※マニュアルの章、頁数を に表示しています。 2.解説『三重県CALS電子納品 運用マニュアル(案)』 ~ 実務の前にルールを ~ 2-1 第1章はじめに(マニュアルP1,2) 第1章 はじめに ■準拠すべき基準(案)等 各部局の所管する工事(業務)は、下記要領・基準(案)の契約時における最新版 に準拠する。 部名等 準拠すべき要領・基準(案)等 県土整備部 国土交通省版に準拠する。 ただし、国土交通省<大臣官房官庁営繕部>についてはCAD製図に関 わる要領・基準(案)のみ準拠する。 農水商工部 県土整備部に同じとする。 ただし、農林水産省農村振興局版についてはCAD製図に関わる要領・基 準(案)のみ準拠する。 環境森林部 県土整備部に同じとする。 企業庁 県土整備部に同じとする。 総務局営繕室 国土交通省<大臣官房官庁営繕部>に準拠する。 ただし、デジタル写真管理については、当面、国土交通省版に準拠する。 ※営繕室所管の案件は、本マニュアル(案)の適用を協議すること。 現在、各省庁が策定する電子納品要領・基準(案)は マニュアル P3,4 のとおり。 2-2 第2章電子納品の基本的事項(マニュアルP5) 第2章 電子納品の基本的事項 ■電子納品媒体 ・CD-Rを用いる。 ・プリンタによる直接印字か油性ペン で直接記入 工事番号 200517004041700001 ・ラベルシールは不可 監 督 員 現場代理人 〈直筆署名〉 〈直筆署名〉 発注者:○○県民局○○○部 受注者:△△株式会社 ・工事(業務)番号は仕様書鑑の右下 端の案件番号から空白と「-(ハイ フン)」を詰めた18桁 例) 2005 170040 417-00001 200517004041700001 2-3 【参考】 1.工事(業務)番号は、仕様書鑑右下の番号から空白及び「-(ハイフン)」を 詰めた18桁です。 2.電子納品では以下に使用します。 200517004041700001 ・工事管理項目の「工事番号」 ・業務管理項目の「設計書コード」 ・CD表面に記述する「業務番号」、「工事番号」 2-4 第2章電子納品の基本的事項(マニュアルP6,7,8) ■紙による成果品 ・カタログ、ミルシートなど電子化されていない資料は紙による納品も可能とする。 ・事前協議により電子化の可否、その理由を整理する。 ・スキャニングによる無理な電子化は求めない。 ■電子データのファイルフォーマット ・事前協議により互換性を確認のうえ決定する。 ・ファイルの圧縮、リンク貼り付けは不可。 ■電子データ原本の保護 ・納品物の原本性を証明するため「電子媒体等納品書」を作成し、署名押印のう え電子媒体とともに納品する。 2-5 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP9,10) 第3章 電子納品の詳細事項 ■CORINS,TECRIS登録番号等について 業務管理項目及び工事管理項目の入力は下表のとおり。 登録番号 CORINS TECRIS AGRIS 登録対象 発注者コード番号 登録データを入力 登録対象外 0の桁数入力 登録対象 登録データを入力 登録対象外 0の桁数入力 登録対象 0の桁数入力 登録対象外 0の桁数入力 CORINSコード表に基づいて入力 TECRISコード表に基づいて入力 ■サムネール(写真データ一覧)等の印刷物について 着工前、完成後及び主要な構造物等、工事の概要が把握できる写真及び重要な 写真を、監督員の指示により代表写真(写真管理項目の代表写真「1」を記入)と する。 2-6 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP11) ■電子媒体の提出部数について 1)工事完成図書及びデジタル工事写真 【正】【副】の2部 【正】 完成図書<CD提出用> 年度、工事名、完成年月、受発注者名を明記 工事写真帳<CD提出用> した簡易ファイルとし、以下を綴じる。 ・CD-R ・全写真サムネール印刷 ・代表写真のA4版3枚割付印刷 【副】 透明ケースに格納 その他 紙による成果 ケースに案件情報の記載は不要 ・押印した正の書類 ・電子化できなかった書類 ・出来形品質管理資料のコピー1部 2-7 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP11) 2)業務委託完成図書 【正】【副】【副】の3部 【正】 完成図書<CD提出用> 年度、工事名、完成年月、受発注者名を明記 した簡易ファイルとし、以下を綴じる。 ・CD-R (写真がある場合) ・全写真サムネール印刷 ・代表写真のA4版3枚割付印刷 【副】 透明ケースに格納 ケースに案件情報の記載は不要 【副】 〃 〃 その他 紙による成果 ・押印した正の書類 ・電子化できなかった書類 ・成果品のコピー1部(A4版簡易製本) ・原図、原稿1式 2-8 【参考】 簡易ファイル(工事写真帳<CD提出用>)の例 2-9 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP12) ■デジタル写真の電子データについて 1)写真管理項目の「撮影箇所」は可能な限り記入する。 2)監督員の承諾を得たパノラマ、全体の明るさ補正以外の写真編集は原則として 認めない。 3)トンネル内等の暗所、夜間の撮影、水中写真等では、現場条件により銀塩カメラ を使用する。 4)解像度は納品データ全体の容量増大をさけるため、以下の範囲が望ましい。 ・デジタル写真管理基準(案) 100万画素程度は100~200万画素 ・地質土質調査成果電子納品要領(案)のデジタルコア写真 200万画素程度は200~300万画素 2-10 【要注意】デジタル写真データに関する留意点 【追記】 ・監督員に無断の写真編集は絶対に行わない。 デジタル写真管理基準(案)がH18.1改訂されました。 ・写真の撮影情報(Exif情報)、撮影日が欠落に注意。 〔改訂前〕 〔改訂後〕 これらの情報が欠落しているデータは、写真編集の疑いありとして取り扱います。 ・H16.6版 ・H18.1版 ・下請け業者、コンクリート試験機関に対しても十分に周知を図る。 ・写真管理項目「撮影年月日」 ・写真管理項目「撮影年月日」 → 必要度○(条件付き必須記入) → 必要度◎(必須記入) ・写真サイズの縮小(リサイズ)は写真編集となるので行わない。 デジタルカメラで最適な撮影モードを決定し、施行中を通じてこれを意識して撮影 ・写真編集等 ・写真編集等 する必要があります。 例) 2048×1536picモード、1600×1200picモード、640×480picモード 写真の信憑性を考慮し、原則として 写真の信憑性を考慮し、写真編集 写真編集は認めない。ただし、監督 は認めない。 ・黒板にミスがあった場合は、写真データ上での修正を行わない。 (調査)職員の承諾を得た場合は、回 転、パノラマ、全体の明るさの補正程 黒板の文字に誤りがあった場合は、写真データ上で修正せずに参考図又は、写 真管理項目の請負者説明文に誤りと訂正内容を明示してください。 度は認めることとする。 2-11 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP13) ■CADデータのフォーマットについて • 原則として「SXF(P21)」とする。 • 施工期間中のやりとりは、容量の小さい「SXF(SFC)」を使用する。 • 発注時のフォーマットを考慮して完成図面を納品する。 取り扱い方法は以下のとおり。 発注図面 完成図面 発注者よりCAD製図基準(案)に従った SXF(SFC、P21形式)図面を提供する場合 SXF(P21形式)で納品 発注者よりCAD製図基準(案)に従った SXF(SFC、P21形式)以外の図面を提供する 場合 発注図面の形式にて納品 (SXFによる納品を妨げない) 発注者より紙図面を提供する場合 紙図面による納品 (SXFによる納品を妨げない) 2-12 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP14) ■CADファイルについて 1)ファイル名について C 0 PL 001 0.P21 業務種別 ① ② ライフサイクル 整理番号 ③ 図面種類 ①ライフサイクル ②整理番号 測量業務等 Sで作成 0で作成 設計等業務 Dで作成 0で作成 工事発注者 Cで作成 当初は0で作成 以降、変更回数 工事受注者 Cで作成 0で作成 ④ 図面番号 ⑤ 改定履歴 ③図面種類 該当工種の ファイル名一覧 を参照 例)LC:位置図 PL:平面図 PF:縦断図 拡張子 ④図面番号 ⑤改定履歴 Zで作成 001からの連番 変更追加図面は最 終番号後ろへ追加 廃棄図面による前詰 め修正は行わない。 