プログラミング演習 のための 学習状況把握支援 社会情報システム学講座 0312003016 岩淵 直人 選択した論文 論文名 「プログラミング演習のための学習状況把握支援」 著者 倉澤 邦美 横山 節雄 宮寺 庸造 東京学芸大学教育学研究科 出展 日本教育工学会 第20回全国大会 13-1a521-3 2005/6/14 情報システム演習B 2 はじめに 情報教育の発展に伴い情報技術者の需要が増加 技術者育成の必要性が高くなる 育成においてプログラミング学習は必須項目 演習時、教師は限られた時間の中で他人数の学習者を 指導しなければならない 学習者の学習状況を把握するのが難しい プログラミング演習時のリアルタイム学習状況把握の ための学習履歴を抽出するシステムを開発を行った 2005/6/14 情報システム演習B 3 プログラミング演習時における 教師支援 学習者の学習状況を把握す るための要求 要求① プログラム動作のどこがわ かりにくいのか 要求② どのようなエラーの頻度が 高いか 要求③ 現在取り組んでいる課題 は何か 要求④ 課題に対してどのような問 題を抱えているか 要求を満たすための抽出 すべき学習者履歴情報 a. プログラムの動作理解情報 (要求①) b. コンパイル情報 (要求②、要求③) b. 学習者の課題に対する理解情 報 (要求④) c. 課題の学習者履歴情報 要求⑤ いつ誰がどのような課題を 達成したか 2005/6/14 情報システム演習B (要求⑤) 4 学習者履歴抽出 想定している学習プロセス プロセス ① 教師が作成したサンプルプログラムを 掲示、掲示されたプログラムを学習者が理解する プロセス ② 課題に対しプログラムを作成する プロセス ③ レポートを提出する 2005/6/14 情報システム演習B 5 学習履歴の抽出方法 (その1) プログラム動作理解情報 (プロセス①、プロセス②) • アニメーションシステムを利用 • プログラムが1行実行されるたびに操作履歴を蓄積していく コンパイル情報 (プロセス②) • 学習者のコンパイラ(gcc)に学習履歴を収集する機能を付 加したスクリプトを実行し、プログラム情報・学習者情報を抽 出する 2005/6/14 情報システム演習B 6 学習履歴の抽出方法 (その2) 学習者の課題に対する理解情報 (プロセス③) • 学習者へアンケートを行う • あらかじめ用意したアンケート項目を選択できるアンケート 作成の支援を行う 課題の学習者履歴情報 (プロセス③) • レポートを課題に学習履歴情報として学習者毎に蓄積する • 同時に学習者の提出時間、課題番号を蓄積する 2005/6/14 情報システム演習B 7 実装 対応 • C言語によるプログラミング演習 開発言語 • Jave •Perl データベース • MySQL 2005/6/14 情報システム演習B 8 システムの有効な例 サンプルプログラムの理解状況からプログラムの動作理解 状況を学習者全体で把握する 指導が必要な学習者をグループ化する 学習者の理解状況を把握し指導の必要がある生徒 に対して、一斉指導を行うことができる 2005/6/14 情報システム演習B 9 おわりに 現段階では学習者の履歴抽出のみにと どまっているが、今後は一斉指導のため に抽出した学習履歴から学習者をグルー プ化して、教師に掲示する機能を加える 必要がある 2005/6/14 情報システム演習B 10 感想 リアルタイムで学習者の学習状況を把握する システムは面白い このシステムを使えば他人のプログラムのコ ピーを提出するといった状況をも防ぐことがで きるのではないだろうか 学習者のグループ化して、教師に掲示する機 能が加わることで、さらに良いシステムになる と思う 2005/6/14 情報システム演習B 11
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