京都府農業資源センター応用研究部の研究内容 京都府農業資源研究センター・応用研究部では,最先端の科学技術を駆使し, DNAマーカー技術を利用した京都の伝統野菜などの特性改良や新品種の育成, 農作物の品質向上や生産性安定に寄与する植物ウイルス病ワクチンや乳酸菌の 活用による環境にやさしい農業技術の開発などを行っています. 現在進めている取組み 辛味のまったく無い万願寺とうがらしの育成 万願寺とうがらし はおいしいなぁ~ できました !! 辛味のまったく無い 万願寺とうがらしです ! ひやぁ~ 辛いのがあった おいしいね ! このとうがらし ! おいしい枝豆の紫ずきん が食べたいなぁ・・・ まだ紫ずきんがとれる 時期じゃないのか・・・ できました !! 9月初旬に食べられる 紫ずきんです !! ぷは~ ! やっぱり 紫ずきんは 最高だぁ~ <プチ解説> <プチ解説> ‘万願寺とうがらし’はたいへん美味しい大型のとうがらしです。 でも、とても辛いものが混じっていることがあり、これを一度食べ た人はきっと でしょう。そこで、ピーマンと‘万願寺と うがらし’を交配し、辛味のまったく無い新しい‘万願寺とうがら し’を作りました。 ワクチンの予防接種でキュウリも元気 キュウリがウイル ス病にかかって 作れない・・・ トホホ・・・ 9月初旬に食べられる枝豆紫ずきんの育成 そうだ ! ワクチンを開発しよう !! 美味しい黒大豆の枝豆‘紫ずきん’は9月の終わり頃から食べら れます。でも、もっと早く食べたいという声が多く、 9月の初旬に収 穫できる新しい品種‘紫ずきん2号’を育成しました。この品種はウ イルス病に強く、もとの ‘紫ずきん’に出やすい莢の汚いしみが まったく発生しません。 乳酸菌が農作物の病気を防ぐ 野菜が病気に かかってうまく 作れない・・・ トホホ・・・ 化学農薬は 使わないで !! お手上げだぁ~ できました !! ワクチン製剤です !! 予防接種したキュウリは 元気だなぁ~ 効く~う~ ! そうだ !! 乳酸菌がある !! かなり 効くんだな これが ! <プチ解説> <プチ解説> キュウリがウイルス病にかかると、枯れたり果実が凸凹になっ て大きなダメージを受けます。そこで、民間企業や大学と一緒に ワクチンの予防接種技術の開発を目指しました。その結果、わ ずか1年で実用的なワクチンができました。また、ワクチンを扱 いやすい製剤にすることにも世界で初めて成功しました。 人の健康に良い乳酸菌には、植物に住み着いているものがあり ます。私たちは、この植物性乳酸菌が野菜などの病気を防いでく れるのではないかと発想し、世界的にも例の無い研究に着手しま した。その結果、キムチや漬物などの乳酸菌の中から、発病を抑 える効果の高い菌株をいくつか発見しました。 この研究に関する問い合わせ先: 京都府農業資源研究センター・応用研究部 E-mail: [email protected] 小坂 能尚 京都植物バイテク談話会
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