Zで作成 0で作成 廃棄時はZ 発注図新規は0で作成 〃 修正は修正回数 完成図はZで作成 ・ライフサイクル、整理番号、改定履歴は、上表のとおりとする。 ・図面種類は該当工種のファイル名一覧を参照。 ただし、用地調査等業務はYO、工損調査業務はKOとする。(例:S0YO001Z.P21、S0KO001Z.P21) ・図面番号は「001」からの連番とする。また、工事の設計変更時における新規図面の追加は最終図面 番号の後ろに追加し、廃棄図面が発生した場合も他図面の番号の前詰め修正は行わない。 2-13 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP15) 2)レイヤ名について D-TTLーTXT ① 責任主体 業務種別 ② 図面オブジェクト ①責任主体 測量業務等 Sで作成 設計等業務 Dで作成 工事発注者 Cで作成 工事受注者 Cで作成 ③ 作図要素 ②図面オブジェクト ③作図要素 該当工種の レイヤ名一覧を参照 該当工種の レイヤ名一覧を参照 例)TTL:外枠 BGD:現況地物 STR:主構造物外形線 例)TXT:文字列 HTXT:旗上げ STR1:構造物1 ・責任主体は上表のとおりとする。 ・図面オブジェクト、作図要素は該当工種のレイヤ名一覧を参照。 ただし、用地調査等業務は図面オブジェクト、作図要素とも-YO、工損調査業務は図面オブジェクト、 作図要素とも-KOとし、1つのレイヤ内に作図する。(例:S-YO-YO、S-KO-KO) ・図面修正を行った場合は、修正したレイヤのみを該当の責任主体のレイヤ名に変更する。 3)線色について • 画面上や印刷時の見やすさを考慮して、基準(案)と同系色で受発注者協議に より変更も可能。 2-14 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP16) ■PDF形式のサイズについて • 1ファイルの最大容量は10MB程度とする。 • ファイルを分割する場合は、オリジナルファイルもPDFファイルと同内容で分割する。 • A4縦サイズを基本とし、外部参照機能(リンク貼り付け)は用いない。 • スキャニング及びイメージからPDF化する場合、原稿と同程度の精度を確保する。 (目安は約400dpi以上) 2-15 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP16) ■管理項目の場所情報入力について ・境界座標、測点(無い場合は不要)は必須。 ・距離標は基本的に不要。(有る場合は入力) ・座標値は以下の方法で調査してください。 1.Mie Click Maps(三重県ホームページ http://gis.pref.mie.jp/index.html) ただし、現在は日本測地形のため測地形「00」とする。 2.国交省の要領(案)に記載の方法 ①測量成果電子納品「業務管理項目」境界座標入力サービス (国土地理院ホームページ http://psgsv.gsi.go.jp/koukyou/rect/index.html) ②地形図閲覧サービス(国土地理院)による境界座標の調査方法 ③地形図による境界座標の調査方法 ④都道府県の東西南北端点と重心の緯度経度の調査方法 ⑤既知の平面直角座標を変換する方法 2-16 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP16~19) 2-17 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP19,20) ■電子納品対象書類について ○三重県公共工事共通仕様書 ○三重県業務委託共通仕様書 ○三重県建設工事実務必携 に記載されている提出書類のうち、電子納品の対象は次のとおり。 