一見「単純」な「物語」だが・・・

守大助氏は我々のヒーロー
日本のネルソン・マンデラである
ー「司法政治犯」という概念ー
ー自分の不明を研究する面白さ!ー
池田正行
ー5年前にようやく事件の研究を始めたー
法務技官・矯正医官,米国内科専門医,日本内科学会
認定総合内科専門医,日本神経学会認定神経内科専
門医,総合診療医ドクターG出演・企画立案,厚生労働
省委員,医薬品医療機器総合機構専門委員,医学博士
録画・録音・撮影・メモ 全て自由
• パワーポイントはダウンロード・共有自由
– 公演(講演)スライド集
• 居眠り自由
正義の味方の正体
「市川君ね、僕が特捜部にいたころなんか
はね、生意気な被疑者がいると、机の下
からこうやって被疑者の向こうずねを蹴る
んだよ。特別公務員暴行凌虐罪をやるん
だよ」。部長は自ら机の下の隙間から足を
突き出しながらこう言った。
やくざと外国人に人権はない。僕は、外国人の被疑者を
取り調べたとき、相手はどうせ日本語なんかわかりゃし
ないから、千枚通しを目の前に突きつけて、日本語で徹
底的に罵倒してやった。そうやって自白させるんだ
やってることは芸能プロダクション
ジャーナリズム崩壊&司法崩壊
あんまり三井事件で検察庁を叩くと,鈴木宗男事件の
捜査情報が入りませんよ.わかっていますね.
宮本雅史 「歪んだ正義 特捜検察の語られざる真相
情報センター出版局
• 2002年4月22日 検察裏金問題で実名告発しようと
していた三井環氏(元大阪高検公安部長)を逮捕
• 同年4月30日 東京地検特捜部が鈴木宗男氏の秘
書らを偽計業務妨害で逮捕
これを馬鹿馬鹿しいと思えない感覚って・・・
非常に優秀な記者がいて、短期間で食
い込んじゃうんですね。いまだに覚えて
いるのは、その記者が特捜関係者から
「ミッション」を言われた場面です。夜の
児童公園で、その関係者は言ったそう
です。「宗男を事件にしたいが、なかな
かいい材料がない。君は北海道だけど
何かいい材料を知らないか」と。そして「
これはミッションだから何か見つけてき
てくれ」って。もちろん、何かある時は先
に書かせてくれるわけです。ミッションは
成功しなかったけれども、実際、ある一
時期は東京地検特捜部から独自のネタ
が取れました。(中略)短期間で食い込
めたのも、その記者が優秀だったことも
あるだろうけれど、検察が最初から「道
新を便利に使えないか」と思っていたか
もしれない。
検察:冤罪を創る政府の犬
政争に加担し特定の政治家に媚びへつらう
• 小泉劇場で「国策捜査」(2002年)
– 「抵抗勢力」を排除(鈴木宗男氏、佐藤優氏)
• 原発村の手先として(2006年)
– 佐藤栄佐久氏(当時福島県知事)を収賄額ゼロの
収賄罪で有罪に
• 朝鮮総連本部ビル売却事件(2007年)
– 元広島高検検事長緒方重威氏を安倍晋三に売却
• 陸山会事件(2009年11月:民主党勝利後)
– 小沢一郎氏を売却
自分の不明を知る「基礎体力」
ー業界の内幕を知るー
最低裁判所 あしたはあなたも殺人犯 裁判官は正義よ
りも出世が命,裁判官は司法囚人 死刑は司法殺人
刑事裁判はすべて冤罪である
裁判は真相究明の場ではない
返今
し,
て我
い々
るも
が全
・
く
・
・
同
・
じ
事
を
繰
り
我
々
の
父
母
・
祖
父
母
の
時
代
台湾沖航空戦
大本営発表
●撃沈: 航空母艦19隻(*) 戦艦4隻 巡洋艦7隻
実際には・・・・
●大破:重巡洋艦1、軽巡洋艦1
●小破:航空母艦1
*米艦隊空母の実際の総数は17隻だった
以上の事実は戦後に初めて明らかに
2014夏:北陵クリニック事件再び
そしてもちろんメディアも隠している
盲導犬オスカー刺傷「事件」
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7/28獣医師受診:(病気の確信持てず)
