実験Ⅲ素粒子テーマ4回目 μ粒子寿命測定セットアップ データ収集システム(DAQ)のテスト μ粒子寿命測定のためのセットアップ ストッパー:アルミニウム 30分くらい走らせる(10~20イベント) 分布OK→データ収集続行(本日終了) NG→セットアップ見直し Page1 Pulseカウンター( Interface社製PCI-6106 ) TTL入出力 start PC 内部クロック(10MHz) 読み出し クリア カウント stop カウンター clear 入出力:TTLレベル (ON:+5V、OFF:0V) ただし、ここでは負論理で回路を組む! スタート入力,ストップ入力,クリア出力 内部クロック:10MHz→1カウント100ns スタート,ストップカウントモード カウンタリセット時にクリア出力 2 DAQテスト (テキストP16) pulse widthが50nsになるようにしておく 前回までに設定が済 んでいるモジュールは 使わず、余っているモ ジュールを使ってやる 矩形波 f=5Hz 10kHz:clearが間に合わなくなる 5μs=50カウント(1カウント/100ns)が読み出される StartとStopの時間差をオシロスコープで測っておき、それが正 しくPCで計測できていることを確認すること。 PCからのカウンタクリアが行われる前に次のスタート・ストップ が入るとどうなるか? クリアが行われるまで次のスタートをVETOする必要がある 3 寿命測定の回路 startの数を計数 scaler1 widthは50nsにする widthは50nsにする scaler2 scaler3 f=1kHz S3のレートを計数 scalerは1週間で桁あふれをおこす場合は,carry outを使って桁数を増やすこと 4 注意事項 モジュールの不調や信号タイミングのずれのせ いで、期待している通りに出力信号が出てこな いで困るケースがある。 オシロスコープで、モジュールへの入力・出力信 号を確認しながら回路を組むこと。 5 測定開始 Ndecay∝e-t/τ + background 事象数 事象数(Ndecay) 時刻tにおいて単位時間あたりに崩壊するμ粒子の数 10event程度では 密 疎 1 5μs 予想される分布 tdecay tdecay 30分くらいしてこのような分布 が出てくればOK 6 実験スケジュール 第1回(12/5/水):素粒子物理概説,μ粒子寿命測定法, 同軸ケーブルとインピーダンス,NIMモジュールの機能. 第2回(12/7/金):シンチレーション・カウンターの理解,HVカーブの測定. 第3回(12/12/水):タイミング・カーブの測定 終わる時間が遅めになりがち 第4回(12/14/金):寿命測定回路のセットアップ,寿命データ収集開始(Al) 第5回(12/19/水):[データ収集継続(Al)] UNIX入門,PAWを用いたμ粒子寿命測定 データの解析法 第6回(12/21/金):[データ収集継続(Fe)] Z粒子質量測定法概説,CDF検出器の概説, Event display,Z粒子の質量 第7回(12/26/水):[データ収集継続(Fe)] 軽い粒子(J/ψ)の質量 第8回(1/9/水):データ解析とグループ内でのまとめ 第9回(1/11/金):発表・討論 レポート提出(1/25/金):第9回の一週間後が締め切り バックアップ 8 DAQテスト (テキストP16) pulse widthが50nsになるようにしておく 矩形波 f=5Hz 10kHz:clearが間に合わなくなる 5μs=50カウント(1カウント/100ns)が読み出される StartとStopの時間差をオシロスコープで測っておき、それが正 しくPCで計測できていることを確認すること。 PCからのカウンタクリアが行われる前に次のスタート・ストップ が入るとどうなるか? クリアが行われるまで次のスタートをVETOする必要がある 9
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