6回目 課題2 図書・雑誌記事情報検索と図書館の利用 1. 課題2の概要 – 図書・雑誌記事検索による知識の取得 図書館の利用 – – – – 実行方法 学習到達目標とチェックリスト 図書情報と雑誌記事情報の特徴 スケジュールとUP内容(詳細は次回) 2. 図書情報の特徴とDBの使用 14:00~ 1 • 確認のお願い(課題1) • 21日木曜日4限 – 15:24~15:56の間に送信(UP)した場合 – 登録を再確認してください。 2 課題2 図書・雑誌記事検索による 知識の取得と図書館の利用 – 図書・雑誌記事検索により、学術的知識や専 門的知識を得ることができる情報を、4種類以 上の情報源から収集し、得られた複数の知識 を体系的に整理しなさい。 – 具体的には、 – 「既にある程度の学術的な知識は持っているがさ らに理解を深めることのできる情報」、あるいは、 – 「以前から興味のある学術的な基礎知識を得るこ とができる情報」を、 – 4種類以上の情報源から収集し、得られた複数の 内容を体系的に整理しなさい。 3 • 学術的な分野を対象とし、前回の課題1とは異なる 課題を、1人1課題設定する。 – 前回と同様に情報検索課題の設定用紙(教科書23ペー ジ)を使用する。 – 分野は図書分類を参照 • 「既にある程度の学術的知識は持っているがさらに 理解を深めたい内容」の場合 – 適切なキーワードが専門用語になる場合が多いので事 前調査が必須 • 「学術的基礎知識を得たい内容」の場合 – 授業や体験を通して興味を持っていた内容が好ましい。 – ~問題、~入門、~の基礎知識と表現されることが多い。 4 課題2の実行方法 – 偏りのない体系的な知識を得るため4件以 上の原文から情報を収集する • 図書 2冊 図書館で入手 • 雑誌記事情報 2記事 DBまたは図書館で入手 – 図書情報・雑誌記事情報検索は同一課題で 実行する – 4種類の情報を個別にまとめた後で、4種類の 情報から得られた知識を体系的にまとめる。 – 3週間で完成させる:期限 6月13日(土) 5 使用するDBと入手する原文の数 DBは表17、表18参照のこと 原文の入手 使用するDB ①NDL-OPAC(図書) 図書情 ②WebcatPLUS 2冊以上 報検索 ③Books(参考) 雑誌記 事情報 検索 原文の入手先 ①②のDBで探した 候補図書を身近な 図書館で2冊以上 入手 ④CiNii ④⑤のDBで探した 2記事以上 ⑤NDL-OPAC(雑誌記事) 候補記事から原文 ⑥日経BP 2件以上入手* * 原文は④CiNiiから2件、あるいは④CiNiiから1件と⑤の検索結果から1件(以下の **参照)、あるいは経済関連の場合④CiNiiから1件と⑥から1件収集する。 ** ⑤の検索結果から記事を入手するには、最寄りの図書館で記載されている雑誌 を見つけて、雑誌から記事を入手する。 6 雑誌記事2件の入手 1 2 2件CiNii OR 1件CiNii (2件図書館) 1件図書館 ④CiNii ⑤NDL-OPAC (雑誌記事) ⑥日経BP 3 1件CiNii 1件日経BP 2件 1件 1件 (2件)‐ 1件 ‐ ‐ ‐ 1件 ⑤の結果か 経済関連の課 ら雑誌を図 題に限る 書館で入手 図書・雑誌記事検索の学習到達目標 図書情報 ① 専門知識/基礎知識を得るために適していることを理解する。 ②OPACを使って蔵書検索ができることを理解する。 雑誌記事情報・文献情報 ③最新の専門知識を得るのに適していることを理解する ④ 記事の原文をPDFファイルで直接入手できるデータベースが あることを理解する。 共通 ⑤日本語検索に使用するキーワード数を極力少なくする必要 があることを理解する。 ⑥原文入手のため図書館が必要なことを理解する。 8 課題2のチェックリスト 目的目標を再確認する。 レポートのサンプルを確認する。 DBの使用方法を読む。 課題設定のための予備検索を行う。 検索期間は5~2年程度を指定する。 少ないキーワードで検索を実行する。 9 図書・雑誌記事情報検索で収集する情報 1. 