卒業論文 集客効果によるマーケティング戦略 B05-132 山下真司 構成 目的 概要 モデル設定 新規・固定顧客モデル 売上・利益について 競合店モデル 目的 本研究では、微分方程式を用いて、集客効果によるマーケテ ィング戦略について考察し、社会的なアプローチを行うことを 目的とする。 そのためのモデルとしてパチンコ店の広告と新台入替につい て考察する。 概要 顧客を新規顧客・固定顧客(常連客)に分け、 モデル化し、オイラー法で顧客数を分析し、 売上の最適解を求める 集客モデルの設定 集客モデルにおいて次のことを仮定 広告は新規顧客に、新台入替は固定顧客にのみ影響する 売上反応関数として逓減型を仮定し、広告効果関数a(t)、サ ービス効果関数b(t)を設定 広告効果関数の設定 広告効果関数とは広告を出したとき、人数に対する集客効果を 示した関数で、以下に設定 tは時間(日)である。 新規顧客集客モデル 新規顧客数の微分方程式 NA:新規顧客数(=600) N’A:最低新規顧客数(=200) (広告を打たずとも確保できる新規顧客数) 比例定数k=0.035 (広告がない状態のとき約1.5か月で半減するように設定) 新規顧客数の増減グラフ 一定期間ごとに広告を出した場合の新規顧客数の変 化を表したグラフ サービス効果関数の設定 サービス効果関数とは新台入替したとき、人数に対する集客効 果を示した関数で、以下に設定 t<=7のとき 7<t<=15のとき tは時間(日)である。 固定顧客集客モデル 固定顧客数の微分方程式 NB:固定顧客数(=400) N’B:最低固定顧客数(=100) (新台入替しなくとも確保できる固定顧客数) 比例定数l=0.02 (新台入替をしないとき約1.5か月で半減するように設定) 固定顧客数の増減グラフ 一定期間ごとに新台入替をした場合の固定顧 客数の変化を表したグラフ 客層別売上及び利益(四半期) 新規顧客による 固定顧客による 客層別売上及び利益(一ヶ月) 新規顧客による 固定顧客による 120000 180000 160000 100000 140000 金 額 80000 総売上高 ( 60000 千 円 総粗利益 ) 40000 総粗利益-費用 120000 金 額 100000 総売上高 ( 千 80000 円 ) 60000 総粗利益 総粗利益-費用 40000 20000 20000 0 0 なし s1:30 s1:15 s1:10 なし 一度だけ s2:15 s2:10 競合店モデル 競合店を考慮し、客の奪い合いが起こったときの売上の変化に ついて述べる。 店舗Aの顧客数が店舗Bに対して半分しかない、不利なパター ンについて考える。 四半期(三ヶ月)ごとを1期~4期とする。 A店が不利な場合 まとめ 広告は出せば出すほど、新台入替は長期間で考えるなら多 いほど、短期間で考えるならば少ないほど利益は上がる 自店が競合店より不利ならば1.5倍の広告・新台入替をする 必要がある
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