発表テンプレ

内外・内々トリップと料金に着目した
交通手段選択モデル
H班
相田哲宏 海老原寛人 齋藤圭亮 段玉林 中埜智親 山口智幸
1
0.対象地域の特性
横浜市の環境政策

2008.1 横浜市脱温暖化行動指針(CO-OD30)策定



公共施設の省エネ化
温室効果ガスの排出を減らすライフスタイルや行動を促進温暖化ガス
2008.7 環境モデル都市 選定 『低炭素社会」への転換を目指す



地域冷暖房システム
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)
エコな街を巡ろう(自転車利用促進・ハマチャリ)
ゾーン特性





2
交通拠点 13横浜駅
都市内居住 1黄金町 5野毛 9桜木町西
業務系 2伊勢佐木町 3石川町 6桜木町 7馬車道 8山下・本牧 10MM21 14
新高島 16大国
商業系 4中華街・元町 11赤レンガ倉庫
域内・域外の動きに注目
13 14 15 16
9 10 11 12
5
6
7
8
1
2
3
4
域外(17ゾーン)→域内(1~16ゾーン)
域内(1~16ゾーン)→域外(17ゾーン)
内々(1~16ゾーン)
3
小ゾーンの地域特性 (工事中)
15 -
13 横浜駅
14 新高島埠頭
日産本社
9
10 MM21
16 大黒埠頭
13
9
14
10
15
11
16
12
11 赤レンガ倉庫
12 -
7 馬車道・県庁
5
5
6
7
8
1
2
3
4
6 桜木町・日出町
1 黄金町
2 伊勢佐木町
4
8 山下公園・本牧
3 石川町
4 中華街・元町
1.1 基礎分析(1)
交通機関別移動目的
買い物
食事
出勤
散歩・回遊
バス
自家用車
娯楽
自転車
鉄道
業務
徒歩
帰宅
帰社
その他
0%
5
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
1.1 基礎分析(2)
全トリップ(336)
1
発
ゾ
ー
ン
6
2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
3
4
2 11
13
2
5
2
6
2
2
7
着ゾーン
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
1
1
1
1
9
3
2
14
;内々
9
1
;内外
1 11
2
1 4
1 1
2
1
7
1
2
6
4
1
1
2 28
7
6
;外内
3
2
5
1
4
7
23
5
5
8
1
6
5
3
2
1
6
3
6
2
1
3 15
14 3
1
1
2
7
3
2
13
7
1
単位:トリップ
1.1 基礎分析(2)
平日トリップ(204)
1
発
ゾ
ー
ン
7
2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
3
4
2
2
3
5
6
7
2
1
着ゾーン
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
6
3
3
2
8
1
1
4
1
2
2
22
15
12 2
2
4
5
3
3
3
1 11
2
2
3
3
2
8
;内々
3
1
;内外
2
1
1
1
4
3
1
1
2
1 25
3
2
2
;外内
4
1
単位:トリップ
1.1 基礎分析(2)
休日トリップ(132);近距離トリップが多い。
1
発
ゾ
ー
ン
8
2
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
3
4
5
6
7
着ゾーン
