資料C(諏訪大橋取付護岸補修工事について) (PDF形式, 2.12MB)

資料 C
平面図
1. 諏訪大橋取付護岸の概要
・工事場所は、1 級河川庄内川(土岐川)に架かる諏訪大橋(愛岐処分場の入口)の取付護岸で
ある。
・諏訪大橋取付護岸は、昭和 54 年に完成し、現時点(平成 26 年)で 35 年が経過している。
・護岸構造は、1、2 段目モタレ式擁壁・3、4 段目ブロック積擁壁である。
・擁壁の前面勾配は、4 段すべて 1:0.5 の勾配で、全高 H=16.1m である。
・小段幅は、1.3m~7.1m であり、特に 2 段目擁壁の天端幅 1.3m が狭い。
補修
対策
範囲
補強 L=9
対策 0m
範囲
IP.1
NO.3
NO. 0
NO.1
NO.2
L=13m
埋立地
As
NO.1
L=
5
NO
.6
NO
.5
右岸
N O.
4
諏訪大橋取付護岸補修工事について
5m
NO
.7
管理事務所
Co
NO.7
.8
Co
42.4R
NO
R1
諏訪大橋
諏訪大橋
A.2
NO
.1
0
NO
.9
Co
B.3
土 岐 川
IP.1
IA=48°06′04″
R = 68.000
TL= 30.347
CL= 57.088
SL= 6.465
Co
B.2
42.4L
A.1
7
NO.6
As
NO .
補修
.8
対策
L=7 1 範 囲
m
9
NO1
0
■護岸補修(アンカー)
■天端コンクリート打換
φ
4
5
0
ヒ
ュ
ー
ム
管
NO
NO
.1
NO.
0
愛岐処分場全体図
愛 岐 道 路
NO
.2
諏訪大橋
NO.5
NO.4
左岸
3
NO .
施工予定箇所
B.1
NO
土
岐
川
IP-1
IA=127°32′09″
R = 38.500
TL= 78.132
CL= 85 698
平面図
1 段目擁壁
土岐川
3段目
ブロック積擁壁
3 段目ブロック積擁壁
1.3m
2段目
モタレ式擁壁
7.1m
①
2 段目モタレ式擁壁
Co
④
1段目
モタレ式擁壁
1 段目モタレ式擁壁
変形が確認されない
変状はほぼ確認されない。
Co
現況写真
1:
0.5
変位が著しい
変状が著
1:0
.5
2 段目擁壁
Co
(1
:0.
5)
③
3 段目擁壁
4.5m
②
2.7m
Co
4.0m
H.W.L
4 段目ブロック積擁壁
H.W.L
16.1m
4 段目擁壁
4段目
ブロック積擁壁
1:0
.5
4.4m
0.5m 2.7m
NO.7
標準断面図
※H.W.L・・・河川の計画上の最大流量を
安全に流下させる水位
2.護岸の現状
3.変状の原因
愛岐処分場の長期管理計画策定に伴い施設点検を行ったところ、擁壁の
「目地部でのずれ」
「擁
壁のひび割れ」「天端コンクリートの沈下」、擁壁の上流端で「背面土の流出跡」を確認した。
そこで、既設取付護岸の定期観測測量を平成 24 年 7 月から平成 26 年 11 月までに 6 回実施し
た。観測結果は、左岸側の擁壁に大きな変状は無かったが、右岸側の擁壁で、水平方向に最大
24mm 移動した箇所、鉛直方向に最大 23mm 移動した箇所を観測した。
このため、早急に護岸の補修を行う必要がある。
調査結果より、右岸側擁壁1段目の変状は、ほとんど確認されず、2段目より上の擁壁の変
状が著しく、変状量が大きい区間が、上流側に集中している。また、1段目擁壁の上流端の背
面土が、一部流出して無くなっていることから、次の項目が変状の原因と考えられる。
① 降雨による河川の増水時に、1段目背面土の細粒分が抜け出し土砂密度を低減させた。
② 降雨時、背面土が水を含み土砂重量を増加させるため、擁壁が岩盤ラインに沿ってすべっ
たと考えられる。
沈下
隆起
変状のイメージ
4.工事内容・工期
① 目地部でのずれ
② 擁壁のひび割れ
(工事内容)
河川の中に施工する足場を構築します。そこで、工場で施工したコンクリートパネルを設置
して、既設法面に補強材(アンカー)を挿入・定着することで、護岸のすべり崩落を抑制する。
削孔重機用足場
天端Co保護工
Co
補強材(アンカー)
1:0
.5
天端Co保護工
PAN WALL板
H=1.20 W=1.80
Ss(岩)
B
▽HWL
1:0
.5
Co
天端Co保護工
Co
L=
L=7 8.0m
L= .5m
: L L=6. 7.0m
5m
=
L=6 6.5m
L
L=3 =4.5 .0m
m
.0m
※小口止め:背面土の流出を防止するコンクリート壁
小口止め
※天端 Co 保護工:沈下した上部コンクリートを打換
同時に背面の土砂を補充
Co
工事断面図
③ 天端コンクリートの沈下
④ 背面土の流出跡(上流端)
(工期)
平成27年8月上旬(河川区域内は10月)から平成28年3月下旬に工事予定