1)業務委託の電子納品 書類名 格納先 特記仕様書(測量のみ) 「DOC」フォルダ(ファイル名SPEC) 成果品 要領・基準(案)による 記録簿(測量) 「DOC」フォルダ(ファイル名MEET) 記録簿(測量以外) リサイクル計画書 「REPORT」フォルダ 2-18 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP20,21) 2)工事の電子納品 書類名 格納先 特記仕様書 「DRAWINGS」-「SPEC」フォルダ 工事写真 「PHOTO」フォルダ 施工計画書 「PLAN」 -「ORG」フォルダ 現場発生品調書 使用材料調書 材料確認(検査)調書 「OTHERS」 -「ORG」フォルダ 工事履行状況報告書 段階確認書 工事打合せ簿 出来形管理表 品質管理表 測量結果総括表 測量結果一覧表 出来形品質管理図表 「MEET」-「ORG」フォルダ 出来形品質管理図(工程能力図) 工度数表 アスファルト混合物の敷均し時の温度測定 塗膜厚測定成績表 コンクリート中の塩分測定表 2-19 (工事管理ファイル) INDEX_C.XML (参考)工事の対象書類の 格納先とファイル名 INDE_C02.DTD ・発注図 DRAWINGS (発注図面フォルダ) SPEC MEET Cnnnnnnn.P21 (打合せ簿フォルダ) ・特記仕様書 SPECnn.XXX ・打合せ簿 ・塗膜厚測定成績書 Mnnn_mm.XXX ・出来高品質管理資料 ・コンクリート中の塩分測定表 ORG PLAN ・アスファルト混合物の敷均時の温度測定 (施工計画書フォルダ) ・施工計画書 PLAnn_mm.XXX ORG ・完成図 DRAWINGF (完成図面フォルダ) PHOTO (写真フォルダ) ・工事写真 OTHRS (その他フォルダ) ・現場発生品調書 ・使用材料調書 ・材料確認(検査)調書 ・履行状況報告書 ORGnnn CnnnnnnZ.P21 ・段階確認書 Pnnnnnnn.JPG XXXnn_mm.XXX 2-20 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP22,23) ■電子納品個別事項について 1)業務委託の電子納品 ・業務管理項目の設計書コードは、仕様書鑑の右下の番号。(18桁) ・測量成果のうち、図面は原則としてCADデータとし、「第3章6.CADファイル名」に従 いDRAWINGフォルダに格納する。 ・測量成果において、フォーマットが定められていないものは「SIMA形式」とするのが 望ましい。 →用地測量の「面積計算書(数値データ)」 ・測量成果の報告書は「SURVEY」-「DOC」フォルダにファイル名「SUVRP」で格納する。 ・測量業務の基準点情報は「基準点一覧表(三重県様式)」を作成し、「SURVEY」- 「DOC」フォルダにファイル名「KIJUN」で格納する。 ただし、任意座標の場合はM-GISデータ(拡張子:MGC)を格納する。 ・地質・土質調査業務のうち、建設技術センターへ提出するFDデータは従来どおり。 2-21 第3章電子納品の詳細事項(マニュアルP24) 2)公共工事の電子納品 ・工事管理項目の請負者コードは、「建設工事等入札参加資格者名簿」の業者コード とする。 ・DRAWINGS(発注図)フォルダには、発注者から提供される当初・変更・廃棄の全て の発注図データを格納する。 ・DRAWINGF(完成図)フォルダには、出来形測量結果に基づく図面データ(発注図の 修正データ及び新規作成データ等)を格納する。 ・発注者側で作成又は、確認項目を入力した書類は、その電子データを受注者に提供 する。(打合せ簿、材料確認(検査)調書、段階確認書) ・出来高管理ソフト等で作成される電子データは原則エクセルとし、対応できない場合 はPDFとする。 2-22 第4章電子検査の基本的事項(マニュアルP25) 第4章 電子検査の基本的事項 ■電子検査の手順 ① CD-Rの外観確認 【目視確認】 ② ウイルスチェック 【ソフトによる確認】 ③ 電子納品の基準チェック(XMLチェック等) 【ソフトによる確認】 ④ 電子納品の内容確認 【ビューアを利用した目視確認】 2-23 第4章電子検査の基本的事項(マニュアルP26) 検査で使用するチェックソフト ソフトウェア名 デジタル 写真管理 備 考 基準チェック 電子納品・保管管理システムチェックプログラム※1 工事管理項 目のチェック 内容確認 Quick Project PhotoManager XMLビューア官公庁用 写真閲覧 電子納品・保管管理システムチェックプログラム 基準チェック 電子成果物作成支援・検査システム<官庁営繕関係>※3 官庁営繕関 