5.実証実験を終えて 5-1 CALS/EC実証フィールド 実験評価業務の目的 • 実証フィールド実験により納品された電子 成果品のチェック・評価を行い、その結果を 受発注者双方に周知することで、より一層 のCALS/EC普及の向上を目指すものであ る。 5-2 実証実験の実施時期 業 種 デ ジ タ ル 写 真 管 理 設 計 成 果 品 等 工 事 完 成 図 書 格付基準 入札方式 対象ランク 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度 平成19年度 一般 8千万円以上 A 実施⇒ 公募 8千万円未満 公募 A・B 実施⇒ 実証実験 7千万円以上 土木 7千万円未満 地域公募 A・B 実施⇒ 実証実験 3千万円以上 3千万円未満 地域公募 B・C 実施⇒ 実証実験 2千万円以上 2千万円未満 地域公募 C 4百万円以上 指名 A 実施⇒ 4百万円未満 指名 B 実証実験 4百万円以上 指名 実施⇒ 4百万円未満 指名 実証実験 8千万円以上 一般 公募 実証実験 試行 備 考 実施⇒ 測量 その 他 8千万円未満 公募 7千万円以上 土木 7千万円未満 地域公募 3千万円以上 3千万円未満 地域公募 2千万円以上 2千万円未満 地域公募 実施⇒ 実施⇒ A 実証実験 実施⇒ A・B 実証実験 実施⇒ A・B 実証実験 実施⇒ B・C C 試行 実施⇒ 試行 実施⇒ 5-3 実証実験への参加数(評価件数) H15年度 デジタル写 真管理 H16年度 H17年度 127 75 37 設計成果 品等 27 56 - 工事完成 図書 - 計 154 計 239 83 2 7 9 133 44 331 注)年度は電子媒体の評価年度 5-4 評価に使用した主な基準 • • • • • • • 三重県CALS実証フィールド実験マニュアル 三重県CALS電子納品運用マニュアル(案) 土木設計業務等の電子納品要領(案) 工事完成図書の電子納品要領(案) 測量成果電子納品要領(案) CAD製図基準(案) デジタル写真管理情報基準(案) 等 5-5 評価基準 A(優) :必須項目・参考項目共にエラーが ない場合 B(良) :必須項目のエラーはないが、参考 項目にエラーがある場合 C(不可):必須項目にエラーがある場合 5-6 工事関係(デジタル写真管理)の評価結果 まだまだ必須項目にエラーが多い・・・ 件数 140 A評価 1 割合 100% B 評価 4 A評価 1% B 評価 3% A評価 0% B 評価 19% 90% 120 B 評価 1% A評価 3% 80% 100 70% A評価 0 60 60% B 評価 1 80 50% C評価 122 C評価 74 40 A評価 1 C評価 96% C評価 99% 平成15年度 平成16年度 C評価 78% 40% B 評価 7 30% 20% C評価 29 20 0 平成15年度 平成16年度 年度 平成17年度 10% 0% 平成17年度 年度 5-7 業務関係(設計成果品等)の評価結果 測量・設計もまだまだエラーが多い・・・ 件数 割合 A評価 0 60 B 評価 5 A評価 0% A評価 0% B 評価 7% 100% B 評価 9% 90% 50 80% 70% 40 A評価 0 30 60% B 評価 2 C評価 51 50% C評価 93% C評価 91% 40% 20 30% C評価 25 20% 10 10% 0 平成15年度 平成16年度 年度 0% 平成15年度 平成16年度 年度 5-8 工事関係のエラーの内訳 OK 9件 8% その他NG 5件 5% フォルダ等NG 11件 11% 評価件数 NG件数 112件 103件 NG 103件 92% CD-R表記NG 33件 32% 両方NG 54件 52% デジタル写真管理の平成16~17年度評価対象媒体 5-9 ちょっとしたミスをなくせば OK 9件 100% OK 17件 90% OK 28件 80% OK 57件 70% 60% 50% NG 103件 40% NG 95件 NG 84件 30% NG 55件 20% 10% 0% 評 価 基 準 等が ダ ル フォ O らば Kな C R D- 表記 C R D- がO らば Kな 表記 意 に注 等が ダ ォル フ し、 O らば な K 5-10 実証実験評価で多発したミス 1 • CD-R表示事項の記入方法、記入漏れ、記 入間違い – 媒体が1枚でも「○枚目/総枚数」を忘れずに – 工事番号・業務番号は、仕様書かがみの右下 の番号 – 署名はフルネームで自筆サイン 5-11 CD-Rの表示事項記入例 何枚目/総枚数 工事番号(仕様書かがみの 右下の番号) 工事番号:200517004041700001 工事名称 平成17年度 1/10 ○○○○○○○○○○工事 平成 18 年 2 月 作成年月 監 督 員 現場代理人 三重 太郎 発注者名 受注者名 ウィルスチェック に関する情報 フォーマット形式 津 一郎 発注者:三重県○○県民局○○建設部 (署名)は、先がフェルトの油 性ペン等を使用してください 受注者:□□□□建設株式会社 ウイルスチェックに関する情報 ウイルス対策ソフト名:○○○○ ウイルス定義:○○○○年○月○日版 チェック年月日:○○○○年○月○日 フォーマット形式:ISO9660(レベル1) (工事の記入例) 工事番号は仕様書かがみの右下の番号です。 署名は自筆でサインしてください。ゴム印は不可、印鑑も不要です。 5-12 実証実験評価で多発したミス 2 • フォルダ構成が電子納品要領(案)の定めに 従っていない – 電子媒体のルート直下に工事・業務管理ファイル (XML、DTD)と各フォルダ – ルートに「DISK1」、「MEDIA1」等のフォルダはい らない – 写真の簡易ビューワーの格納は不要 5-13 × × ○ 電子媒体(CD-R)のルート直下を 原則としてこの状態に 余分なフォルダが作成されている例 ビューワーは格納しない ビューワーが格納されている例 5-14 (財)三重県建設技術センターへの 問い合わせ • 実験評価内容に関することは 総務・企画部 施設情報課 Tel:059-229-5610 Fax:059-229-5619 • CALS/EC研修・土木技術研修に関することは 総務・企画部 総務企画課 Tel:059-229-5624 Fax:059-229-5621 • (財)三重県建設技術センターのホームページ http://www.mie-kengi.or.jp/ 5-15
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