コミュニケーション

社会心理学(GED231)
-コミュニケーション-
コミュニケーション
人はコミュニケーションの重要性
 人間が社会的存在であるから
 人は他の人に何かを伝えたいという欲求

 伝える手段
• 「話す」
• 「書く」
• 「聞く」
コミュニケーション
 伝えるスキルの向上
 物事の理解を深めること
 自分がいかに知らないかの認識
 判ったつもりの危険の認識
 事実と物事に対する謙虚さの必要
 独りよがりの伝達をしないこと
コミュニケーション
 伝える内容の種類
 報道的内容(新聞・ラジオ・テレビ)
 案内的内容(入学案内・道順)
 教育的内容(教科書・説教)
 学術的内容(論文・学術発題)
コミュニケーション
 伝える内容の種類
 文学的内容(エッセイ・小説)
 規約的内容(定款・契約書・規則)
 規程的内容(職務規程・学生ハンドブック)
 説明的内容(カタログ・取り扱い書)
コミュニケーション
 伝える内容描写の種類
 事実の客観的描写(報道)
• 5W1Hの基本
 人物・事象の主観的描写(コラム・推薦状)
 文書・資料の評価的描写(書評・時評)
 意見・主張の論理的描写(社説・論文)
 日常生活の娯楽的描写(落語・漫才)
11月8日付 編集手帳
日本書紀によれば、ある人が言ったという。「虎
に翼を着けて放てり」。大海人(おおあま)皇子が
出家し、仏道修行と称して都から吉野に旅立つ場
面の記述である◆兄の天智天皇が息子に帝位を
譲りたい腹であるのを見抜き、恭順の意を表して
の遁世(とんせい)であったが、大海人に政治的
野心のないはずがない。野に放たれた虎は壬申
(じんしん)の乱の主役となる
11月8日付 編集手帳
◆かつて“壊し屋”の異名を取った虎を野に放
てり! 「大連立」構想をめぐって党内を混乱さ
せた責任を取り、小沢一郎代表が辞意を表明
したとき、民主党執行部の面々は大いにあわ
てたらしい◆党の幹部たちが三拝九拝して小
沢氏に翻意を促したのも、ひとつには、野に放
たれた虎が手勢の議員を引き連れて離党する
事態を恐れてのことといわれる。小沢氏はきの
う、要請を受け入れて辞意を撤回した
11月8日付 編集手帳
◆分裂は避けられたが、迷走劇で浮かび上
がった党内の不協和音といい、「脱走されては
困るから将軍でいてもらおう」とでもいうような
不思議な幕引きといい、民主党には手痛い傷
が残るだろう◆「猫でない証拠に竹を描いてお
き」と川柳にもあり、虎の絵には竹がつきもの
である。胸中を明かしたがらない小沢氏の“竹
藪(たけやぶ)型”会話術が混乱を大きくした面
もある。反省し、改めるという。その言葉を信じ
るならば、虎騒動が残した唯一の功徳だが。
12日午後3時ごろ、川崎市川崎区池田の民家
で、この家に住む片倉清巳さん(67)が居間で死
亡しているのを、家賃の催促のため訪れた不動
産会社の男性社員(61)と通報で駆けつけた神
奈川県警川崎署員が見つけた。清巳さんの後頭
部には殴られたような跡があり、同署は行方が分
からなくなっていた夫の武男さん(70)を捜してい
たところ、横浜市内のイトーヨーカドーの駐車場で
発見した。調べに対し、武男さんは「10月下旬ご
ろに妻を殺した」と供述。同署は死体遺棄容疑で
逮捕し、殺人容疑でも追及する方針。
(産経ニュース07/11/13)
コミュニケーション-演習

駒込駅から中央聖書神学校に来る道順
を、オープンキャンパスにくる青年に説
明せよ。

古河庭園を通って車で入学式に来る参
加者に中央聖書神学校への道順を伝え
よ。
コミュニケーション
 伝えるスキル(伝達力)の向上(1)
 物事の理解を深めること
 自分がいかに知らないかの認識
 判ったつもりの危険の認識
 事実と物事に対する謙虚さの必要
 独りよがりの伝達をしないこと
コミュニケーション
 伝えるスキル(伝達力)の向上(2)
 他人が見た自分の信頼度を増すこと
• 信頼度と伝達力の相関関係
• 通じ合うささやかな信頼関係の設立
 相手を理解すること
• 共感される伝え方のために
 話す内容よりも、相手への態度の整
理をしておくこと
コミュニケーション
 伝えるスキル(伝達力)の中身
 取捨選択の能力
• どの事実を拾うか
• どの事実を捨てるか
• 重要なこと・重要でないことの判別能力
コミュニケーション-演習
 苦情電話への対応
 お隣のおばさんから、井戸のポン
プの音がうるさい、何とかしてくれ
と苦情が来た。あなたはどう解決
するか。
よりよいコミュニケーション
 自分の態度
枠にとらわれない広い視野
 新鮮な発想ができる


相手に対する共感


相手の視点に立って考える
自分の中にある技術
品位を損ねる会話
すぐに会話を整理したがる
 決めつけた言い方
 相手の話を取り上げる
 突然割り込む
 関係のない話を持ち出す
 全部話さないと気が済まない
 人の話の揚げ足を取る

口先だけの話し方
 言葉の奥に心のある話し方
 その心を的確な言葉で表現できるかどう
か

人は軽蔑されたと感じたとき最もよく怒る。だか
ら自信のある者はあまり怒らない。彼の名誉心
は彼の怒りが短気であることを防ぐであろう。
本当に自信のある者は静かで、しかも異言を
備えている。それは完成した性格のことであ
る。三木清『人生論ノート』
自分を肯定している人は。相手を受け入れること
ができる。
何に対して怒るかで、その人の力量が問われる。
何故威張るのか、実力がないから
 立場は上でも、部下と同じ目線で話し合
う

“May I open the window?”と外
国人教師
 「私に聞かれても困ります。」「なぜ?」
「他の人がどう思うか私には判りません
から。」
 日本人の典型的な回答

参考文献
福田健『「話し方」の品格』経済界、2007
年
 箱田忠昭『人を引きつける「話し方」』三
笠書房、

「日頃から、心の筋肉を柔らかくしておくこ
とよ」
歌を作るコツを問われて(歌人、俵万智)