新規発行のご案内 株式会社みずほフィナンシャルグループ 第 9 回無担保社債 (実質破綻時免除特約および劣後特約付) 募集期間 2016年6月6日(月)~2016年6月17日(金) 主に個人のお客さまを対象として募集する円建て社債です。 期間/ 10 年 利 率 年 0.56% (課税前) ◆発 行 価 格 : 額面100円につき100円 ◆利 払 日 : 毎年6月と12月の各20日 (銀行休業日の場合は前銀行営業日) ◆発 行 日 : 2016年6月20日 (月) ◆償 還 日 : 2026年6月19日 (金) ★初回利払日は2016年12月20日 (火) ◆お申込単位 : 額面100万円単位 ◆格 付 : A+ (R&I) 、A+ (JCR) バーゼルⅢに対応するTier2債券について 銀行に対する自己資本比率規制 銀行に対する自己資本比率規制については、バーゼル銀行監督委員会が、銀行の自由化、金融 市場の国際化が進展するなかで、国際的な銀行システムの安定性の向上と銀行の健全性維持、 各国市場間の競争条件の平等化を図るための国際統一基準を定めてきました。 規制の変化の歴史 1988年に公表された国際統一基準(バーゼル合意)は、2004年に新たな枠組みに移行すること とされ(バーゼルⅡ)、2010年にさらに厳しい規制を課すことで合意(バーゼルⅢ)、日本では、 2013年3月末から段階適用を開始しています。バーゼル銀行監督委員会の常設事務局が、国際決済 銀行(BIS)にあることからBIS規制とも呼ばれます。 バーゼルⅢにおける総自己資本は資本性の高い順に普通株式等Tier1(ティア1)、その他Tier1(ティ ア1)、Tier2(ティア2)という要素により構成され、期限付劣後債である本社債はTier2(ティア2)に 該当します。 バーゼルⅢでTier2として認められる要件としては、従来のバーゼルⅡで要件とされていた劣後特約 (劣後事由発生時に、預金や普通社債に対し支払いが劣後)に加え、実質破綻時免除特約が付され、 その他商品性として、発行から償還までは5年以上、期限前償還(発行者の任意)は発行後5年が最短、 利率のステップアップ条項は不可等が求められています。 金融機関の自己資本比率 求められる資本の量と質の変化(バーゼルⅡ→バーゼルⅢ) ◆バーゼルⅢにおける総自己資本は資本性の高い順に普通株式等Tier1(ティア1)、その他Tier1(ティア1)、 Tier2(ティア2)という要素により構成され、期限付劣後債はTier2(ティア2)に該当します。 バーゼルⅡとバーゼルⅢの違い(自己資本比率) 10.5% 総自己資本 ※ Tier2 8.0% 自己資本※ 8.0% 8.5% 総自己資本※ 7.0% Tier2 6.0% Tier2 4.0% Tier1 Tier1 4.5% その他 Tier1 Tier1 普通株式等 Tier1 その他 Tier1 Tier1 資本保全 バッファー 4.5% 普通株式等 Tier1 Tier2 期限付劣後債等で構成(破綻時の損失を負担) その他Tier1 優先株、永久劣後債等で構成 (事業が継続している際に損失を負担) 資本保全バッファー* ストレス時に取り崩しが可能な資本バッファーで、 普通株式等Tier1で2.5%**の積み上げが必要 * 資本保全バッファーの他に、資本バッファーとしてカ ウンターシクリカルバッファーやシステム上重要な銀行 (G-SIB/D-SIB)へのサーチャージ(資本上乗せ規制) の適用を受ける場合もあります。 **その他Tier1やTier2の不足分に補われる普通株式等 Tier1は、資本保全バッファーとして用いることはで きません。 普通株式等Tier1 普通株と内部留保等で構成 バーゼルⅡ (国際基準) バーゼルⅢ (最低比率) バーゼルⅢ (最低比率+資本保全バッファー) バーゼルⅡからバーゼルⅢで変化する量と質 (求められる自己資本比率向上と求められる資本の質の向上) 劣後債の商品性も変化 ※上図の自己資本と総自己資本は、共にTier1+Tier2ですが、バーゼルⅡとバーゼルⅢでは資本としての適格要件が違うため自己資本と 総自己資本と表記しています。 出所:金融庁資料等よりみずほ証券作成 実質破綻時免除特約について 本社債の発行者に実質破綻事由が生じた場合には、元本の削減等が行われ、劣後事由が生じていな くても元利金の支払いはなされません。 「実質破綻事由」とは、 内閣総理大臣が発行者について、預金保険法第126条の2第1項第2号に定める措置である特定 第二号措置を講ずる必要がある旨の認定を行った場合をいいます。 