OBアソシエーションに 属する 食連星 LT Gem

OBアソシエーションに属する
食連星 LT Gem の周期の決定
とBVR光度曲線
-今シーズンの観測から-
http://bf-astro.com/ic443-444sho.htm
IC 443
大島 修 (岡山県立水島工業高校)
食連星 LT Gem
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•
観測するようになった経緯
知られていたこと
結局、周期はいくら?
光度曲線
• たまたま
なぜこの星
• 系外惑星探査の副業として連星系を観測
– 条件のよい夜は300mm望遠レンズで自動観
測⇨もう1台の20cm望遠鏡が遊んでいる
短周期の連星系、できれば0.3日くらい、10
等より明るい、夕方から明け方まで追えるも
のGCVSから適当に
– 10月から観測した系
AB And, X Tri*, V881 Per, Gr Tau*
・1月から 一晩中観測しやすいもの
ふたご座の9等、周期0.6日⇨まあいいか
AB And
今年は天候が安定しない
X Tri
V881 Per
LT Gemとは
GCVSによれば
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Eclpsing
Max=9.35 Min=9.51
P=0.6258day
B1V
Ref. 08665
• Ref. 08665.
A.Figer, GEOS NC 191,
1978.
しかし、この文献は
ADSでは出てこないの
で私には調べられな
い
Name Listによれば
57th Name-list IBVS No.480
• LT Gem=BD+23 1286 (9.1)=HD 254699
• (B5)
• Ref: [5522].
→ G.Hill,ApJ Suppl 130,1967
Graham Hill(1967) によれば
• Graham Hill(1967) Ap.J.Supl.14.301
"SOME NEW VARIABLE IN NEARBY ASSOCIATIONS AND GALACTIC
CLUSTERS“
• At least two periods,
1d.0748 ±0.002
2d.1497±0.004
• The depth of minima is
~0.15mag.
何だろう、この光度曲線は、、、
SIMBADによれば
• References 21s
between 1850 and 2012
21編の論文の中身は
• 偏光 1
• OB星・青色星・高光度
星・アソシエーション
8
• DIB 1
• 星間減光カタログ 5
E(B-V)=0.66 A_V=2.0
• 変光星 G.Hill 1
Peri-color relation 1
• 変光星カタログ 4 GCVS
1 name-list1 星団中の
連星系カタログ 2
• ほとんどカタログ中の
データの1つとして
• 個別の天体としての
研究は唯一 G.Hillの
ものだけ
The blue envelope of
the period-color diagram
MOLIK P. and WOLF M.(2004)
ASAS
データベース
• 8年間の観測デ
ータがあった
• PDM周期解析
0.44日、2.14日、
3.73日、4.2日
付近に信号が
周期0.44日
では
一番信号が強く
てこの程度な
のか、あまりき
れいではない
周期2.14日
では
G.Hillのものと同じ
周期3.73
日では
これも食連星らし
い
周期4.28日
では
あんまりきれいな折
り返しではないな
あ、、
しかし、PDMでは、
一度に広い周波
数を調べて結論
してはいけない
周期範囲を狭くして調べると
2.14日か、4.28日か?
私の観測では I
観測日
2012年1月から20日間
2455940,43,47,49,51,53,54,55,56,57,58,59,64,65,66,68,
72,73,74,75
周期2日を願いながら、観測を継続してみると
私の観測では II
一晩10時間以上観測しても、1周期のほんの
一部しかカバーできない
私の観測では
III
周期2.14日で
の折り返し
周期0.6253での折り返し
周期1.074日での折り返し
BVRc光度曲線
どのような連星系か
・詳しくは、これからの光度曲線解析で
・食の幅が広い 8時間以上
⇨観測的な困難…食の中央時刻を決定で
きない(地上では、マルチサイト観測か極
夜地帯で観測するしかない)
⇨大きな半径を持つ伴星
B1V + 後期B型〜A0Vか
副極小におけるスペクトルby M.Fujii