LANの基礎知識 電子制御設計製図Ⅰ 2014年5月16日 Ⅲ限目 接続機器 ハブ(HUB)とネットワークケーブル ハブを中心としたスター型接続を構築 ツイストペアケーブル (UPT: Unshielded): 100Mbps、安価、比較的ノイズに弱い 同軸ケーブル (SPT: Shielded): 100Mbps、若干高価、ノイズに強い 光ケーブル: 高価、高速(1Gbps)、ノイズに強い(長距離通信) LANの接続形態による分類 ●代表的なものにスター型,リング型,バス型がある。 スター型 ●複数のコンピュータをケーブルによってハブに接続(集線) し,LANを構成する形態. ●ケーブルをハブにセットするだけで接続できるので,配線の 自由度が高い. ●1本のケーブルに障害が発生しても,LAN全体の機能には 影響しない。 例) Ethernet (1000BASE-T) ※個人や少人数で一般的に 使用される形態 リング型 ●複数のコンピュータを1本の環状ケーブル(バスで接続し, LANを構成する形態. ●ケーブルを長くすることが容易. ●ケーブルに障害が発生すると,LAN全体が機能しなくなる. 例)トークンリング,FDDI ※個人規模ではまず使わない形態 バス型 ●各コンピュータを1本の基幹ケーブル(バス)で接続し,LAN を構成する形態. ●ケーブルを長くすることが容易. ●ケーブルに障害が発生すると,LAN全体が機能しなくなる. ●反射波による影響を除去するため,バスの終端にはターミ ネータ(終端抵抗)を取り付ける. ●例)Ethernet(10BASE-2,10BASE-5) ※昔,使われていた形態 接続方式 Ethernet 接続形態:スター型、バス型。LAN構築の主流。 制御方式:CSMA/CD (Carrier Sense Multiple Access/ Collision Detection)。 データが流れていないときにデータを送信、データの衝突(コリジョン) を確認した場合に再度データ送信 1000[Mbps]の通信速度に対応した1000BASE-Tも登場 トークンリング 接続形態:リング型。 制御方式:トークンパッシング ネットワーク上に常時流れるトークンを捕まえてデータを付けて再度 ネットワーク上に流す。データの衝突(コリジョン)が発生しない FDDI (Fiber Distributed Data Interface) 接続形態:リング型。通信回線に光ファイバーを適用。従来のトークン リングより高速な通信が可能 LANへの接続方法 LAN内部の装置 ネットワークの中心にサーバコンピュータを配置 外部との接続装置 モデム: コンピュータのデジタル情報を電話(アナログ)回線へ接 続・適用させるための変調装置。 Ex. ADSLモデム、ケーブルモデム ターミナルアダプタ(Terminal Adapter) : ISDNなどのデジタル回線に接続・適用させるための装置。 LAN間での接続装置 ルータ、ブリッジ、リピータ サーバコンピュータ LAN構築の中心となるコンピュータであり,小規模の場合は一 般のパソコンでも利用できる プリントサーバー: LAN上の各クライアントがプリンタを共有できるように,プリ ンタ(印刷機)をLANに接続できるようにする装置 DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ: ネットワーク内のコンピュータに対して自動的にIPアドレス を割り振るプロトコルを保有するコンピュータ ISP (Internet Service Provider)を利用してインターネット に接続する場合はこれでIPアドレスを自動的に取得 ファイアウォール: ネットワークのトラフィックの流れを制御することによって プライベートネットワークのセキュリティを確保する仕組 プロキシサーバ: より引用 各クライアントに代わってインターネットとやりとりする機 能を持つ.インターネットからのウィルスの侵入を防ぐなど の目的で利用される. 無線LAN: LANケーブルを使用せずにネットワークへの参加 が可能。 Ethernet規格: IEEE802.11b - 11Mbps IEEE802.11a, IEEE802.11g – 54Mbps IEEE802.11n – 100Mbps超 アドホックモード:無線LANアダプタ同士での直接通信 インフラストラクチャモード:基地局を設けて通信 LANのネットワーク管理: 社内外の情報漏えいの防護が大きな役割。 大きく2つ。 システム構成管理 LAN内で使用されている全てのハードウェア、ソフト ウェアを管理台帳を作成して管理 ファイル管理 データの管理。複数ユーザ間の情報共有を支援。 フォルダ管理やアクセス権管理、整備を行う。 インターネットの基礎知識 インターネットの仕組み DNS (Domain Name System): 32[bit]で表現されるIPアドレスを接続先として指定するが、IPアドレスを 分かりやすい文字列に変換する機能 URL (Uniform Resource Locater): Web上の情報を閲覧するときに目的の情報のアドレスの認識に使用 http://www.gifu-nct.ac.jp/index.html プロトコル名 サーバ名 ドメイン名 ファイル名 gifu-nct.ac.jp 第3レベルドメイン 第2レベルドメイン トップレベルドメイン インターネットの代表的なサービス 電子メール (E-mail) [email protected] ユーザ名 ドメイン名 gifu-nct.ac.jp 第3レベルドメイン 第2レベルドメイン トップレベルドメイン インターネットの代表的なサービス • 電子メール • インスタントメッセージング(IM: Instant Messaging) • WWW (World Wide Web) インターネット上の文書システム。単にWebとも。 インターネットの代表的なサービス WWW用の文書やアプレットの作成に以下の言語を使用 HTML (Hyper Text Markup Language): WWW用の文書記述用の言語で、文書間の関連付け(リ ンク)が可能。レイアウトの設定や画像の挿入等が自由 XML (eXtenxible Markup Language): 独自のタグを利用可能。論理的なタグを付けることができ るため、文書の理解が容易。HTMLの拡張版 CGI (Common Gateway Interface): ウェブサーバ上に存在するプログラムをクライアントの要 請に応じて実行し、結果をWebブラウザに表示 インターネットへの接続方法 接続回線の種類(ナローバンドとブロードバンド) 電話回線: 電話回線をデータ通信に利用 通信速度:300[bps]-56[kbps] アナログ-デジタル信号変換にはモデム装置を使用 ISDN (Integrated Services Digital Network): 統合デジタル通信網を利用 通信速度: 通信用Bチャンネル64[kbps] 制御用Dチャンネル16[kbps] データ通信を全デジタル化(ノイズに強い) インターネットへの接続方法 接続回線の種類 xDSL (x Digital Subscriber Line): ADSL / HDSL / SDSL / VDSL など、電話線を利用して高速デジタル通信を 行う技術の総称。電話回線に使われる銅線に電話では使用しない周波数帯 域に高周波の信号を流して高速通信を実現 ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line): 音声伝送用やISDNよりも高い周波数帯域を利用してデータ転送 データ転送速度:ダウンストリーム:数十[Mbps]、アップストリーム:数[Mbps] …その他のxDSL HDSL (High-bit-rate Digital Subscriber Line): SDSL (Symmetric Digital Subscriber Line): VDSL (Very high-bit-rate Digital Subscriber Line): インターネットへの接続方法 接続回線の種類 CATV (ケーブルテレビ接続): CATV網を利用して提供されるインターネット接続サービス。 加入者宅にケーブルモデムと呼ばれる装置を配置し、これに CATVの同軸ケーブルを接続して利用 データ転送速度:数[Mbps]-数十[Mbps] 基地局からの距離によるデータの劣化(ノイズ)に強い FTTH (Fiber To The Home): プロバイダと各家庭を光ファイバーケーブルで接続 データ転送速度:10-100[Mbps] 光ファイバー網の整備の確認が必要 基地局からの距離によるデータの劣化(ノイズ)に強い
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