預金保険法第126条の2第1項(金融システム安定化措置) 特定第二号措置:債務超過、支払停止、これらのおそれがある金融機関等に対する特定資金援助等 「劣後事由」とは、 ①日本の裁判所による発行者の破産手続開始 ②日本の裁判所による発行者の会社更生手続開始 ③日本の裁判所による発行者の民事再生手続開始 ④日本以外の地域で適用のある法に基づく、発行者の上記①~③に相当する破産、会社更生、民事 再生その他同種の手続開始 をいいます。 主なリスクと留意点 元利金免除リスク 発行者について実質破綻事由が生じた場合※、実質破綻事由発生後に弁済期限が到来する本社債の元利金の 全部の支払義務が免除され、本社債の購入者は、当初の投資元本の全部を失うこととなります(手続き上の 理由等で元利金が支払われた場合、返還する義務が生じます)。 ※内閣総理大臣が発行者について、預金保険法に定める特定第二号措置を講ずる必要がある旨の認定を 行った場合。 信用リスク 本社債は無担保の債務であり、発行者が倒産等の事態に陥った場合、本社債に関する元利金の支払いの一部 または全部が行われない可能性があります。 劣後リスク 発行者に倒産等の事由が発生し、それが継続している場合には、発行者の一般債務が全額弁済されるまで 本社債の購入者に対する本社債の元利金の支払いは行われないため、本社債の購入者は、投資元本の全部 または一部の支払いを受けられない可能性があります。 価格変動リスク 本社債の価格は発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価や市場金利等の変動、流通 市場の需給状況等により変動し、償還期日の前に中途換金した場合、市場価格での売却となりますので、 売却損が生じることがあります。 償還リスク 本社債について税務上の理由または自己資本比率規制上の理由により償還がなされた場合、本社債の購入者は 予定した将来の金利収入を得られなくなり、また、その時点で再投資したときに、予定した金利と同等の 利回りを達成できない可能性があります。 流動性リスク 本社債を含む劣後社債は、その活発な流通市場は形成されていないため、一般の社債に比べて流動性が劣り ます。本社債の購入者は、本社債を売却できないか、または希望する条件では売却できず、金利水準や発行 者の経営状況または財務状況および本社債に付与された格付の状況等により、投資元本を割り込む可能性が あります。 手数料等諸費用について ●円貨建債券を募集・売出し等により購入する場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。 ●口座管理料は無料です。 ●ご購入の際は、募集期間中に当社店頭窓口へお申し付けください。 ●本社債のご購入を検討される際には、本社債ならびに発行者に関する詳しい情報が記載された「目論見書」および 「契約締結前交付書面」をあらかじめお渡しいたしますので、必ずご覧ください。「目論見書」および「契約締結 前交付書面」のご請求・お問い合わせは当社店頭窓口まで。 ●販売額に限りがありますので、売り切れの際はご容赦ください。 本社債に関する税金について(個人のお客さまの場合) 本社債のような特定公社債等の利子および譲渡(償還)損益に対する課税は、2016年から上場株式等の配当・分配金 および譲渡損益に対する課税と一体化されており、おおむね以下のようになります。 ●利子に対する税金 20.315%の源泉徴収が行われた後、申告不要または申告分離課税のいずれかを選択できます。 ●譲渡(償還)益に対する税金(譲渡益・償還差益が発生した場合) 上場株式等(特定公社債等を含みます、以下同じ。)の譲渡所得等として申告分離課税の対象になります。 ●譲渡(償還)損の取り扱い(譲渡損・償還差損が発生した場合) 上場株式等の譲渡益および申告分離課税を選択した上場株式等の利子・配当所得との損益通算、または翌年以後 3年間の繰越控除の適用ができます。 ●特定口座の利用 特定口座の利用が可能です。利子についても源泉徴収ありの特定口座に受け入れることができます。 ※身体障害者手帳の交付を受けられている方、遺族に関する公的年金を受給されている方などは、所定の手続きで 利子に税金がかからない非課税制度をご利用いただけます。手続きの方法や、必要な書類については、当社店頭窓口 までお問い合わせください。 「目論見書」および「契約締結前交付書面」のご請求・お問い合わせは、お近くのみずほ証券またはコールセンターへどうぞ。 ご投資への最終決定は、お客さまご自身でなされるようお願いいたします。 コールセンター 商 号 等 : みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号 加入協会 : 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 PN-1606-300000 MG2461-160601-05
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