平成16年度プロジェクト研究 「障害のある児童生徒等の教育の総合的情報提供体制 の構築と活用に関する実際的研究」 肢体不自由に関するアクセシビリティ上の配慮・ 工夫 国立特殊教育総合研究所 研究員 渡邉正裕 磯田医院 理事 磯田真一 ユーザテスト • CMS 型 Web サイトにアクセスし,いくつかの 作業内容が達成可能か,または達成しやす いか確認する – 目的のページ にたどり着く – 情報を得る – 書き込む – …等 • 11月中に実施 ユーザテスト(2) • テストをしてもらう際に: – 普段利用しているデバイス(トラックボール等)を 使用する – 利用者本人が使いにくさに気づいていない場合 もあると考えられるが,実際に操作しているところ を録画・検証することによって問題を明らかにす る フリーウェアを利用した工夫 • キーボードのキーの割り当てをユーザが自由に変 更できるフリーウェアを利用 例)左手に麻痺がある場合,通常キーボード上の左側 にあるキー([Esc] [Tab] [Alt+F4] 等)を,右側 ([Home] [Page Up] [Page Down] 等)に配置し直 すことで,右手で操作しやすいように工夫できる http://www.remus.dti.ne.jp/~kurotora/ 磯田による提案 Tab Shift+Tab Space PageDown PageUp End Webのフォームやダイアログの中で、選択したり チェックボックスにチェックをつけたりするときに便利 である。Enterはしばしばフォーム全体を送信してし まうように設定されているため、意外とSpaceキーの 存在は重要である。TabのとなりにSpaceがあると、 非常に選択しやすい。 磯田による提案 全角/半角 Home Homeも筆者はあまり使わないので、「全角/半 角」にしている。「全角/半角」も通常キーボードの 左側にあるので、右側にしている。 磯田による提案 Alt+Esc Esc Alt+F4 PrintScreen Scroll Lock Pause アプリケーションの切り替え、および終了。切り替え ようと思って、誤って終了してしまうことが多いため、 間にEscを置いてある。Escも通常左側に配置され ているため、筆者にとっては使いづらい。 磯田による提案 Shift+2 Shift+7 :(コロン) Shift+:(コロン) :(コロン) Shift+;(セミコロン) 筆者はASCII配列のキーボードになれてい るため、このような設定にしている。 磯田による提案 Shift+8 Shift+9 Shift+0 F6 F7 F8 「しゅ」「しょ」「を」などをShiftキーなしで出すようにしたもの。小さ い「や」がF5に来ても良いが、前述のASCII配列の設定と重なっ ていて、必要ない。不自然ではあるものの、覚えておけば不便は 感じない。また、IEのF5は「最新の情報に更新」となっているた め、よく使う。「猫招き」は現在使用しているアプリケーションに よってキー配列変えることもできるようだが、筆者はすべて同じ にしている。 磯田による提案 Ctrl+A Ctrl+X Ctrl+C Ctrl+V F9 F10 F11 F12 コピーやペーストを単一キーでできるようにしてある。 磯田による提案 右Ctrl 右Alt 右Alt 右Ctrl 筆者はCtrlよりAltをよく使う。Altを他のキーと間違って 押してしまうことが多いため、Altを一番端にしている。
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