項目] 農業従事者数 (1) 人 総労働時間 (2) 時間 項目 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) 主業農家の上位20%の水準) (取組の水準) 3 3 2 3 5,600 5,040 3,539 5,069 1,893 単位 現状 1.目標設定 4.農作業記録 8.販路確保 10.資金区分 12.労働環境 14.地域活動 適正水準 取組継続 売上高現預金比率とは… 経営耕地面積 (3) a 総売上 (16) 千円 26,743 総費用 (19) 千円 22,056 (20) 千円 4,687 売上金借入金 比率 農業所得 1,620 1,800 - [計算式] - 7,000 (25)/(16)×100 3,043 22,434 36,869 14,193 22,851 8,261 12,913 % 評価 ① 優れた取組が 行われている。 0 15 ~ 140 100 ○ 売上高に占める現預金の割合を表す指標。 160 (25)/(3)/100 千円/10a 25 0 ~ 130 ○ 80 (22)/(3)/100 千円/10a 163 0 ~ 130 △ この比率が小さくなるほど、売上高から見た現預金の 売上高借入金比率とは… ((27)-(23))/((24)-(23))×100 % 83 30 ~ 100 ○ 生産単位当たり借入金とは… 割合が少なくなり、経営が不安定になる可能性が高くな 売上高に占める借入金の比率を表す指標。 (21)/(16)×100 % 48 20 ~ 200 ○ 生産単位当たり農業用固定資産額とは… る。 一定の生産単位(10a、1 頭など)当たりの借入金の割 値が大きいほど、売上高から見た借入金の負担が大き 自己資本比率とは… 一定の生産単位(10a、1 頭など)当たりの農業用固定 一方、この比率が大きすぎる場合には、経営と家計が 合を表す指標。 くなり、経営が不安定になる可能性が高くなる。 総資本に占める自己資本の割合を表す指標。 資産額の割合を表す指標。 区分されておらず、家計の現預金が経営向けとして計上 値が大きいほど、単位当たりの面積や頭数から見た借 値が小さいほど、自己資本による部分が小さくなり、経 値が大きいほど、単位当たり面積や頭数から見た施設 されている可能性がある。 入金の負担が大きくなり、経営が不安定になる可能性が 営が不安定になる可能性が高くなる。 や機械等の固定資産の価値が高くなり、過剰投資となっ 高くなる。 ている可能性が高くなる。 生産単位当たり [技術指標] 改善 借入金 項目 生産単位当たり 水稲 (8)/(4)×10 農業用固定資産額 単位 現状 [計算式] ※ 単 小麦 収 ぶどう 自己資本 比率 (9)/(5)×10 指標値① 指標値② (主業農家の標準的な水準) (主業農家の上位20%の水準) 評価 kg/10a 495 528 564 C kg/10a 421 393 401 A (10)/(6)×10 kg/10a 667 1,103 1,265 C (12)/(4)/100 千円/10a 68 112 124 C (13)/(5)/100 現預金売上高比率 千円/10a 43 27 29 A (14)/(6)/100 千円/10a 103 558 795 C (15)/(3)/100 千円/10a 89 119 139 C (16)/(2) 円/h 4,776 6,461 9,648 C (20)/(1)/1000 千円/人 1,562 3,354 5,553 C (2)/(3)×10 h/10a 35 18 12 C 売上高 材料費比率 (17)/(16)×100 % 18 20 17 B 農業所得率 (20)/(16)×100 % 18 37 44 C 水稲 ※土 小麦 地生 産性 ぶどう 全体 労働生産性 農業従事者一人当たり 農業所得 生産単位当たり労働時間 2.計画立案 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 7.強み把握 11.財務諸表 改善 2.計画立案 7.強み把握 11.財務諸表 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 ② ある程度の取組 は行われている。 改善 9.付加価値 13.福利厚生 13.福利厚生 ③ 取組が行われ ていない。 ※単収及び土地生産性の品目別の指標に関しては指標値①は全国平均の値、指標値②は上位20%の都道府県の平均値。 [財務指標] 項目 単位 現状 適正水準 評価 売上金借入金 比率 (25)/(16)×100 % 生産単位当たり 借入金 (25)/(3)/100 生産単位当たり 農業用固定資産額 (22)/(3)/100 自己資本 比率 現預金売上高比率 ((27)-(23))/((24)-(23))×100 (21)/(16)×100 (時間) 現 在 [計算式] 15 0 ~ 140 ○ 千円/10a 25 0 ~ 160 ○ 千円/10a 163 0 ~ 80 △ % 83 30 ~ 100 ○ % 48 20 ~ 200 ○ 【技術指標の評価例】 A トップクラスの水準(上位20%内)の項目 B 平均的な主業農家の経営を上回る水準の項目 C 平均的な主業農家の経営を下回る水準の項目 D 算出に必要なデータが把握されていない項目 1 年 以 内 2 ~ 3 年 以 内 【財務指標の評価例】 ○ 望ましい水準の範囲内にある項目 △ 望ましい水準の範囲外にあり、注意を要する項目 ▲ 経営と家計の区分がされていない可能性のある項目 3-5 評価結果シート(取組指標) [取組指標] (取組の水準) 1.目標設定 4.農作業記録 8.販路確保 10.資金区分 12.労働環境 14.地域活動 取組継続 ① 優れた取組が 行われている。 改善 2.計画立案 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 7.強み把握 11.財務諸表 改善 2.計画立案 7.強み把握 11.財務諸表 3.評価・改善 5.資材調達 6.コスト管理 ② ある程度の取組 は行われている。 改善 9.付加価値 13.福利厚生 13.福利厚生 ③ 取組が行われ ていない。 (時間) 現 在 1 年 以 内 2 ~ 3 年 以 内 (認定農業者の方のみ) ○ 評価結果を市町村に提出 3点セット ① チェックリスト ② 記入フォーム ③ 評価結果シート 提 出 認 定 を 受 け て い る 市 町 村 ○ 最後に… ○ 指標の目的は、農業経営者の皆さんに自 らの手で経営の自己点検や改善を行ってい ただき、経営のレベルアップを図っていただく こと ○ 指標の取組は、入力するだけで完了では なく、それを基に自己チェックを行うことが肝 要 ○ 指標を基に、経営改善について関係機関 に相談する際には、自己チェックにより具体 的な改善の方向性を検討した上でご相談を 新たな農業経営指標 が皆様の 経営のレベルアップ の一助となれば幸いです。 是非、ご活用ください!!
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