授業の概要 シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 授業の目的 • 情報産業で働く際に守らなければならない規 則を自分たちで(考えて)作ってみること – 将来への備え • シナリオを通してのシミュレーション – 考え方を学ぶ • 既にあるまたは既に習った方法論の活用 シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 何故シミュレーションが必要? • 昨今の不祥事 • 背景として、 – 技術進歩がもたらす急激な変化 – その変化に対処できていない法整備の遅れ – グローバル化 – 産業上の競争の激化 – 法律の限界とモラルの必要性 • 複雑かつ急速に変化する世の中に柔軟に対 応できる準備が必要 何故シミュレーションが必要? 情報セキュリティマネジメントシステム ISMS(Information Security Management System) • 組織全体に渡ってセキュリティ管理体制を構築・監 査し、リスクマネジメントを実施すること。 • 第三者が認定する制度 – 「ISMS適合性評価制度」と呼ばれる評価認定制度 – その組織がISMSを実現できているかどうかをチェック • ISMS認証を受ける企業が増加している 。 シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 シナリオ1(部下の立場) あなたは • ある プロジェクトで働いています • システムの安全性に疑問を感じています • 上司に報告したが受け入れられなかった どうしますか? 視点を変えてのシナリオ1 (上司の立場) あなたは • ある プロジェクトの上司です • 主な仕事は進捗・予算(・品質)管理です • 部下から安全性の懸念の報告を受けました • 再検討すると納期が遅れ予算オーバー どうしますか? シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 (考えるための)手法(道具) • 哲学からの手法 – 古くから使われている道具なので、道具としては 洗練されている • 情報工学からの手法 – 数理工学的アプローチの適用を積極的に試みる – 「情報工学だけにしか使えない」ということは無い – ねじまわしを使って氷を砕くこともできる 哲学からの手法 • キーワード – 記述的と規範的 – 功利主義的 – 義務論的 情報工学からの手法 • • • • Measureable:数値化 Modeling:モデル化 Simplification:単純化 Abstraction:抽象化 情報工学からの手法 • 分析してみよう(モデル化) • 本質を探ろう(抽象化) • 要点を洗い出そう(単純化) • 既存概念の拡張性の検討(抽象化、差分抽 出) • 要点の優先順位を決めよう(数値化) • ふへん的な規則を作ろう シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 シミュレー ション 必要性 シナリオ 目的 哲学的 手法 考え方 ポイント 情報工学 的 不変性、普遍性、そして不偏性 • 規則を作成する際気にすること: – 不変:変わらないこと • 例えば法律が年ごとに変わる – 普遍:すべてに共通していること • 例えば国によって法律が異なる – 不偏:公正であること • 例えば人種によって法律が異なる • キーワード:stable, universal, fairness 不変性、普遍性、そして不偏性 • 意思決定や法に基づいた決断を行う場合、し ばしばその結果は以下の要素に依存する: – その行為を行う人(々)【って不偏?】 – その場所の文化やその時代の常識【って普遍?】 – 決断を下そうとしていることがらの種類や(こと の)重大さ – その決断結果が多くの人たちに受け入れられる か否か【って不変?】 授業を通して重要性を感じる項目 • • • • • • • • 重要となる項目 コミュニケーション能力 国際化 バランス感覚(不偏性) 先見性(不変性) コスト感覚 モデル化(分析) マニュアル化(均一化) アナロジーの危険性 授業で行うこと • 将来直面するかもしれない 状況を、シナリオを通してシ ミュレーションする • シナリオの状況を想定し、 – その状況(どこにどんな本質 的な問題があるか?)を分析 し、 – よりよい解決策を与える、 – またはどう考えるべきかを考 える(考え方の方針)
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