金融の基本Q&A50 第3章後半 - ホーム

金融機関の自己資本での損失補填能力を確
保するための規制
 自己資本=tier1(資本金+内部留保)+
tier2(劣後債+貸倒引当金)
 リスクアセット=信用リスク+市場リスク
+オペレーショナルリスク


金融危機によってこれまでの規制では十分でないこ
とが判明
⇒Tier1(狭義の中核的自己資本)の重要性
新規制:バーゼルⅢ
これに景気に対応し
たバッファを
0~2,5%の範囲で
追加

自己資本比率規制強化への対応
› 普通株発行による増資
 企業の貸し手を奪うことに
› 収益力向上のための貸出金利引き上げ
› リスクアセット低減のための株式売却
 企業の資金難
実体経済への影響を考えた規制が必要


大きな金融機関はシステミックリスクを起こしやす
いため公的資金を注入してでも救済しなければ流動
性危機が発生し実体経済に影響を与えかねない
救済を盾にしたモラルハザードが起きる懸念



倒産した際、システミックリスクを起こす可能性
の高い金融機関
様々な議論の最中で、国際的な統一基準の策定な
どの課題
費用負担
倒産後の対応
倒産前の対応
› 金融機関のみへの課税
銀行以外の金融機関の倒産後の処理方法の作成
金融当局による監視強化
› 国際的に統一した倒産についての法律の作成
より厳しい自己資本比率規制
› リスクの高い活動の制限
› 倒産時の処理計画の作成


オイルショック後の不況時の発展のために新興国
で開いた会合、G5が起源
アジア通貨危機において新興国の影響を認める
G20へ