PowerPoint プレゼンテーション

JAHIS
医療情報ネットワーク基盤検討会について
セキュリティ委員会
委員長 茗原秀幸
保健医療福祉情報システム工業会
JAHIS
医療情報ネットワーク基盤検討会とは
• 平成15年6月に医政局長の私的検討会として
設置された
• 安全に情報を伝達・参照できるような環境整備を
図る必要性
• 医療情報を取り扱う際の運用面においても適正
を期する必要性
• 上記確保のための基盤整備のあり方について、
患者・国民の視点を重視しつつ検討する
保健医療福祉情報システム工業会
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医療情報ネットワーク基盤検討会の
スケジュールと検討事項
スケジュール
平成15年6月より検討を開始し、平成15年末までに中間的なまと
めを行い、平成16年夏ごろまでに一定の結論を得る
検討事項
・電子化された医療情報を個々の医療機関を超えて活用すること
(地域における医療情報ネットワーク構築)の基本的な考え方
・医療情報の安全な伝送・参照のためのセキュリティ技術の活用策
・患者・国民の視点に立った医療情報ネットワーク運用のあり方
・技術活用面、運用面での適正を期するための基盤整備のあり方
保健医療福祉情報システム工業会
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作業班の設置について
作業班の位置付け
医療情報ネットワーク基盤検討会に対する技術的な提言をおこなう
検討会は作業班の提言を踏まえ意見や方向性を示す
最終的に検討会は報告書をとりまとめる
具体的な通知、ガイドライン等の内容は別途枠組みを設けて作成
作業班の概要
1.書類の電子化作業班
紙の書類によることと規定されているものについて電子化を検討
2.公開鍵基盤作業班
電子化された情報をやり取りする際に必要な電子署名と認証局の検討
3.診療録等の電子保存作業班
技術の発展を踏まえ、通知等の枠組みを整理し見直しを検討
保健医療福祉情報システム工業会
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書類の電子化作業班
主な検討内容
電子化の検討対象とする書類の整理
署名・捺印を要する文章の電子化
電子化した書類を電送する際の技術面・運用面の検討
検討のポイント
電子申請において必要となる医師の診断書などに対する対応
診療情報提供書、処方せんなどの医療施設間でやり取りされる書類の対応
主な論点
処方せんはその性質上から他の文書と同一に検討できない。
保健医療福祉情報システム工業会
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公開鍵基盤作業班
主な検討内容
公的な電子申請を行う際に必要となる電子署名と認証局のあり方
医療機関同士でやり取りする際に必要となる電子署名と認証局のあり方
ネットワークを介して伝送・参照される際の安全かつ的確に行うための要件
検討のポイント
各種申請の際に医師の診断書等の添付が求められるものの検討
医師の資格認証まで行える仕組みが必要となるかの検討
医療機関同士の情報交換のための仕組みが必要かどうかの検討
主な論点
公的個人認証基盤は住基四情報が証明書に記載されるため使いにくい
国際標準化が進むヘルスケアPKIの仕組みを取り入れるべき
保健医療福祉情報システム工業会
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診療録等の電子保存作業班
主な検討内容
診療録等の電子媒体による保存に関する通知の枠組みの整理
情報技術の発展を踏まえた技術面・運用面の見直し
今日のネットワーク環境を踏まえた見直し
検討のポイント
ガイドライン、解説書、Q&A集などの文書体系の再検討
保存と利用についての明確な区分と議論の分離
スキャナーなどの利用による電子化の可否
主な論点
個人情報保護法との関連をどう位置付けるか
過去に蓄積された紙カルテをスキャナ保存することの是非
保健医療福祉情報システム工業会
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検討状況の中間とりまとめ(抜粋)
検討の経緯と基本姿勢
医療にかかわる機関が電子化、ネットワーク化に自信を持って的確に取り組
めるよう、環境を整備し、満たすべき要件や留意点を判りやすく示す。
医療における公開鍵基盤のあり方の検討状況
公的個人認証サービスの利用については医師のプライバシー保護の観点か
ら日常的な運用には問題がある。保健医療分野に適した公開鍵基盤の整
備を目指してさらに検討を行うことが必要。電子化された医籍情報等の整備
は引き続き検討していく。
医療に係る文書の電子化についての検討状況
電子署名法に適合した電子署名がなされた文書は署名された文書とみなす
ことができるという基本認識に基づき検討する。処方せんは紙媒体による運
用のメリットも比較衡量のうえ、現実的な運用のありかたを検討する。
医療に係る文書の電子保存についての検討状況
電子保存の通知ならびに関連資料、本検討会の検討結果を全体像として一
つにまとめた解説資料を作成する。外部保存された電子情報の利活用につ
いては引き続き慎重に検討する。スキャナー等によって電子化されたものの
原本性の問題は今後さらに検討していく。
保健医療福祉情報システム工業会
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今後の主要な論点及び重要事項(抜粋)
1.医療における公開鍵基盤のあり方
共通ポリシーまたは共通ポリシー指針の必要性
国際的な標準への準拠 etc
2.適切な電子保存の推進と診療録等の外部保存
実際のシステム上の実装と運用管理に寄与できるガイドライン作成
運用規定とISMSとの関連 etc
3.総合的な情報セキュリティ対策のあり方との関連
一般的な枠組みの提示
医療施設間の連携のためのセキュリティ対策のあり方 etc
保健医療福祉情報システム工業会
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サブワーキンググループの編成
電子保存・外部保存ガイドラインサブワーキング
電子保存および外部保存のガイドライン・解説資料の編集等
トレンドテクノロジーを押さえつつ、
医療現場の担当者が理解しやすい内容にする
既存のガイドラインの問題点の把握と方向性決定
PKI基本ポリシーサブワーキング
保健医療分野での認証基盤の整備に関連した、
認証局証明書ポリシー標準化やガイドライン等の作成
国際的な標準に準拠して作業を進める
保健医療福祉情報システム工業会
JAHIS
ありがとうございました
保健医療福祉情報システム工業会