係 Quick Project PhotoManager XMLビューア官公庁用 写真閲覧 SXFブラウザ※4 CAD閲覧 Acrobat Reader※5 PDF閲覧 業務委託 工事完成図書 内容確認 【ソフトウェアのダウンロード先】 ※1 ※4 国土交通省国土技術政策総合研究所ホームページ(http://www.nilim-ed.jp/) ※2 ㈱ワイズのホームページ(http://www.wise.co.jp/) ※3 官庁営繕事業電子納品に関するページ (http://www.mlit.go.jp/gobuild/kijun/cals/cals.htm) ※5 ㈱Adobeのホームページ(http://www.adobe.co.jp/) 2-24 第4章電子検査の基本的事項(マニュアルP25) ■ 検査における留意事項 1)共通事項 ・受注者は納品前に基準チェック及び内容確認を行う。 ・監督員は電子媒体受取り時にチェックする。 ・基準チェックでエラーが出た場合、修正指示を行い、修正媒体を確認する。 ただし、以下によるエラーは除く チェックシステムの不具合に関するもの、 三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)の定めによるもの 受発注者協議によるもの ・検査用の機器及びソフトウェアは、原則として発注者が準備する。 ・機器の操作は、原則として受注者が行う。 2-25 第4章電子検査の基本的事項(マニュアルP26,27) 2)工事の場合 ・写真は、サムネール印刷で確認の上、電子納品データを画面で確認する。 ・出来形管理・品質管理資料は、検査用の成果品コピーで内容確認の上、電子 納品データとの整合を抜き取りで確認する。 3)委託の場合 ・報告書は、検査用の成果品コピー(A4版簡易ファイル)で内容確認の上、電子 納品データとの整合を抜き取りにて確認する。 2-26 第4章電子検査の基本的事項(マニュアルP27) 4)その他の事項 ・特殊な機器、高性能な機器が必要な場合は別途指示する。 ・検査の準備は、従来通り受注者が行う。 ・ウィルスチェックで感染が確認されたものは検査を中止する。 ・出来高検査は、途中成果の電子媒体で検査を行う。 途中成果の電子媒体1部とし、検査後に返却する。 ラベルは、完成年月は予定月、括弧書きで出来高回数を記載する。 (例)平成16年3月(出来高第1回) エラーが発生した場合も閲覧できれば問題なしとする。 2-27 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP29) 第5章 業務の流れ及びチェックシート ■業務の流れ 1)マニュアルを入手する。 ・「三重県のCALS/EC」のホームページからダウンロードする。 2)チェックシートを入手する。 ・マニュアルと合わせてダウンロードする。測量・用地測量業務では基準点一覧 表(三重県様式)もダウンロードする。 3)チェックシートで事前協議を行う。 ・チェックシートは打ち合わせ簿の添付資料とする。 2-28 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP29,30) ■基本的事項 1)電子成果品の作成手順は、各省庁の運用ガイドラインを参考とする。 2)チェックシートは受注者が記入し、監督員との協議に使用する。 3)チェックシートは標準様式、業務内容により追加・加工も可能。 ■チェックシートの構成 1)業務及び内容毎に以下の9様式を使用する。 ・CALS様式1 測量業務 ・CALS様式A CAD製図 ・CALS様式2 用地測量業務 ・CALS様式B デジタル工事写真 ・CALS様式3 用地調査等業務 ・CALS様式4 工損調査業務 ・CALS様式5 地質・土質調査業務 ・CALS様式6 設計業務等 ・CALS様式7 公共工事 2)業務と内容によって、様式を組み合わせて使用する。 