“W e b 2.0”,次どこへ? - バズワード メディアコミュニケーション論Ⅲ 第3回 buzzword “バズワード”とは(コトバンク) 流行言葉? 画期的,しかし実体は不明? そのうちに忘れられる? 2年前取り上げた“Web2.0”,その時でも buzzword と言われていた 以下のスライドは(修正しているが),3年前のも の Web2.0とは 2.0 はバージョン2.0(第2版)という意味 元々のwebをバージョン1.0と考え, 進化(?)したので2.0とした 2006年頃のバブリーな言葉 技術的に大きな変化はない “ビジネス”用語? 言い出した人 Tim O'Reilly What Is Web 2.0 http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/ti m/news/2005/09/30/what-is-web20.html http://japan.cnet.com/column/web20/sto ry/0,2000055933,20090039,00.htm 背 景 ブロードバンドの普及 大量の情報の伝達が可能 誰でも容易に情報を発信できるようになる 利用者参加 Web2.0のイメージ 前のスライド中のイラスト http://japan.cnet.com/media/2005/web2.0/web 2.0_fig1.gif Web2.0の原則(1) プラットフォームとしてのウェブ PCのプラットフォームはWindows ブラウザがあれば,何でもできる Windowsである必要はない いろいろなアプリケーションを利用できる ワープロ,電子メール,etc. Googleが提供している機能(サービス) Web2.0の原則(2) 集合知の利用 みんなの情報(知識) そもそもインターネットは リンク 情報を共有するための コメント欄 ものであった Wikipedia 正しい情報か?という問題がつきまとう Web2.0の原則(3) データは次世代の「インテル・インサイド」 データベースが必須 アプリケーションは誰でも作ることができる 先行して,データを集めてそれを活用する 後から追いかけるのは難しい Web2.0の原則(4) ソフトウェア・リリースサイクルの終焉 常に試作品(ベータ版) 実際に使ってもらって,修正する 利用者参加 Web2.0の原則(5) 軽量なプログラミングモデル 単純なインターフェース 既存のものを組み合わせ,新しいものを作る マッシュアップ(mashup) Googleマップを,自分のサイトで表示 ソフトウェアツール Unix Web2.0の原則(6) 単一デバイスの枠を超えたソフトウェア PCだけでない スマートフォン Web2.0の原則(7) リッチなユーザー経験 文字だけ ↓ 画像を含む ↓ 動きのあるもの Web2.0的企業(1) 1.パッケージソフトウェアではなく,費用効率が高 く,拡張性のあるサービスを提供する。 2.独自性があり,同じものを作ることが難しいデー タソースをコントロールする。このデータソース は利用者が増えるほど,充実していくものでな ければならない。 利用者がデータを提供 (利用者参加型) Web2.0的企業(2) 3.利用者を信頼し,共同開発者として扱う。 4.集合知を利用する。 CGM Consumer Generated Media UCC User Created Content 5.カスタマーセルフサービスを通して,ロングテー ルを取り込む。 Web2.0的企業(3) 6.単一デバイスの枠を超えたソフトウェアを提供 する。 7.軽量なユーザーインターフェース,軽量な開発 モデル,そして軽量なビジネスモデルを採用 する。 Web2.0的企業(4) Google Amazon その次は? … とこうしてみてくると 斬新なことだけではない 今頃“Web2.0”なんて言わない 定着したもの 変化したもの 忘れられたもの この講義はでは,このようなテーマが多いかも知 れない 次 は? Webサイト → ブログ → YouTubu・Twitter → ? Windows → ブラウザ クラウド PC → スマートフォン 来年どうなっているか?
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