2003年度 データベース論

P2P特論
(ソフトウェア特論)
稚内北星学園大学
情報メディア学部
安藤 友晴
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講義の概要
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本講義の目標
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P2Pの特性を理解する。
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技術、法律、・・・
P2Pの可能性
P2Pの問題点
簡単なP2Pアプリケーションを作成する。
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JXTA を用いる
JXTA = オープンなP2PプロトコルでJavaによ
る参照実装を持っている
3
講義内容
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Peer to Peer (P2P) とは何か
P2Pの技術的特性
P2Pの応用可能性
P2Pに関わる法的諸問題
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一戸先生
JXTA入門
JXTA Shell
4
本講義とJava
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Javaプログラミングが主要な内容ではない
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Javaも出てはくるけれど
プログラミングが苦手な人でも大丈夫
社会・表現系と方も気軽にどうぞ
5
大事なこと
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次の2つで評価します
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3~4回(予定)のレポート
出席(救済措置の意味が強い)
前期末試験は行いません。
http://www.wakhok.ac.jp/~tomoharu/p
2p-wakkanai-2005/

現在準備中
6
ソフトウェア特論 X について (1)
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ソフトウェア特論 (4年前期)
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P2P特論
安藤
ソフトウェア特論 II (4年後期)
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J2EE III
安藤
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ソフトウェア特論 X について (2)
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ソフトウェア特論 III (4年前期)
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

Webサービス I
坂本先生
ソフトウェア特論 IV (4年前期)
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
Webサービス II
植田先生
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P2Pとは何か
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クライアント・サーバ (1)
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Webの場合
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サーバ: Webサーバ
クライアント: Webブラ
ウザ
サーバとクライアント
の役割が違う
サーバに負荷がかか
りすぎる場合がある

「ひとつのサーバ」と
「多数のクライアント」
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クライアント・サーバ (2)
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
誰がダウンロードしたか
管理しやすい
公開は少し面倒
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いくつかのステップを踏
んでファイルをアップロー
ド
サーバを立てる必要があ
るかもしれない
11
P2P (1)
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

P2P = Peer to Peer
それぞれのPeer(コンピュータ)
の役割が同じ
ファイル共有 (Winny, WinMX)
IP電話 (Skype)
メッセンジャー (MSN)
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P2P (2)

どこにどうファイルがコピー
されたかわかりにくく、管理
しにくい



強い「匿名性」を得られる場合
がある
特定のコンピュータに負荷
が集中しにくい。
公開は簡単

P2Pソフトを立ち上げて、ファ
イルを指定すればOK
13
JXTAの概要
14
JXTA
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


「じゃくすた」と発音
P2Pに必要な機能をプロトコルとしてまとめ
ている
参照実装として Java版, C言語版
オープンソースで開発されている
http://www.jxta.org/
15
JXTA Shell



JXTAのプロトコル上で動くアプリケーション
Unix の Shell のように、コマンドを利用し
て P2P を使った情報の公開、転送などを
行う。
コマンドは自分で新規作成可能

Java言語を用いる
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