4.7 Quine-McCluskey method 明治大学理工学部情報科学科 井口幸洋 クワイン・マクラスキ法の概要 • 二段論理回路の最適化に使用 • 大きく分けて次の2ステップで構成 – すべての主項を求め、主項表を作る. – 主項表の最小被覆を求める. • 適用範囲は入力変数が10数個程度まで – より大きな問題は発見的手法で解く(準最適 解しか求められない)が、その一部としてこの 手法を用いる. すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 YES すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 併合して面積2の ループができた すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 NO すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 NO すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 YES すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できた x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 NO すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. 併合できるか? x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 YES すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 包含された項を削除すると 主項が残る 1 1 1 0 1 1 すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 主項は3つ 何回最小項を併合できるか 検討したか? すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 主項は3つ 何回最小項を併合できるか 検討したか? 43 6 4 C2 2 すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 今までの比較では明らかに 無意味なものがあった。 すべての主項を求める • 基本は項の併合. • 計算の手間を増やさないように工夫. x1 0 x3x2 0 0 1 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 今までの比較では明らかに 無意味なものがあった。 000: 1の個数0 001: 1の個数1 011: 1の個数2 111: 1の個数3 主項表の作成 最小項 0 キューブ x1 x2 x3 0 0 0 1の個数0 1 0 0 1 1の個数1 3 0 1 1 7 1 1 1 1の個数2 1の個数3 1の個数が1個しか異な らないグループに属する キューブ同士を比較すれ ばよい 主項表の作成 最小項 0 キューブ x1 x2 x3 0 0 0 1 0 0 1 3 0 1 1 7 1 1 1 最小項 0, 1 キューブ x1 x2 x3 0 0 - 主項表の作成 最小項 0 キューブ x1 x2 x3 0 0 0 0, 1 キューブ x1 x2 x3 0 0 - 1 0 0 1 1, 3 0 - 1 3 0 1 1 7 1 1 1 最小項 主項表の作成 最小項 0 キューブ x1 x2 x3 0 0 0 0, 1 キューブ x1 x2 x3 0 0 - 1 0 0 1 1, 3 0 - 1 3 0 1 1 3, 7 - 1 1 7 1 1 1 最小項
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