大手前大学さくら夙川キャンパス新館 (CELL)の概要 • CELL(Communication、E-Learning、 Library)と称する。 • 2007年6月28日竣工、9月21日開業。 • 図書館を中心とし、カフェテリア、教室、会 議室、フォーラム等を含む複合施設。 • 大学の中心的な施設として、位置づけられ る。 種々の建築賞を受賞 受賞 • 平成19年度照明普及賞優秀施設賞 (社)照明学会 • 第54回大阪建築コンクール渡辺節部門賞 (社)大阪府建築士会 • 第25回日本図書館協会建築賞 (社)日本図書館協会 紹介記事掲載雑誌 • 作品選集2009 (社)日本建築学会 • 近代建築 62巻4号(2008.4)近代建築社 ほか 立地図 面積内訳 階 P1 2 1 面積(㎡) 用途 47 空調機械室 277 会議室、ルーフプラザ 2,251 開架書架、cell、事務室、フォーラム、カ B1 フェ 1,904 開架書架、集密書架、教室、スタジオ 合計 4,479 建築面積 2,483㎡ 設計 日建設計 施工 大林組 全景 北東から見た全景 北西から見た全景 平面図(1F) 平面図(B1) 特徴(1) 狭い総床面積に、必要なあらゆる機能を盛 り込むと同時に、黒を基調とした斬新なデ ザインを実現。 特に1階は、デザイン性を犠牲にすることな く、空間効率を極限まで追求。 1階の大部分と地下1階の一部が図書館施 設であるが、主な機能は1階に集中(ワンフ ロア)。 収容可能冊数23万冊(すべて開架)。 特徴(2) 書架は、シンプルで分かりやすい配置をねらう。 一般書架(1階・地下1階)と、集密書架(地下1階) とに分かれる。 地下1階は、いわゆる書庫形式ではなく、長時間 滞在に適した滞在型書庫を目指す。 同じ分類記号の図書は、一箇所配架を目指すが、 利用頻度によって、一般書架と集密書架とにや むなく分散。洋書は集密書架に別置。 一般書架(和書6万冊)は、分類記号順に0類から 9類まで順次配架。 特徴(3) 参考図書、新着雑誌、AV資料等は、資料区分ご との固有配架空間を持たず、連続配架とする。資 料区分ごとのまとまりは分かりにくい。 (狭い床面積を最大限活用するための措置) 書架位置は固定でボルト止め。 AVブースは一列に配置。 パソコンは館内に計49台設置。 cellと称する小部屋を館内外に設置 cells(小部屋)の活用 cellと称する小部屋を館内に8室、館外に8室、計 16室設置 目的は特に限定せず、少人数授業、グループ学 習、催し等さまざまに利用 事前予約制で、空いていれば自由に使用できる 各室の大きさ、形状、机の配置、等はさまざまで あり、利用方法に応じて適宜使い分ける 図書館ラーニングコモンズ化戦略の、重要な施 設とみなされる 館内cellの例 CE103 CE104 CE107 机1、6人程度の 少人数用小型 教卓+小机16の 通常教室スタイル 大机3、18人収 容の大型 館外cellの例 CE110 CE112 CE113 5角形机3、切り 離し使用 5角形机3、集中 使用 小型、8人まで 使用 ラーニングコモンズとしての展開 ラーニングコモンズとは 図書館は、学習活動全般を支援するための施設 とサービスを提供すべきであるという考え方。 図書館サービスと多様な学習支援体制を融合 小部屋を活用し、資格センター、学習支援セン ター等が、館内cellに固定配置されている。 (2009年春実施) 各センターと図書館機能とを、どう結びつけるか が今後の課題。単なる貸部屋に終わらせない工 夫が必要。 屋上庭園
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