フロリデーション装置実物と原図(日本大学松戸歯学部) コントロー ルパネル 処理前 予備タンク 注 入 ポ ン プ 混合タンク 処理後 主水ポンプ 貯水タンク サチュレーター 4%NaF フロリデーション装置の種類 水道水本管 水道水 注入ポンプ 飽和フッ化物 溶液の添加 注 入 ポ ン プ 顆粒状 フッ化ナトリウム 飽和フッ化物溶液 軟水化された水 軟水化された水 飽和したフッ化ナト リウム溶液を吸い上 げる 飽和フッ化物溶液 フッ化ナトリウム 飽和フッ化物溶液の添加 湿 式 水道水本管 水道水 アップフロー飽和溶液注入装置(3D) 浮遊式吸い込み口 模( )対 象 : 小 規 ダウンフロー飽和溶液注入装置(3D) 砂利(1~2インチ径) 模( )対 象 : 大 規 乾 式 酸 注 入 式 模( )対 象 : 中 規 Tsutsui A, 2003 日本歯科医学会は、歯科診療所に 1999年 おけるフッ化物局所応用拡大の指 針を示した。 厚生労働省はフロリデーション実 2000年 施に積極的な姿勢を示した。 日本歯科医師会はフッ化物応用に 関する見解を表明した。 健康日本21にフッ化物応用が盛り 込まれた。 保険でフッ化物歯面塗布、フッ化 物洗口が算定できるようなった。 2002年 日本口腔衛生学会は、フッ化物応 用の学術支援を表明した。 2003年 厚生労働省はフッ化物洗口のガイ ドラインを示し、具体的な実施マ ニュアルを公表した。 Tsutsui A, 2003 当会議は、前身である「日本むし歯予防フッ素推進会議(日F 会議)」の発足以来、四半世紀にわたり、むし歯の予防を通し て健康を守り育てるために、日本のむし歯予防に不足している フッ化物(フッ素)の正しい知識と利用の普及をすすめてきま した。2002年10月17日には内閣府より認証を受け、特定非営利 活動法人(NPO法人)として、新たなスタートを切りました。 ホームページアドレス http://www8.ocn.ne.jp/~nichif/ (1) 歯科疾患の予防プログラムの研究、開発および普及 (2) 園児、学童から成人まで、生涯にわたるフッ化物応用の推進 (3) 水道水フロリデーションの国、地方自治体への要請。ならび に、フッ化物洗口およびフッ化物歯面塗布の推進、ならびに フッ化物配合歯みがき剤の普及推進 (4)むし歯予防に必要な公衆衛生活動の援助、育成。および、こ れに 要する情報の収集ならびに提供 ・全国規模のネットワークがあるNPO法人です。 ・NPO法人日F会議メーリングリストにより、フッ化物情報の問 題に即座に対処できる!! ・フッ化物に関する研修会、地域でのフッ化物利用推進等に対 し強力にバックアップ!! ・メールが使用できなくても年4回の会報により、世界中の フッ 化物情報入手可能!! ・NPO法人日F会議の会員名簿により、地域間の情報等を共有で きる!! ・会員は、大学関係者、開業医、行政関係者、養護教諭と様々 です(現在会員数440人)。 ・年会費は、医師・歯科医師が5000円、その他が2000円です。 【入会案内】ホームページアドレス http://www8.ocn.ne.jp/~nichif/ 〒951-8127 新潟市関屋下河原町1-2-2 (株)大創 NPO日F会議会員業務係 Phone:025-233-4240 FAX:025-233-4888 科学的根拠に基づいた保健政策に!! EBMでみたう蝕予防法 方 法 ・水道水フロリデーション ・フッ化物錠剤 証拠の質 推奨の強さ I ねらいとする対象 A 全地域 ・フッ化物洗口 ・フッ化物歯面塗布 ・フッ化物配合歯磨剤 I A 施設 or 個人 シーラント I A 個人 ・甘食を控える ・就寝時の哺乳瓶 使用をやめる Ⅱ-1 Ⅲ A B 個人 歯磨き、フロス利用 (フッ化物配合歯磨剤不 使用) Ⅲ C 個人 定期的な歯科検診 Ⅲ C 個人 各種予防法の評価と推奨(米国予防医学研究班,1989) Tsutsui A, 2003 全国40道府県 2,951施設303,182人 2002年NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議調査 都道府県 施設数 人 数 都道府県 施設数 人 数 北海道 146 8,915 三重県 1 24 青森県 19 4,696 滋賀県 45 7,316 岩手県 3 508 京都県 120 17,287 宮城県 33 3,705 兵庫県 9 521 山形県 77 8,596 和歌山県 19 1,658 福島県 65 7,148 島根県 43 2,035 栃木県 17 1,848 岡山県 6 1,326 群馬県 31 1,351 広島県 52 2,142 埼玉県 33 3,678 山口県 40 5,043 千葉県 7 384 徳島県 9 240 神奈川県 12 1,262 香川県 44 7,194 新潟県 781 79,378 愛媛県 86 13,893 富山県 151 15,807 高知県 22 712 石川県 43 2,255 福岡県 26 2,167 福井県 48 2,345 佐賀県 234 13,486 山梨県 14 701 長崎県 111 8,236 長野県 61 18,220 熊本県 99 3,381 岐阜県 23 3,232 宮崎県 57 2,050 静岡県 172 21,278 鹿児島県 58 11,000 愛知県 108 16,720 沖縄県 26 1,444 Tsutsui A, 2003 CDC(米国疾病管理予防センター)が評価した 20世紀の偉大な10大公衆衛生業績 予防接種 伝染病管理 母子保健 交通安全 心疾患による 死亡率の低下 家族計画 労働衛生 食品衛生 タバコの有害 性認識 CDC's Morbidity and Mortality Weekly Report (MMWR) April 02, 1999 / 48(12);241-243 http://www.cdc.gov/phtn/tenachievements/default.htm フッ化物洗口法(園、学校等の施設で利 用) ①ポリタンクに必要量の水道水を準備し、 広口ビンから処方されたNaF粉末を取り 出しポリタンクに入れる。ポリタンクを軽く 振って溶解する。 ⑤吐き出した洗口溶 液をポリバケツに入 れて下水に流す フッ化物洗口法 の手順 ④1分間音楽に合わせて洗口終了後、 紙コップに吐き出させる ②クラスごとにフッ化物 洗口液をディスポンサー ボトルに分ける ③紙コップに1人ずつ分注する(毎 日法:5ml、週1っ回法:10ml) 確かな効果 普及拡大中 (予防率30~80%) (約30万人、3千施設) 平泉町の小・中学生のむし歯の変化 1979年:保健指導開始(歯磨き+おやつ指導のみ) 1986年:フッ素洗口開始(歯磨き+おやつ指導+フッ素洗口) 世界のフッ化物利用・普及状況 日本のフッ化物利用・普及状況 フッ化物配合歯磨剤のシェアの推移 % 100 シ ェ シ ア 炻 ・ ア 重 ・ 量 重 90 80 70 60 50 量 40 ・ 30 20 10 0 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01年 フッ化物歯面塗布経験者の推移 (15歳未満-1回でも経験者) フッ化物洗口状況の普及状況 Tsutsui A, 2003
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