信頼性の高い知識を得る – 複数のWeb 情報から基本知識を得るより、はる かに信頼性のある知識を効率良く獲得できる。 2. 体系的な知識を得る – 図書情報で基礎知識を得る。 – 雑誌記事情報で最新の専門情報を得る。 3. 偏りの少ない知識を得る – 出所の異なる複数の情報源から知識を得る。 10 スケジュール • 今週中に検索課題の設定と図書情報(原文)の収集 を終了するのが好ましい。 – 原文の入手が必要(時間が必要) – 図書2冊以上を最寄りの図書館から入手 • 休館日に注意:中央図書館 6/3,6/12, 県立図書 館 月曜 11 提出画面の確認(詳細は次週) • レポートのサンプル参照: 2件UP – 項目は完全に一致していない • UPする項目/提出画面: 22項目 – I.図書雑誌記事検索テーマの設定 – II.図書情報の検索結果: • 2種類のDBを使用 →図書館から図書2冊 • 国立国会図書館NDL-OPAC(図書) / Webcat Plus – III.雑誌記事情報の検索結果: • 2種類のDBを使用 →2記事 • 国立国会図書館NDL-OPAC(雑誌記事) / CiNii – IV. 収集した情報のまとめ 12 ② 図書情報の特徴とDBの使用 • • • • 図書情報の特徴 接続方法 図書情報DB 使用方法 – ①NDL-OPAC – ②WebcatPLUS – ③Books(参考) 13 図書/雑誌記事情報の特徴 P47 • 図書情報 – 特定の分野に関する体系的にまとまった情報 – 基礎知識を得る(入門書) – 大学教育にける基本的な学問知識(教科書) – 専門知識を得る(専門書) – 最新週とか最新月といった直近の情報は含まれていない。 • 雑誌記事情報 – 特定の専門分野で、ある程度まとまりを持った、先端情 報 – 専門知識を得る 14 図書情報とWeb情報の比較 – Web情報 – 最新の情報を得るのに適している(今の情報) – 専門知識を収集するために断片的なWeb情報 は適していない – 図書情報 – Webを利用するより図書のほうが、おそらく短時 間に信頼性のある知識を得ることができる。 15 図書情報DB • 図書を1冊毎に整理したデータより成る • 図書データベースの書誌事項(キーワード) – – – – 表題 著者 発行所 発行年 • 図書館の蔵書管理や書店の受発注管理が目的 – 本の内容を紹介する抄録は含まれていない • 少ないキーワードによる検索 – 絞り込み検索を行うと必要な情報が漏れる可能性が高い – (具体事例で説明) 16 図書情報の検索式 • 少ないキーワードによる情報検索 – 1キーワードによる検索で様子を見る。 – 20件程度の表題を確認して2番目のキーワードを追加す るか決める。3番目のキーワードも同様。 – 500件程度まで絞り込めたら、キーワードの数を増やして 絞り込むより、表題を自分の目で確認しながら選択するほ うが良い結果が得られる。 – 試行錯誤が必要。 • 「著者」検索 – 「タイトル」以上に有効である。 17 接続方法 • 接続先ポータル 18 図書の入手 • 異なる著者の図書を入手 – 複数の情報源から情報を入手し情報の偏りを防ぐ – 特に基礎知識の獲得の際に重要 – 課題で同じ著者の図書が2冊の場合は1冊とカウント • 新しい図書の入手 – 発行年の目安は2年から5年以内 • 入手と内容の理解に時間が必要 – 次回までに検索だけでなく、図書の入手まで終了する。 • 休館日 – 中央図書館 6/3,6/12, – 県立図書館 月曜 19 図書データベースの種類 • 国内で発行された図書を対象としたDB – 公開されている図書を把握する – 本格的な情報収集に必須 • 個別の図書館の蔵書を対象としたDB(OPAC) – 図書を入手したい場合に利用 – OPAC(Online Public Access Catalog)を利用して Webで検索可能 20 国内で発行された図書データベース データベース名 検索対象 課 題 に 使 用 作成者 NDL-OPAC22) 日本で発行された図書 国立国会図書館 Webcat Plus25) 全国の大学等の図書館 国立情報学研究所 BOOKS60) 現在入手可能な図書 日本書籍出版協会 Amazaon.com57) 現在入手できる図書 (中古含む) Amazaon.com 図書館のOPAC 各図書館の蔵書 都道府県立図書館 21 図書情報DBの使用方法 • 自主学習 • 図書DBの使用方法ファイル • 雑誌記事情報DBの使用方法ファイル 22 NDL-OPACの使用 • • • • KW1 情報システム KW2 安全 KW3 社会 検索条件 4147 186 28 – 詳細検索 – 資料種別を図書 – キーワード欄にスペースで記述 – 例:KW1 KW2 KW3 23 DB使用例 • 認知症 介護 症状 対策 • 裁判員制度 手続 問題 裁判員 24 • 問題7 図書情報検索 • 問題7-1 – 図書情報検索データベースであるWebcat Plus,Books, NDL-OPACのそれぞれの特徴を記述しなさい。 • 問題7-2 – Booksで「環境問題」をキーワードとしてタイトルを検索す ると332 件の回答があった。同様にNDL-OPAC和図書では 1299件、Webcat Plusの一致検索では6003件の回答が あった(2010/12/26現在)。Webcat Plusの収録件数はNDLOPAC和図書の約1.2倍であるが、Webcat Plusの検索件数 はNDL-OPAC和図書の約5倍になる理由を推定しなさい。 • 問題7-3 – NDL-OPACを使って、2007年と2008年に出版された、タイト ル中に「情報システム」を含む図書を検索し件数を確認し なさい。 25 • 問題7-4 – 「情報システム」を含む図書の上位200件のうち最寄り の図書館(都道府県立図書館/市町村立図書館)にある 図書をさがしなさい。ヒント:各図書館OPACを利用する • 問題7-5 – NDL-OPACを使って、2007年と2008年に出版された、タイ トル中に「情報システム」を含む図書を検索した。検索結 果のタイトルに「情報システムを」含まない回答が存在す る。その原因を明らかにしなさい。ヒント:詳細説明を チェックする 26 6回目の実施内容 • 本日 5/25 – 知識を得るための検索課題の設定 – 課題2の概要 (図書2冊+雑誌記事2文献) – 図書雑誌記事情報は知識を得るのに適す – 図書DB:少ないキーワードによる検索となる 27 次回までの実施内容 1. 課題2の決定 2. 少ないキーワードによる図書検索の実施 – Webcat Plus25) – BOOKS60) 3. 図書館から2冊以上の図書を入手 – 入手と内容の理解に時間を要するので、次回までに検 索だけでなく、図書の入手を終了する。 4. 雑誌記事検索の予習 28 情報源の特徴 • Web情報 – 匿名・2次情報を含む断片的な最新情報を手軽に得 ることができる • 新聞記事情報 – ニュース記事情報を過去に遡って得ることができる – 発行日が明示されている。 • 図書・雑誌記事情報 – 基礎知識や専門知識を得ることができる • 学術文献情報 – 信頼性の高い専門的な情報を得ることができる 29 図7 情報源としての図書と雑誌記事 専門図書 一般図書 知識 (狭義) 情報 (狭義) データ (狭義) (速) ( 大 系 化 ) ( 個 別 化 ) 学術雑誌 専門雑誌 特許 新聞記事 遡及情報 新聞記事 雑誌記事 遡及情報 一般雑誌 Web情報 統計データ 分/秒 週・日 月 年 (遅) 30 データ 信頼性 速報性 DB 文字数 の目安 図書DB 1冊の本 高い 年 無料 雑誌記事 1編の記事 高い 月 無料/有料 新聞記事DB Web情報 1つの記事 1ページ Webより高い 玉石混合 日 即時 有料 無料 5-10万 7000-20000 200-800 20-5000 31
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