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成層構造班
逆転層の季節内変動に関連した
コンポジット場の熱収支解析
放射観測の必要性
海洋大陸域の対流
インドシナ逆転層
シベリア高気圧
放射ゾンデ
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放射計 --- インターフェース ---- RS92-KE
DigiCORA で受信
音声をモデムにてデコード → PC
インターフェースの小型化
ハノイの逆転層と熱収支(10~11月)
∂θ/∂z
鉛直移流
水平移流
Q1
ハノイの上の沈降と赤道域の対流(?)
温位
鉛直移流
鉛直流
@500hPa
相対湿度
@300hPa
子午面循環
子午面構造と維持の仕組み(アイディア)
ベトナム・ハノイにおける対流圏下層の
逆転層: 水蒸気と関係する季節内変動
荻野慎也(JAMSTEC/神戸大院自然)・野津雅人
(神戸大院自然)立花義裕(JAMSTEC/東海大院
地球環境)・藤原正智(北大院地球環境)・里
村雄彦(京大院理)・松本淳(JAMSTEC/首都
大)・Nguyen Thi Tan Thanh (National
Hydro-Meteorological Service, Vietnam)
背景と目的
07 March 1997 00UTC
UbonRatchathani
Thailand
気温逆転層
Temperature (degC)
これは何か? (かたち)
 どのようにできるのか? (なりたち)
 何かしてるのか? (作用)

海洋大陸~インドシナ半島
の広域水循環の理解
逆転層の水平分布
3月の逆転層強度(ラジオゾンデデータより)
鈴木、卒業論文、東海大学
関連する現象(1): 降水
降水オンセットの地域性
Matsumoto (1995)
関連する現象(2): 低層雲
岡部 (東海大学)
関連する現象(3): エアロゾル
冬のエアロゾルインデックス
by Kawakami (NASDA)
逆転層の作用と相互作用系(想像)
逆転層、対流、放射、物質循環
相互作用系
逆転層
放射
エアロゾル
水蒸気
逆転層の
季節変化:
3つのタイプ
Type II
Nodzu et al.,
J. Climate, in press
Type III
Type I
rainy
dry
rainy
本研究では
• 中目標: 対流、オンセットとの関係はともかく、逆
転層の時間空間変化とその原因を知る。
• 小目標: まず、ハノイについて。
• 手段: コンポジット解析
– ハノイ・ラジオゾンデ: 1995年~2005年
– NCEP再解析2: 1995年~2005年
– 水蒸気極小を基準に重ね合わせ
– 10~20日の周期性あり
比湿
南北風
気圧偏差
ω
∂θ/∂t
温位偏差
まとめ
• 季節内変動が卓越。周期2週間程度。
• 季節の進行とともに逆転層の出現特性が変わる
– 前半: 乾燥フェーズに出現。
– 後半: 湿潤フェーズにも出現。