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警察業務の民間委託と治安対策
駐車違反の民間取締りで治安は回復するか
平塚 直大
2015/10/1
上沼ゼミⅠ 平塚
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5月3日(月)付け朝日新聞 『取り締まり「警察公認」』
記事の要点
・現在は警察が独占的に行っている違法駐車の取り締まりを来
年から一部を民間委託する
・警察としては、治安悪化が著しいため違法駐車取り締りの労力
を犯罪捜査等の治安対策の方に振り向けたい
・「駐車監視員」となった業者の従業員は道交法による「見なし公
務員」の扱いになる
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治安対策に興味を持った経緯
近年、世田谷区の治安が悪化。
 数年前と先月に警察官が発砲した事件が発
生。
 週間朝日の記事によれば、家の東京で二番
目にひったくり犯罪が多い。
 家の近所の交番が空き交番になってることが
多い
 警視庁HP 地区別刑法犯認知件数

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治安悪化の現状
平成12年~平成16年まで
重要犯罪の認知件数は上昇
しかし検挙件数はほぼ横ばい
全体としては、治安は悪化している、と言える状況
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例 空き交番
・上のグラフは交番を訪れたときに警察官が不在だったかどうかを聞いたもので半数
以上は「ある」と答えている。
・このアンケートに答えた人の6割が「減らすべき」と回答
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平成16年の時点
204箇所が開き交番
東京の交番数は939箇
所
だが人員を増やす事により87
箇所に減らすことに成功
この統計からは
地域警察官検挙数
が全体の八割に
上っていることが
わかる
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つ
ま
り
交番への人員の配置が治安対策には重要
違法駐車取締りの人員を交番やその他の部門に振り向ければ治安対策のひとつにな
るのでは
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海外の治安対策の一例
イギリスの場合
・産経新聞6月19日: 夏の盛り場に「戒厳令」 英、軍隊導入し取り締まり
この記事によれば、ブレア政権は犯罪が多く発生している繁華街に 少数の兵士
や憲兵をパトロールさせ、犯罪への抑止力を高めたいとしている。
・財政悪化のため、地域の警察署を統廃合して数を減らし監視カメラ社会をつくり
治安を維持しようとしている。日本が交番や地域の警察署という形で警察のプレゼ
ンスを維持している。
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このテーマを研究していくうえで
・違法駐車取締り業務の民間委託がどれほど、財政に影響を与えるか
・現在ある治安対策とのつながり(入管政策や少年犯罪対策)
・違法駐車取締り業務から人員を転用したことが逆に犯罪につながらないか
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警察庁HP
警視庁HP
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