例) 道路詳細設計の場合 CALS様式6+CALS様式A 道路改良工事の場合 CALS様式7+CALS様式A+CALS様式B 2-29 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP31,32) ■チェックシート 記入例:CALS様式7 公共工事(概要情報) 2-30 記入例:CALS様式7 公共工事(着手時) 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP33~47) 2-31 記入例:CALS様式7 公共工事(納品前) 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP33~47) 2-32 記入例:CALS様式7 公共工事(検査時) 第5章業務の流れ及びチェックシート(マニュアルP33~47) 2-33 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP48) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 第6章 工事施工段階におけるデータの流れ(参考例) 工事施工段階における図面データの取り扱いは、受発注者のCAD製 図基準(案)への理解度を考慮して段階的に対応するものとし、当面は 管理情報を除く図面データのみの提供及び電子納品とする。 ただし、現時点で対応が可能な場合は、CAD製図基準(案)に則った 取り扱いを行うものとする。 2-34 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP48) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 ■契約・変更・出来高時のデータの流れ 1)発注前 設計業務の電子納品から、施工に必要な図面データを抽出し、発注図データ を作成する。 ・施工範囲を旗揚げ、ハッチングする。 ・必要に応じて図面を修正し、レイヤ名を変更する。 (責任主体を変更する。 例:D-TTL-TXT → C-TTL-TXT) ・表題欄を修正する。 (工事名を発注内容、図面番号を001から配番し直す。) ・ファイル名を変更する。 (ライフサイクル、図面番号、改定履歴を変更する。 例:D0PL004Z.P21 → C0PL0010.P21) 2-35 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP48,49) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 2)契約時 発注図データを受注者に提供する。 ・「DRAWINGS」フォルダを作成し、発注図データを格納する。 ・ 「DRAWINGS」フォルダ内に「SPEC」サブフォルダを作成し、特記仕様書 データ(ファイル名「SPECnn」)を格納する。 ・「DRAWINGS」フォルダをCD-Rに書き込み、受注者に提供する。 ・参考資料(数量計算、測量及び地質土質データ等)は、上記CD-Rとは 別に提供する。 (例) DRAWINGS 【図面データ】 C0LC0010.P21(位置図) C0PL0020.P21(平面図) C0PF0030.P21(縦断図) C0SS0040.P21(標準断面図) C0CS0050.P21(横断図-1) C0CS0060.P21(横断図-2) SPEC 【特記仕様書データ】 SPEC01.XLS(特記仕様書-1) SPEC02.DOC(特記仕様書-2) 2-36 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP49) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 3)変更時 受注者から提出された出来形測量結果資料(図面データ、数量計算データ) により設計変更作業を行う。 ・受注者から提出時の図面データはSXF(SFC)形式とする。 ・表題欄の工事名に「第○回設計変更」と記入する。 ・廃棄図面には、図面枠レイヤに大きく×を描き、ファイル名の改定履歴を Zに変更する。 ・ファイル名のライフサイクル、図面種類は当初と同様とする。 ・整理番号は、変更図面及び新規追加図面を変更回数とする。 ・図面番号は、新規追加図面は最終図面番号の後ろに追加し、廃棄図面 が発生した場合も他図面の番号を前詰め修正しない。 ・設計変更後のデータを「DRAWINGS」フォルダに格納し、当初契約と同様 の方法で受注者に提供する。 