3B-1 3B-1a x=L, u=u\ を,それぞれL,u\ で無次元化すると, x~1, u~1, y=d(x)/L → d<1 と見做せる. そこで,下記の連続の式にこの大きさを適用すると, 1 v 0 1 d 大きさを比較することにより,v~d の大きさとなる. このようにして,大雑把に評価して大きさを見積もり, 小さな項を d (例えばこの大きさを0.1の大きさ)として 無視していくのが,Prandtlの境界層理論の基本である. 同じく運動方程式(3.39a,b)に適用すると, 3B-1b 1 1 1 p 1 < 1 1 d ( 2 2 ) 1 d x 1 d これより動粘度の大きさは ~ d2 となる. d d 1 p d 2 d 1 d d ( 2 ) 1 d y 1 d となり,この式の圧力p以外の項の大きさはd である.従って, dp/dy0 となり,物体の表面に垂直y方向の圧力勾配はない. p=p(x): 圧力は流れ方向 x のみの関数 3B-1c エネルギ方程式(3.40)の場合には,温度Tの大きさを未定にして T T T< T 1 d ( 2 ) 1 d 1 d T T ( T d 2 ) したがって,右辺第一項は,第二項に比べて小さく,無視でき, 温度伝導率 の大きさは ~d2 となる. 3B-2 Prandtl(1904) 3B-3 3B-4 3B-5 u L 3B-6
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