情報検索概説II コンピュータを取り巻く業界 2000年1月13日 情報産業(従来まで) ハードウエア関連 ソフトウエア関連 コンピュータを利用したサービスを提供 する 最近の情報産業 ネットワークのインフラ ネットワークを利用したサービス提供 コンピュータメーカ 巨大メーカーが多い ベンチャー企業もでてきている 販売会社と系列化されているのが一般 的 日本とアメリカの事情の違い 販売はサービスと一体化も 周辺機器メーカもある ソフトウエア業界 OSメーカ パッケージアプリケーションメーカ 受託開発 OSメーカ なんと言ってもコンピュータの核になる 部分を持っている強み マイクロソフト、アップル 数は少ないが、やりがいの大きい仕事 であることは言うまでもない パッケージソフトメーカ ジャストシステムが日本の代表と言われてい たが・・・ 伸びが期待できない市場になってしまった。 90年代後半は、一部のジャンルを除いて特に 事実上の撤退が目立った アスキーなど 強いのは、トップ1ないしは2まで オラクルなど 受託開発 特定企業内で使うシステムなどを開発する 実は、ソフト市場のもっとも大きなシェアを占め ているのではないか 目立たないが、金になる仕事 大型プロジェクトはメーカ系が押さえる IBM, Sun Microsystems 中小企業から個人まで幅広く従事 ただし、いろいろきびしい世界 ゲーム業界 日本が世界に誇る強い分野 業界構造はシンプル ゲームマシンメーカ ゲームソフト開発会社 販売流通関連 一般には「あこがれの業種」となるか ネットワーク業界 ネットワークインフラ キャリア(電話会社、バックボーン) ISPなど(中小の接続業者) ネットワークを利用したコンテンツ提供 大手プロバイダが目指す形態 コンテンツ業界 数年前まではCD-ROMのコンテンツ作 成だったが、最近は減っている むしろ、ネットワーク向けのコンテンツ開 発が主力 デザイン系の流れがある しかしながら、現在ではサーバで稼働す るソフトの開発力も要求されている デザイン業界 いちばん顕著なのは印刷業界 DTPにより完全にコンピュータ化された 広告なども含めて、アートワークはコン ピュータを使って作られるのが一般的 コンテンツへの進展を図る会社は、より 積極的に展開している ビデオ関連まで含めると幅広い業界が かかわる コンピュータの世界と広告 雑誌やテレビというメディアだと、メーカ 系がまず大きい 専門誌では、ソフトメーカなども出講が ある イベントなども、メーカ中心 ここ1,2年、インターネット広告が現実 のものに メールマガジン、Webページのバナー コンピュータメーカでの業務 研究、設計、開発 販売、販売支援 顧客サポート 広報、マーケティング、広告 コンピュータメーカの変化 日本の総合家電メーカ 各社がそれぞれいろいろな転換を図っ ている 成功例→東芝の駅前倶楽部 富士通の@NIFTY いずれにしても、ものづくりからの脱却をス ローガンに ソフト系の会社での業務 開発中心のところが一般的 営業やマーケティング、サポート 受託開発系の特徴 SE、コンサルティング営業 ゲーム系の特徴 クリエーター、プロデューサー 成功報酬的な賃金体系 ネットワークサービス NTTやDDIのようなよく知られている電 話会社がまずある IIJのようなインターネットのバックボーン を中心に行うような会社もある コンシューマ向けインターネットサービス プロバイダ So-netとか@NIFTYとか 今後も流動的な業界 ネットワーク系の会社での業 務 一定したものはない エンジニアリング、営業、サポート コンテンツにシフトしている場合には、さ まざまな企画に携わることも コンテンツ系の会社での業務 小さな会社が中心 いわゆる「職人」は必ずいるような雰囲 気 逆に、職を持った人間でないと使ってもらえ ない デザイン、企画、ビデオ、出版など、会 社によって方向付けが違っているので注 意が必要 コンピュータ業界の現況 ハードウエア 価格競争、スタンダードの確立 ビジネスとしては大きいが成長は少ない ソフトウエア パッケージソフトは特定メーカしか伸びない 受託開発が中心 基本的に成長しきった状態と思っていい フロンティアはほとんどない コンピュータ業界の 今日的方向性 EC(エレクトリックコマース) ネットワーク上で商売をする。その支援 通信インフラの整備 インフラ整備がされていない今こそチャンス コンテンツビジネスへの展開 インフラ整備後をにらんだ新しいメディア、 コンテンツ 支援はもちろんだが、コンテンツ提供も フリーと会社員の違い 勘違いの「フリー志願者」が多い 言葉ほどフリーではない 生活面でのデメリットが大きい クレジットカード、借金、会社員ならある保 険などの厚生 業務面でのデメリットも意外に大きい あいかわらず信頼されない 社会人としてどう生きるか 大会社→小さな会社、という転職は比較 的やりやすい。逆は大変。 あいかわらず、大会社信仰はあつい (案としてだが)まずは、大きな会社に 入っていろいろ勉強するのがいちばん 仕事よりも、人間の扱いを勉強できるのは 大きな会社 社会人として求められるもの まず、協調性 人の話をよく聞く 人がなにを望んでいるのかを把握する 人に要望をわかるように伝える その上での独自性 ステレオタイプにことを進めない 改善を常に心がける 知識や技術はさらにその上で要求されるもの ビジネスマインドとコスト意識
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