-牛ふん堆肥の暫定許容値(400 ベクレル/kg)について- 暫定許容値以下の堆肥は従来通り利用できます ○ 牛ふん堆肥中の放射性セシウムの暫定許容値は、この水準の堆肥を長 期間施用し続けても、施用した農地土壌中の放射性セシウム濃度が原発事 故前の濃度の範囲内に収まるよう設定されています。 ○ このように、牛ふん堆肥の暫定許容値は、食品の基準値とは連携させず に設定され、相当低い水準(※)となっています。 ※ 例えば、玄米や牧草中の放射性セシウムの増加は、移行係数を0.1と 大きめに見積もっても1ベクレル/kg未満です。 ※ なお、野菜類の土壌からの放射性セシウムの移行は非常に少ない傾向にあ ります。(キュウリ、トマト、ナス等:0.0003~0.0064) 【研究成果情報】 ◎ 飼料用トウモロコシについて、堆肥の施用により、土壌からの放 射性セシウムの移行が抑制される効果が示されています。 ※ なお、暫定許容値以下の牛ふん堆 肥に含まれる放射性セシウムは極め て微量です。 トウモロコシの放射性セシウム濃度 ※ 一般的な牛ふん堆肥中にはカリが、 約1%(現物当たり)含まれています。 堆肥を施用し、土壌中のカリが増 加することにより、作物に吸収され やすい交換性カリも増加します。 連年施用条件における堆肥施用量の違いが 飼料用トウモロコシの放射性セシウム濃度 に及ぼす影響 (Bq/kg 新鮮物,Cs-134+137, 乾物20 %換算) ◎ 堆肥施用による移行抑制効果は、 土壌中のカリ含量の増大(※)に よるものと考えられます。 12 ・3t/10a未満と3t/10a以上の間 に統計的な有意差あり。 10 40%減 8 6 4 2 0 0 なし 1.5 3 4.5 堆肥連年施用量(t/10 a/作) ・0~4.5tの堆肥を連年施用し、試験年度に、放射性 セシウム濃度108Bq/kg(現物)の堆肥を施用。 ・土壌の放射性セシウム濃度は1670±460Bq/kg(乾 土:深さ20cm換算(n=21)) 相 談 窓 口 ○○○○ 担当係 電 話
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