2-37 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP50) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 4)出来高時 受注者から提出された出来高分に係る図面データ、数量計算データにより、出来高 設計作業を行う。 ・ 受注者から提出時の図面データはSXF(SFC)形式とする。 ・ 表題欄の工事名に「第○回出来高設計」と記入する。 ・ 図面データを加工した場合は、加工後データを受注者に提供する。 ・ データのやりとりは協議。 5)出来高検査時の電子媒体の提出方法 ・ 提出部数は1部、ラベルの表示は、完成年月の部分を現内容とする。 例) 出来高第1回 ・ 提出は透明ケースとし、写真データのサムネール及び代表写真の印刷物1部を 検査用に準備する。 2-38 第6章工事施工段階におけるデータの流れ参考例(マニュアルP50~52) ※第6章は発注者作業の例を示したものです。 ■契約書及び出来高設計書のCAD図面への施工区間 の旗揚げ、ハッチングの処理方法について ・契約書及び出来高設計書の発注図データに、施工区間を旗揚げ、ハッチング処理 により明示する。 ・設計変更時は前回データを修正する。(前回データは残さない) ・配置するレイヤー、線種、線色、太さは下表のとおり。 レイヤー名(例) 契約書 旗揚げ H-162A-HTXT ハッチング H-162A-HCH1 補助線 H-162A-LINE 出来高設計書 旗揚げ H-162P-HTXT ハッチング H-162P-HCH1 補助線 H-162P-LINE 線 種 実 線 線 色 牡 丹 一点鎖線 実 線 太 さ 0.5mm 青 一点鎖線 ※レイヤー名(例)欄の「162」とは、平成16年度の発注ロットが2番目(分割-2)を示す。 補助線は、盛土の暫定断面線等を明示する場合。 ハッチング間隔は任意とする。 2-39 参考 「三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)」記載内容一覧 (1/3) 2-40 参考 「三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)」記載内容一覧 (2/3) 2-41 参考 「三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)」記載内容一覧 (3/3) 2-42 参考 「三重県CALS電子納品運用マニュアル(案)」 「工事完成図書』対象書類の簡素化 平成18年度改訂について 県マニュアル(案)を下記内容で改訂します。 3月中にホームページ等に掲載し、平成18年4月からの適用を予定しています。 ○案件番号について 仕様書鑑の右下の番号18桁とする。 ○デジタル写真データの編集について 撮影情報(Exif情報)の欠落、リサイズは認めない等、具体的に記載します。 ○電子納品の対象書類の簡素化について ・業務委託は「特記仕様書(測量のみ)」「成果報告書」「記録簿」「リサイクル計画書」。 ・工事関係は「特記仕様書」「工事写真」「施工計画書」「出来形品質管理資料」「発注図」 「完成図」。 ○実態に合わせた改訂 ・用地測量の面積計算書(数値データ)の納品フォーマットをSIMA形式とする。 ・電子検査の基準チェックは、監督員の事前チェック結果の確認に変えることができる。 ・CADの線色について、外枠・タイトル枠の黄色を白色とする記述を削除 等々 ○上記の改訂に伴い、チェックシートについても一部改訂します。 2-43 おわりに • 電子納品の適用を進めるなかで、運用上の課題を抽出し、逐次見直しを 行います。 • 要領基準、マニュアルに記載のない事項は、事前協議で整理してください。 • マニュアルに関する疑問や適用を明確にすべき点等があれば、下記まで ご連絡ください。 ■ 三重県県土整備部公共事業情報化プロジェクト TEL.059-224-2208 FAX.059-224-3290 mail:[email protected] ■三重県総務局営繕室(営繕室所管のもの) TEL.059-224-2150 FAX.059-224-2111 mail:[email protected] 2-44
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