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
8
11
1
2
2
2
1
4
1
1
1
1
6
6
;内々
2
5
6
6
1
1
1
;内外
2
1
3
2
1
2
1
1
3
4
4
;外内
1
1
1
1
1
2
5
1
3
1
3
1
3
2
2
1
2
3
4
1
単位:トリップ
1.1 基礎分析(3)
交通機関分担別トリップ;内外は自転車、自家用車、バスが多い。
一方、内々は、徒歩が多い。
100%
100%
100%
90%
90%
90%
80%
80%
80%
70%
70%
70%
60%
60%
60%
50%
50%
50%
40%
40%
40%
30%
30%
30%
20%
20%
20%
10%
10%
10%
0%
0%
0%
内→外
外→内
内々
内→外
外→内
内々
徒歩
鉄道
自転車
自家用車
バス
内→外
外→内
内々
TOTAL
weekday
weekend
(構成比) 内→外 外→内 内々
(構成比) 内→外 外→内 内々
(構成比) 内→外 外→内 内々
バス
50
(15)
25
22
3 39
(19)
20
16
3 11
(8)
5
6
自家用車
85
(25)
19
15
51 38
(19)
9
7
22 47
(36)
10
8
自転車
82
(24)
19
19
44 54
(26)
9
10
35 28
(21)
10
9
鉄道
52
(15)
7
10
35 44
(22)
5
8
31
8
(6)
2
2
徒歩
65
(19)
4
5
56 27
(13)
2
1
24 38
(29)
2
4
(無効)
2
(1)
1
1
0
2
(1)
1
1
0
0
(0)
0
0
計
336
(100)
75
72 189 204
(100)
46
43 115 132
(100)
29
29
9
29
9
4
32
0
74
2.0 分析のシナリオ
トランジットモール化
13 14 15 16
9 10 11 12
10
5
6
7
8
1
2
3
4
モデル推計時に着目したトリップ
13 14 15 16
9 10 11 12
5
6
7
8
1
2
3
4
域外(17ゾーン)→域内(1~16ゾーン)
域内(1~16ゾーン)→域外(17ゾーン)
内々(1~16ゾーン)
11
2.0 サンプルのセグメンテーション
・平日・休日各々に対して、内外・内々についてサンプル化
単位:トリップ
TOTAL
バス
自家用車
自転車
鉄道
徒歩
(無効)
計
50
85
82
52
65
2
336
(構成比) 域内→外 域外→内 内々
(15)
25
22
3
(25)
19
15
51
(24)
19
19
44
(15)
7
10
35
(19)
4
5
56
(1)
1
1
0
(100)
75
72
189
weekday
バス
自家用車
自転車
鉄道
徒歩
(無効)
計
12
39
38
54
44
27
2
204
単位:トリップ
weekend
(構成比) 域内→外 域外→内 内々
(19)
20
16
3
(19)
9
7
22
(26)
9
10
35
(22)
5
8
31
(13)
2
1
24
(1)
1
1
0
(100)
46
43
115
11
47
28
8
38
0
132
(構成比) 域内→外 域外→内 内々
(8)
5
6
(36)
10
8
(21)
10
9
(6)
2
2
(29)
2
4
(0)
0
0
(100)
29
29
29
9
4
32
0
74
2.1 モデル式
・所要時間、料金を使い、効用関数を構築。MNLを使用。
効用関数

