シナリオシミュレーションのための 基礎データの整理 火山噴火災害でおきた

シナリオシミュレーションのための
基礎データの整理
火山噴火災害でおきた
現象(社会、自然)の時系列整理
NPO法人東京いのちのポータルサイト
中橋 徹也
シナリオ・シミュレーションでできるこ
と
シナリオシミュレーションとは、対応・組織・方法など
をシナリオを通じて検証し、改善していくもの
1)対応・組織・方法など既におきたこと・既にある
ものの検証を行う。
ロールプレイ
シナリオ型対応訓練(図上訓練を含む)
2)対応・組織・方法などの代替案の作成
吉川・中橋が目指すもの
これまでの吉川小山チームの
シナリオシミュレーション経過
1)1986年伊豆大島対応のロールプレイに
よる検証
2)樽前山による研究者助言型ロールプレイ
3)108火山分類によるシナリオ分類
4)特定火山による危機情報の記述
5)富士山のシナリオシミュレーション
市町村行政者向け
マスコミ・専門家・行政の合同チーム
霧が峰噴火シナリオ
シミュレーション
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2005年3月31日実施
霧ヶ峰で地震増加
火山活動か?名古屋大教授らが観測
(信濃毎日新聞平成17年5月23日)
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諏訪湖の北東にある霧ヶ峰付近で昨年11月頃から体
に感じない微小地震活動が活発化していることを,名古
屋大学地震火山・防災研究センターの藤井直之教授ら
の観測で明らかになり,5月22日から千葉の幕張メッセ
で開かれている地球惑星科学関連学会で発表された.
藤井教授らによると,昨年11月12日からに霧ヶ峰の地
下2~3km付近で地震活動が発生し始め,12月上旬に
は地下10-15km付近でマグマの存在を示す低周波地
震も観測され始めたという.地震活動は現在も増加傾
向にあり,4月17日には継続時間が2時間を超える火山
性微動も観測された.
藤井教授によると,「直ちに霧ヶ峰が噴火するような切
迫した状態ではないが,従来活動が終わったと考えら
れていた霧ヶ峰直下にマグマの存在を示す現象が確認
されたことは大変興味深い.今後の推移について注意
深く見守っていく必要がある」と語った.
霧ヶ峰は今から約130~75万年前に活動をした火山で,
現在の気象庁の定義では活火山に指定されていない.
白樺湖畔で温泉が自噴
地元の観光業者大喜び
(読売新聞平成17年7月1日)
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【長野】観光地として名高い白樺湖湖畔で6月下旬から温泉
が自噴し,登山や旅行で訪れた観光客らに無料で温泉が開
放され話題となっている.土地を管理する株式会社ビーナス
ラインによると,6月23日朝,白樺湖西側湖畔で芝が枯れ,そ
こから硫黄臭のする温泉がわき出ているのをゴルフ場関係者
が見つけた.温泉の温度は60℃で白濁しており毎分11リッ
ター程度の湧出量があるという.地元観光関係者らと相談し
た結果,温泉源より3m離れた場所に簡易湯船とプレハブ更
衣室を設置し,観光客らに無料で開放することとした.
おととしより続いた不祥事により長野県の温泉観光が低迷し
ていたところに,正真正銘のかけ流し天然温泉が誕生したこ
とにより,観光関係者は喜びの表情を隠しきれない.
一方,霧ヶ峰では昨年11月より地震活動が活発化し,火山
活動の可能性が示唆されていた.信州大学理学部の三宅康
幸教授(火山学・地質学)によると,「諏訪湖を含むこの地域
一帯は150万年前以降火山活動が活発に行われていた地域.
その頃に貫入(かんにゅう)したマグマによって地下水が暖め
られて自噴したのではないか?現時点で昨年末から活発化し
ている地震活動との関連はわからない」としている.
テレビ朝日からの電話
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テレビ朝日から、直接電話がか
かってきた。信濃毎日新聞と読売
新聞の記事に関心があるという。
また、別に取材した○○大学の
○○先生によれば、噴火の可能
性は高いとのことである。あなたは
どう考えるか?
質問
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取材に応じますか?
どのように返事をしますか?
○○大学の○○先生の見解につ
いて、どうコメントしますか?
必要な情報のリストを
作ってください
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すぐに入手できる情報は「3つ」です
A04 MOVEとの共同実験
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A04班開発のロボット観測機器の伊豆
大島での実験で合同に行う。
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シナリオをもった観測実走実験
⇒シナリオづくり
⇒1986年伊豆大島噴火災害の
対応検討
⇒シナリオのもととなるデータ
⇒今後のシナリオづくりの簡易化
問題点
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役立てる方法
①必要性
②他への適用
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まとめかたの問題
①時系列の表化・・・わかりにくい
②ぱらぱら漫画化・・
わかりやすいが参照しにくい