拠点システム構築事業 サブサハラアフリカ諸国の教育改善 広島大学 教育開発国際協力研究センター (課題コーディネーター) 平成18年度 拠点システム構築事業 「国際教育協力イニシアティブ」 2007年2月6日 1 サブサハラアフリカにおける初等教 育普及政策および行財政制度に関 する比較分析 (神戸大学) 授業を中心とした校内研修の導入に よる初中等教育の質的向上 (鳴門教育大学) 2 アフリカ・アジア大学間対話プロジェクト ―基礎教育開発のために― ・アフリカ諸国(12カ国)の大学 ・広島大学教育開発国際協力センター(CICE) ・国連教育科学文化機関(UNESCO) ・アジア諸国(6カ国)の大学 ・国際協力機構(JICA) ・国連大学(UNU) 3 AAプロジェクトの全体目的 アフリカとアジアの大学間の対話と協力を通して、 研究と省察の機会を提供し、アフリカの基礎教育開 発において自立的アプローチを促進する。 (活動) (1)アジアへのアフリカ大学研究者・行政官の派遣 (2)アフリカにおける国別研究の実施 (3)アフリカの大学での成果共有会議の開催 (期間) 2005年~2007年(3年間) 4 アフリカの参加国(拠点大学) 第1グループ(2005年) ガーナ(ケープコースト大学) ケニア(ケニヤッタ大学) マラウイ(マラウイ大学) 南アフリカ(プレトリア大学) 第2グループ(2006年) エチオピア(アジスアベバ大学) ニジェール(アブドゥ・ムムニ(旧ニアメ)大学) タンザニア(ダルエスサラーム大学) ウガンダ(マケレレ大学) 第3グループ(2007年) ブルキナファソ、ナイジェリア、マダガスカル、ザンビア 5 アジアの参加大学 インド: 国立教育計画行政大学 インドネシア: インドネシア教育大学 タイ: チェンマイ大学 マレーシア: マレーシア科学大学 ベトナム: ベトナム国家大学 日本:大阪大学、神戸大学、政策研究大学院大学、 名古屋大学、鳴門教育大学、早稲田大学、 広島大学ほか 6 AA Project Basic Education Development in Africa Policy implications Tangible outcomes Self-reliant approach ③ Reflective dialogue at an African University ↑ ② National-level research in Africa ↑ ① Study mission to Asia / Japan African Universities Research & Reflection UNESCO CICE Asian Universities JICA UNU Japanese Universities 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 神戸大学国際協力研究科の活動 「サブサハラアフリカにおける初等教育普及政策 および行財政制度に関する比較分析 」 1.事業概要 アフリカ域内における初等教育の行財政制度 の比較分析の視点から、域内の初等教育政策と いう大きな政策課題および教育行財政制度につ いて現状分析・政策提言を行う。 2.事業目的 政策が各国の事情や能力にどの程度見合っ ているかを具体的に検証し、各国および地域的 な政策提言を得る。 17 今年度の活動成果 1. アフリカ・アジアの研究者間交流の活性化 2. 共同での現状分析、報告書執筆(ケニア、ガーナ、 マラウィ、ウガンダの研究者、政策実施者と日本 側の活動実施者のペアによる作業) 3. 共通の分析枠組みにつての討議、確定 18 今後の展望 • 共通分析枠組みに基づいた、より的を絞った海外 調査の実施 • 国際会議の開催(比較分析の視点の強化) • 政策決定者や援助実施機関とのネットワーク作り • 分析結果としての成果物のブラッシュアップ 19 鳴門教育大学の活動 「授業を中心とした校内研修の導入による 初中等教育の質的向上」 1.事業概要 授業研究を中心とした校内研修活動を,現地研 究機関と共に途上国の学校においてパイロット的に 試行し,そのインパクトを測定する。 2.事業目的 現地に根付いた校内研修システムの提案 -サブサハラアフリカ地域の初中等の学校現場で広く 応用可能な教育の質的向上システムの形成 -現地研究機関の研究能力向上および校内研修の 持続的発展を意図 20 3.具体的な調査活動内容 (1)南アフリカ(プレトリア大学),エチオピア(アジスアベ バ大学),ウガンダ(マケレレ大学)で活動実施。 (2)本年度の活動 ・共同研究を行う現地研究者への授業研究のイメージを 提示・共有 ・現地の学校現場でのニーズ調査 ・研修前の授業ビデオ収録 ・校内研修のガイドライン作成 21 4.調査活動結果 ・授業研究説明パッケージによる現地研究者間とのイ メージ共有 ・学校現場でのニーズ調査 5.今年度の事業総括と来年以降の展望 ・予定した活動をほぼ終了 ・鳴門教育大学を中心とした「サブサハラ授業研究 ネットワーク」を設立し,授業研究の普及を図ってい きたい。 22 23
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