U train
 V1  1  d1 (所要時間)  f1 (料金)  b1  1
U bus V2   2  d1 (所要時間)  f1 (料金)  b2   2
U car V3   3  d1 (所要時間) U bicycle
 V4   4  d1 (所要時間) U walk
 V5   5  d1 (所要時間)  b3   3
 b4  4
  5
選択確率

Pn (i ) 
 ni exp(Vni )
5

j 1
nj
exp(Vnj )
i  j  {1,2,3,4,5}
{ j : 利用可能性 | 1,0}
13
鉄道
バス
自動車
自転車
徒歩
2.1 モデルの推定結果
・サンプルによって、決定係数が低い結果が存在。所要時間のパラメータがプラ
ス。
平日
内々
ハ ゚ラメー タ
定数項(電車)
定数項(バス)
定数項(自家用車)
定数項(自転車)
所要時間
分
費用
100円
サ ンプル 数
初期尤度
最終尤度
決定係数
修正済み決定係数
休日
電車
バス
定数項(
電車)
車
定数項(
自転車 バス)
定数項(
徒歩 自家用車)
定数項(自転車)
所要時間
分
費用
100円
サ ンプル 数
初期尤度
最終尤度
決定係数 14
修正済み決定係数
4.80
3.57
1.18
1.86
0.07
-0.02
115
-140.17
-102.23
0.27
0.23
t値
5.22
3.18
2.94
4.98
5.05
-4.41
**
**
**
**
**
**
予測発生数 平均確率
内々
29
0.23
ハ ゚ラメー タ
2 t値
0.03
5.26
1.
19
0.80
20
-3.22
-0.
49
0.06
31
2.11
3.
16
0.97
23 **
2.32
3.20 **
0.21
4.78 **
-0.04
-2.03 *
74
-84.66
-40.17
0.53
0.45
内外
ハ ゚ラ メー タ
t値
-7.23
-1.37
-6.01
-1.03
5.28
3.24
4.54
3.10
0.10
3.18
0.06
2.07
43
-59.19
-24.90
0.58
0.48
**
**
**
*
予測発生数平均確率
内外 10
0.19
ハ ゚ラ メー タ 19 t値 0.37
4.045
0.78
18
7.759
1.
0.01
23
3.600
2.
0.83
03 **
3.53
3.07 **
0.08
2.35 **
-0.02
-0.56
29
-39.12
-25.49
0.35
0.20
外内
ハ ゚ラメー タ
t値
-33.35
-0.55
-33.60
-0.52
3.91
2.54 **
3.70
2.78 **
0.09
2.28 **
0.19
0.62
46
-61.60
-20.05
0.67
0.58
予測発生数平均確率
外内
6
0.11
ハ ゚ラメー タ 22 t値 0.43
5.888
0.94
21
10.379
1.
0.08
20
2.411
2.
0.22
05 *
2.81
2.79 **
0.06
1.90
-0.04
-0.84
29
-38.71
-30.18
0.22
0.07
2.1 所要時間パラメータのプラス
■休日・内々・自動車実選択利用者;感覚時間が短いトリップの割合が多
い。
徒歩
鉄道
自転車
バス
0%
20%
40%
0分以上
ー20分以内
60%
ー5分以内
ー20分以上
80%
100%
ー10分以内
選択不可
実選択の所要時間<感覚時間
15
2.2 検討したかった施策
■域内の駐車場料金の割り増し → 自動車交通の排他
・割増方法(案)
①駐車(トリップ)時間に応じて、駐車料金を加算
②駐車施設に応じて駐車料金を加算
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
徒歩
自転車
自家用車
鉄道
-500
500-1000
10002000
20003000
3000-
トリ ッ プ長(m)
内々交通のトリップ長別手段分担率
16
3. 政策シミュレーション

現状
わずかながら所要時間が
長いほど魅力度が高い
という結果になっている。
仮説1
コスト優位
指向
仮説2
地域固有
特性
仮説3
政策投入
効果
※仮説4 データセットとモデル推定の作業上・技術上の問題も!
17

政策投入案

自動車利用コストの引き上げ



徒歩・自転車利用の魅力を高めるまちづくり


18
公共交通(鉄道・バス)と駐車場ネットワークの連結
公共交通に接続しない駐車場の利用料金引き上げ
トランジットモール化
ハマチャリのエリア拡大とステーションネットワークの充実
横浜の観光名所は、自転車での観光
にちょうどいいエリアに点在している。
横浜の心地よい風に乗って、自転車
でエコな街をエコに巡ってみてはいか
がだろうか。
19
4.考察

所要時間が長いほど魅力的となっていることの検証・評
価が必要
※まず、データセット、モデル化の基礎作業の精度アップを前提
として

効用関数の信頼性の確認が必要

仮説「地域の固有性」「利用者の指向」「政策投入効果」の検
証と相互関係の明確化が必要
20
4.考察

自動車からの代替手段選択のためのモデル化に向けた
環境整備

駐車料金や駐車場を探す時間を反映させる必要あり。

方法1 駐車施設関連データの充実→モデルへの反映


方法2 ダミー変数(利用施設ダミー、ゾーンダミー)の検討

21
対策 データの充実アが必要
対策 スキルアップ
4.考察

所要時間が長いほど魅力的な都市(地域)の効用

自動車から徒歩・自転車への転換が比較的容易(転換しやす
い)都市のモノサシとして使えないか。

政策投入により効用関数を変化させることができるならば、政
策評価のツールとして行動モデルを活用できるのではない
か。
22