オンラインストアのユーザビリティ -注文しやすいサイト, Webデザイン- 永田研究室 仲田葉子 ユーザビリティとは 特定の利用状況において、特定のユーザーによって、あ る製品が、指定された目標を達成するために用いられる 際の、有効さ、効率、ユーザーの満足度の度合い。 Effectiveness (有効性):ユーザーが指定された目標 を達成する上での正確さ、完全性。 Efficiency(効率):ユーザーが目標を達成する際に、 正確さと完全性に費やした資源。 Satisfaction(満足度):製品を使用する際の、不快感 のなさ、及び肯定的な態度。 Context of use(利用状況):ユーザー、仕事、装置 (ハードウェア、ソフトウェア及び資材)、並びに製品が 仕様される物理的及び社会的環境。 ユーザビリティ5原則 学習しやすさ すぐに、そして簡単に使用することが可能 効率性 学習後は高い生産性を創出可能 記憶しやすさ 簡単に使い方を記憶することが可能 間違えにくさ 間違いを起こしにくく、また起こしても簡単に回復可能 主観的満足度 ユーザが満足できるよう楽しく利用することが可能 ユーザビリティ評価(1) ヒューリスティック評価 ウェブ・ユーザビリティの専門家が、個々人の経験に 基づきウェブサイトの問題点を発見する。 一般的なユーザビリティのルールから逸脱している問 題点を広く探ることができる。 ⇒ユーザビリティ評価を全く行っていないウェブサイト に対してヒューリスティック評価を行うと、多くの問題 解決につながり、非常に効果的である。 ユーザビリティ評価(2) ユーザビリティテスト ターゲットユーザーに類似した被験者に、用意した課 題に従ってウェブサイトを使用してもらい、それぞれの 課題における被験者の言動やマウストラックにより、 問題点を探る手法。 それぞれのウェブサイトで実際のユーザがどう行動す るかといった固有の問題点を発見することができる ⇒ヒューリステッィク評価と比べると、より対象ウェブサ イトに則した、深い問題を発見できる。 ユーザに聞くべきこと 主観的満足度 デザインが好きかどうかなどの主観的な意見。結果に より、ウェブサイトがどの程度ユーザに受け入れられ ているかを把握することができる。 使用状況 いつ、どういった状況で、どのくらいの頻度で使用して いるか、また使用時に感じている不便さなど。 顕在化しているニーズ 「こういう機能があれば使うのに」といった顕在化して いるニーズ。 ウェブユーザビリティの重要性 売上げ・会員数の損失 43%のユーザが、ユーザビリティ問題により、購買途 中で購買を諦めている。(クリエイティブグッド社) ショッピングカートに入れられたものの内、65%は購 買に至らない。(The State of Online Retailing 3.0) ブランド力の低下 欲しい情報がなかなか見つからない、買いたいものに 容易に到達できないなどの体験は、ユーザに対しスト レスを与える。 ⇒ウェブサイトのブランド力が低下。 広告効果 「TV広告効果の構造(電通調査・分析)」より 広告のあり方 消費者から見た広告 注目していない 不信感を持っている 注目される広告とは インパクトの強い表現 訴求内容のわかりやすい表現 訴求点が絞り込まれていること Web広告 バナー広告 サーチエンジンやニュースサイト等にGIF、GIFアニ メーションを組み込む形態。 PopUp広告 Webサイトを開いた時に別ウィンドウで、広告が出る 形態。 メール広告 メールマガジンなどに、5行程度の広告文とURLを載 せておくものと、DM広告形態のものがある。 インスタントメッセンジャ広告 ICQなどのメッセージ送信画面に組み込む広告。 バナー広告 高クリック率のバナー 「Click Here!」 アニメーション ブランド 頻繁なバナー素材の変更 ターゲットの心理状態を考えたメッセージ 軽い メール広告 広告タイプ メールマガジンやニュースメール等の記事の 間に5行手以後の広告を挿入するもの。 メールマガジン購読者の傾向に合わせて、あ らかじめターゲットを絞った広告が送られる。 DMタイプ 広告のみが記載されたメール。
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