西川付近の通行者における 意識調査

西川の通行者における
意識・実態調査
岡山商科大学
経済学部 経済学科 3年
羽淵 琴音
Ⅰ 調査の概要
• 内容:岡山市来街者における意識・実態調査
• 日時:指定の調査期間のうち4日間
9時から18時の間
平日:11月19日、22日、25日、27日
休日:11月24日、30日
• 地点:西川
• 対象:調査場所の通行者を無作為に抽出
• 方法:調査用紙による他記入式面接法
Ⅱ 回収数・回収率について
平日回収
休日回収
平日配布
休日配布
回収合計
配布合計
回収率
個 人
41
40
105
75
81
180
45.0%
全 員
202
204
467
465
406
932
43.6%
全 員
(個人除く)
161
164
362
390
325
752
43.2%
平日回収率
休日回収率
全体回収率
39.0%
53.3%
45.0%
・調査の回収数および回収率について、上から自身の行ったものを「個人」、
調査者全員の合計を「全員」、全体から自身のものを除いたものを
「全員(個人除く)」としている。
・自身の回収率は、全員の回収率に比べておよそ2ポイント高い。
・自身、全体の回収率から、岡山市来街者のうち、およそ2人に1人の割合で
アンケートに応じていると考えられる。
・自身の回収率は、平日と休日でおよそ10ポイントの差がある。
Ⅲ 調査項目に対する結果
F1 性別
全員
個人
休日
休日
平日
平日
全体
全体
0%
20%
40%
男
60%
80%
100%
0%
20%
女
個人のものは男女の割合がほぼ半分ずつである
全員のものを見ると、やや女性の割合が大きい傾向がある。
40%
男
60%
女
80%
100%
F2 年齢(1)
個人
全員
休日
休日
平日
平日
全体
全体
0%
20%
40%
60%
20歳未満
20歳代
30歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
80%
100%
40歳代
0%
20%
40%
60%
20歳未満
20歳代
30歳代
50歳代
60歳代
70歳以上
割合に注目すると、休日の20歳未満の割合が平日より多い。
平日は20歳代が他の年代よりやや多い。
全体としては、平日休日ともに20歳代の割合がやや多い。
80%
100%
40歳代
F2 年齢(2)
• 個人の加重平均について
20歳未満の階級値を18
70歳以上の階級値を80として計算
加重平均を求めると、
平日と休日の年齢には
およそ5歳の差がある。
年齢 加重平均
全体
38.86
平日
41.24
休日
36.43
F3 職業
個人
全員
40%
40%
30%
30%
20%
20%
10%
10%
0%
0%
全体
勤め人
平日
学生
専業主婦
休日
無職
その他
全体
勤め人
平日
学生
専業主婦
休日
無職
その他
個人では平日、休日ともに学生の割合が最大であるが、全員では休日の勤め人
の割合が最大である。
西川周辺は、勤め人や学生の通行が多いと考えられる。
Q1 現在の居住地
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
全体
平日
岡山市内
岡山県内
休日
岡山県外
平日、休日ともに岡山市からの来街者が最も多く、
次いで県内、県外となる。休日の県外からの来街者の割合が他より多い。
休日は観光目的で来街する人が増加する可能性がある。
Q2 交通手段
50%
40%
30%
20%
10%
0%
全体
平日
徒歩
自転車
自家用車
休日
公共交通
JR
休日と全体では、JRを利用して来街する人が目立つが、
平日では自転車で来街する人の割合が最も多い。
自家用車での来街の割合は、平日、休日ともに同じ程度である。
Q3 来街頻度
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
全体
平日
毎日
4~6日
休日
1~3日
めったにない
平日の来街者は、ほぼ毎日来街する人の割合が多いのに対し、
休日では来街が週3日以内の人の割合が7割以上を占める。
加重平均を求めると、平日と休日の来街頻度は
およそ1日の差がある。
来街頻度 加重平均
全体
3.03
平日
3.50
休日
2.55
50%
Q4 現在最も賑わっている場所
40%
30%
20%
10%
0%
表町
高島屋周辺
一番街
駅前商店街
駅構内
全体
平日
ビブレ付近
駅西口
桃太郎大通り 旧林原駐車場
その他
休日
平日の来街者からは高島屋周辺や桃太郎大通りを挙げる声があるが、休日ではない。
平日、休日ともに、ほかの選択肢に比べて岡山駅から離れている表町が賑わってい
る、とする割合が最多である。
50%
Q5 数年後最も賑わっている場所
40%
30%
20%
10%
0%
表町
高島屋周辺
一番街
駅前商店街
駅構内
全体
平日
ビブレ付近
駅西口
桃太郎大通り 旧林原駐車場
その他
休日
平日、休日ともに旧林原駐車場を挙げる人の割合が著しく多い。
次いで、平日では表町、休日では駅構内とする割合が多い。Q4と比較して、現在
賑わっているとされる表町よりも旧林原駐車場のほうが割合が高い。
休憩する場
休日
平日
全体
0%
10%
20%
30%
40%
50%
ある
60%
70%
80%
ない
平日と休日で10ポイント以上の差がある。
全体としては、休憩出来る場が少ないと考える人の割合がやや多い。
90%
100%
駐輪場
休日
平日
全体
0%
10%
20%
30%
40%
50%
ある
60%
70%
80%
ない
平日と休日で、駐輪場の有無に対する意識に2割以上の差がある。
休日と全体を見た場合では、あると答える割合が6割を超えている。
90%
100%
駐車場
平日、休日ともにあると考える割合が7割を超えている。
時間帯
夜間(22時~翌日5時)
他の時間(5時~22時)
平日、夜間ともに、休日に比べ平日の来街者のほうが危険と感じている割合が多い。
特に平日の来街者は、夜間に危険を感じる夜間に危険を感じる割合が6割を超える。
路面環境(1)
• 段差
段差をあると感じる人の割合は半分に満たないが、平日のほうが休日に比べ
て段差を感じている割合がおよそ20ポイント多い。
路面環境(2)
• 滑りやすさ
平日、休日ともに滑りやすさを気にする人の割合は半分に満たない。
段差同様に、平日のほうが割合は多い。
路面環境(3)
• 歩道の幅
他の路面環境と異なり、歩道の幅を悪い(狭い)と感じる人の割合が半分以
上を占める。全体としても、歩道の幅を狭いと感じる人の割合は6割以上で
ある。
歩行者以外の通行
自転車
車など
自転車の通行について、平日休日ともに危険を感じる人の割合は7割を超え
ている。それに対して、車などの通行については、危険を感じる人の割合は
4割前後である。
Ⅳ 考察
• 西川は、主に通勤や通学のために通行する人
が多く、休日は娯楽や観光目的で来街し通行し
ている可能性もある。
• 自転車を利用して来街する人は駐輪場の不足を
感じている人が多い可能性がある。
• 自転車の通行に危険性を感じる人は少なくなく、
歩道幅を狭いと感じる原因の1つではないかと考
えられる。
• 数年後、旧林原駐車場が賑わうと考える人の割
合から、イオンへの期待が伺える。