わかりやすいパターン認識 4・3識別関数の設計 2.線形識別関数を用いた多クラス の識別 2003年5月9日 結城 隆 線形識別関数を用いた多クラス の識別 多クラスの境界を定めるためには一般に 複数の線形識別関数が必要 多クラスの識別のための識別規則を作る (a).任意の2つのクラス i , jが線形分離可能な場合 (b).任意のクラス iと i以外のすべてのクラスとが線形分 離可能な場合 (c).識別関数 g i x の大小によってクラスを決定できる場合 (a).任意の2つのクラス 形分離可能な場合の図 i , j が線 1 g31 x 0 2 3 g23 x 0 g12 x 0 (a).任意の2つのクラス i , j が線 形分離可能な場合 クラスi と j とを識別する線形識別関数 gij x 1 i, j c x i g ij x 0 x j g ij x 0 cc 1 / 2 個存在する関数 gij x よって を定義することができる。 gij x g ji x とすると j i, gij x 0 x i どのクラスにも属さないリジェクト領域が発生する場合がある (a).任意の2つのクラスi , j が線 形分離可能な場合 多数決法 すべての i1 i c について gij x 0 j1 j c 成り立つ個数 N i を求める j i, N i N j x i (b).任意のクラスi とi 以外のすべて のクラスとが線形分離可能な場合の図 1 g3 x 0 g1 x 0 2 3 g 2 x 0 (b).任意のクラスi とi 以外のすべ てのクラスとが線形分離可能な場合 クラスi と i 以外のクラスとを識別する 線形識別関数 (a).の特別な場合 1 i c g i x c 個存在する関数 よって識別規則は gi x 0 かつ gij x x i g i x 0 x i g i x 0 を定義することができる。 j i, g j x 0 x i どのクラスにも属さないリジェクト領域が発生する場合がある また多数決法を用いて識別規則を定めることも可能 (c).識別関数 g i x の大小によってク ラスを決定できる場合の図 1 g3 x g1 x 3 2 g 2 x g3 x g1 x g2 x (c).識別関数 g i x の大小によってク ラスを決定できる場合 ・ 識別関数 g i x の大小関係は常に決定で きるので、境界を除くどの領域も必ずいず れかのクラス i に識別される ・(a)の特別な場合 識別規則 j i, gi x g j x x i
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