逗子市子ども子育て会議 議題 東委員提出資料 保育所保育料の改定について 状況 1)平成27年度に国が新制度を施行し、保育園・幼稚園の料金が大きく改定される 2)逗子市では約30年に渡って保育所保育料を据え置いており、他市町村と差が大きい 3)市の財政状況が厳しく、財政改革のなかで聖域を設けず見直す必要に迫られている 結論 保育所保育料の改定に関する検討を、子ども子育て会議の最優先事項とする 平成27年度に大きく改定(値上げ)すると混乱が起きると予想されるため、平成26年度から段階的に行う。 →子ども子育て会議の議論を経たうえで「平成26年度保育料(案)」を作成する(期限を決めて議論) 幼保連携に関する議論は保育料の検討が済んだ後に行う(委員向け勉強会の開催案あり) ニーズ調査の実施については国の動向を把握しながら準備をする(秋頃に実施予定) <保育料を検討するにあたってのポイント> ① 国の基準額に対する市の基準割合、② 階層区分の方法、 ③ 値上げの仕方、④周知の方法 1 ①国の基準額に対する市の基準割合 (平成23年度の徴収割合、県内近隣市町比較) 順位 市町村 徴収割合 1 湯河原町 75.9% 2 松田町 73.2% 3 相模原市 71.8% 4 横須賀市 71.4% 5 小田原市 70.7% 6 藤沢市 70.6% 7 大井町 70.4% 8 川崎市 68.5% 9 南足柄市 67.4% 10 平塚市 66.1% 11 鎌倉市 61.2% 12 逗子市 53.8% 13 箱根町 46.4% 65%程度まで引き上げる必要がある ・・急激にあげないよう平成26年度は60%程度 *横浜市:75%を目標に段階的な値上げ実施 2 ②階層区分の方法(3歳児未満、近隣市町比較) 逗子市: 23階層 横須賀市: 16階層 鎌倉市: 19階層 生活保護世帯 0 生活保護世帯 0 葉山町: 11階層 生活保護世帯 0 生活保護世帯 0 非課税世帯 0 非課税世帯 4,000 非課税世帯 0 非課税世帯 4,000 均等割のみ 4,000 均等割のみ 9,900 均等割のみ 6,700 均等割のみ 7,300 所 13,400円未満 得 割 13,400円以上 5,000 8,700円未満 12,500 所得割課税 9,000 所得割課税 10,600 6,000 8,700円以上 14,700 13,000円未満 12,700 5,000円未満 17,200 1,900円未満 所 得 5,700円未満 税 9,400円未満 6,400 3,100円未満 17,100 27,000円未満 17,200 40,000円未満 19,200 7,800 20,000円未満 20,300 40,000円未満 21,600 103,000円未満 31,800 9,800 40,000円未満 23,400 61,000円未満 26,000 200,000円未満 41,000 14,400円未満 10,000 55,000円未満 26,400 82,000円未満 33,700 413,000円未満 46,000 18,800円未満 11,000 103,000円未満 35,400 103,000円未満 40,600 550,000円未満 59,400 28,200円未満 13,000 203,000円未満 41,400 206,000円未満 45,100 550,000円以上 61,400 37,500円未満 14,000 303,000円未満 48,700 309,000円未満 49,500 56,300円未満 19,000 413,000円未満 53,700 413,000円未満 52,800 75,000円未満 22,200 483,000円未満 58,700 533,000円未満 54,700 93,800円未満 27,800 553,000円未満 60,000 633,000円未満 56,800 127,500円未満 31,600 553,000円以上 61,500 734,000円未満 59,000 165,100円未満 34,600 853,000円未満 65,900 202,500円未満 37,600 953,000円未満 72,800 277,500円未満 39,400 953,000円以上 79,700 477,500円未満 45,000 477,500円以上 50,000 3 ③ 値上げの仕方 <検討ポイント> Ⅰ)非課税世帯から徴収するか否か ・・逗子市はこれまで無料としているが、近隣市町では徴収している ・・新制度で幼稚園の保育料を無料とした場合、給食分との差異が出ることを考慮 Ⅱ)低所得者への配慮 ・・増額率をそのまま適用する、又は、低所得者には現状以上に配慮した設定にするか ・・値上げ幅の上限を設定するかか? 例:最高月額 5,000円(10%)まで値上げ Ⅲ)所得税4万円未満の階層区分を簡略化 ・・他の市町に比べて4満未満の階層が細かすぎる状態にある Ⅳ)高所得層の増額率 ・・他の市町に比べ所得税の最高設定が低く、また金額設定も控えめになっている ④周知の方法 • 子ども子育て会議の結果報告、パブリックコメント、広報等を利用した周知に加え、 平成26年度の保育所保育料値上げにあたっては市民(とくに保育園利用の保護者) が「寝耳に水」とならないように、周知する方策を考えるのがよいのでは? →(あづま私案)市内保育園を会場にした説明会実施、決定後に対象者宛に説明資料を送付 4
© Copyright 2024 ExpyDoc