Lepton flavor violation in the triplet Higgs model Kakizaki, Mitsuru (ICRR, University of Tokyo) Jun. 9, 2004 @ Kobe University Ref.: M. K., Yoshiteru Ogura and Fumitaka Shima Phys. Lett. B 566 (2003) 210 [hep-ph/0304254] Weak scale の質量を持つ SU(2)L triplet Higgs boson 媒介で起こる charged lepton flavor violation (LFV) の解析 Higgs triplet model では、 LFV 過程の観測により neutrino mass pattern の峻別が可能 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 1 1.Motivation ここ数年の素粒子物理学における大きな進展の一つ: ニュートリノ振動現象の検出 ニュートリノに小さな質量が存在する ニュートリノに世代間の混合がある 素粒子標準模型はニュートリノの質量を説明できない ニュートリノの質量を説明できるように 標準模型を拡張する必要がある Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 2 実験サイド ニュートリノの質量・世代混合 ニュートリノ振動実験 ニュートリノの質量の2乗差・混合角の情報: (aka. ) 上限のみわかっている しかし、質量固有値のパターンはまだわかっていない Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 3 ニュートリノ振動実験から許される ニュートリノ質量パターン 階層型 (Hierarchical) 縮退型 (degenerate) 逆階層型 (Inverted-hierarchical) ニュートリノ質量の情報を持つ他の信号を探すことが重要 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 4 理論サイド ニュートリノ質量の小ささを 説明する模型(1) 1. (カノニカル)シーソー機構 [Yanagida,Gell-man—Ramond,Slansky] 標準模型に右巻ニュートリノ を導入: 小さなニュートリノ質量は 大きな質量スケール の存在で自然に理解できる Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 5 ニュートリノ質量の小ささを 説明する模型(2) 2. ヒグス三重項模型 [Schechter--Valle (1980)] 三重項のヒグスボソン を導入: 小さなニュートリノ質量は、小さな質量スケール か 大きな質量スケール の存在で自然に理解できる Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 6 ニュートリノ質量模型の比較 1. Right-handed neutrino のとき Neutrino 質量実験以外で見えない 2. triplet Higgs boson 今回注目 であれば でも neutrino 質量の情報が collider, LFV 実験でも得られる Higgs triplet model において LFV 過程と neutrino mass pattern の関係を調べた Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 7 Contents 1. Motivation 2. Higgs 三重項模型 (Review) 3. Higgs三重項模型における レプトンフレーバーの破れ 4. Summary Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 8 2. Higgs 三重項模型 (Review) [Schechter--Valle (1980)] Idea: 標準模型に 三重項のヒグスボソンを加える 標準模型のゲージ対称性 ( 世代) のとき軽いニュートリノ質量が実 現: Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 9 3. Lepton flavor violation Lepton 混合項: 観測可能な LFV 過程 ニュートリノ質量、混合角 Neutrino 質量行列は湯川結合と1対1対応: 質量固有値 レプトン混合角 LFV の観測により、ニュートリノの質量タイプが解明 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 10 1-loop level で起こる 世代構造 階層型 縮退型 逆階層型 質量パターン依存性は小さい Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 11 tree level でも起こる より主要 cf.: SUSY model では 1-loop level で起こる 世代構造 階層型 縮退型 質量パターンに強く依存 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 逆階層型 12 Conversion 1-loop level で起こる Loop の中を”massless”粒子が回る 振幅は で enhance [Marciano—Sanda(1977)] conversion ratio は と匹敵 (次のスライドで示す) cf.: log enhance のない model では Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 13 分岐比の比の観測 Jun. 9, 2004 mass pattern がわかる Kakizaki, Mitsuru 14 ヒグス三重項模型の特徴 に対する制限が非常に厳しい LFV tau 崩壊は近い将来観測されないことを予言 左巻レプトンのみがヒグス三重項と結合 Antimuon 崩壊で出る positron は右巻: Polarized muon を用いた実験で検証可能 [Kuno—Okada] LFV 崩壊率: コライダー実験と相補的 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 15 4. Summary Weak scale の質量を持つ Higgs triplet boson の媒介で起こる LFV processの解析 この model では lepton 混合項は ニュートリノ質量項のみ LFV 崩壊の分岐比の比を計ることで、 ニュートリノの質量タイプの解明が可能 Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 16 Backup slides ニュートリノ質量パターン 階層型: 縮退型: 逆階層型: Jun. 9, 2004 Kakizaki, Mitsuru 18
© Copyright 2024 ExpyDoc