8/1朝日新聞への投書:刺傷との決めつけ
ツィッターを通して広がる
8/25以降全国紙も報道し日本中が「激怒」
埼玉県警の「懸命の捜査」
– 異例の30~40人の捜査員を投入
• 9/2には「容疑者」も浮上
• 虐待ではないかと飼い主も中傷される
実は・・・
• 獣医師達の間では皮膚病との意見多数
• しかし大手メディアは全て無視
• 防犯カメラに映っているはずのオスカーが刺され
る瞬間が、一向に見つからない
• 捜査員の苦悩:「監視カメラにオスカーが映って
いたか?それは捜査の関係上申し上げることは
できません。一つ言えるのは、オスカーと一緒に
怪しい人物が映っていたとしたら、とっくに捜査を
しているということです」
• 警察が犯人を捕まえられないのではない。そも
そも、最初から犯人なんていないのだ
犯人捜しゲーム:冤罪を生む構造
隣駅で盲導犬の後つける長髪男 関連を捜査
(2014/09/02 07:12 【共同通信】)
埼玉県で7月、盲導犬オスカーが刺された事件で、事
件前後に、パートナーの男性(61)の勤務先があるJ
R東川口駅の隣駅で、盲導犬の後をつける若い長髪
の男が目撃されていたことが2日、捜査関係者への
取材で分かった。
オスカーとは別の犬とみられるが、事件の犯人は広く
盲導犬を狙った疑いがあり、武南署は器物損壊容疑
で関連を捜査している。
捜査関係者によると、7月末の夕方、東川口駅から
東へ約4キロ離れた隣の南越谷駅のホームから、20
歳前後の茶色がかった長髪の男が、男の人が連れ
ていた盲導犬にぴったりと張り付いて後をつけ、隣接
の東武新越谷駅ホームまで追っていたとの目撃情報
がある。
北陵クリニック事件との共通点
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犯人がいない「事件」:病気が犯人なのに
メディアは放火するだけ。絶対消火はしない
誤診というデマが「真相」として定着
市民の「義憤」が炎上(日本中が激怒)
警察への捜査圧力
犯人捜しゲーム狂想曲
迷走する捜査を隠そうとする警察
捜索ならぬ「創作」への誘惑
脛が傷だらけのメディアも関係者も全て沈黙
今様大本営・嘘つき村
ー正義なんかどうでもいい人々ー
ー患者を食い物にする公務員達ー
正義感も科学も無用
科学論争は連中が仕掛ける「罠」
我々の戦っている相手
ー科学論争以前の問題ー
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自己保身しか考えない公務員
平気で嘘をつく:仙台地裁 河村俊哉裁判長
平気で嘘八百の公文書を出す
「水兵リーベ僕の船」(周期表)さえ忘れた
脈の取り方一つ知らない
高校の化学の教科書一つ読まない
家庭医学書一つ読まない
録画に写らないよう生意気な被疑者に暴行
冤「罪」「事件」ではない
• 犯「人」は存在しない
– 1人の殺人と4人の殺人未遂はでっち上げ
– 「真犯人」は病気
• 以下はいずれも犯「罪」ではない
– 東北大学法医学教授の「通報」
– 北陵クリニックの医療過誤
– 宮城県警・大阪府警科捜研のでっち上げ
– 検察・裁判所の嘘八百と患者の人権蹂躙・真相
隠蔽
事件の本質は「冤罪」ではない
守君は患者を助けている英雄
• 事件の本質は「患者を食い物にする人々」
• 一人の殺人と4人の殺人未遂の嘘
– 正しい診断は診療録に書いてある
• 守君が刑務所に入っている限り「患者を食い
物にしたメディア・警察・科捜研・検察・裁判所
・医師・法医学者」という,誰一人として反論で
きない汚名は天下に公表され続ける
• 守君は卑劣な連中を告発し続けるネルソン・
マンデラ並の英雄
「我々の」魔女裁判幻想
世の中の不幸な出来事の原因は全て「悪人」
の仕業である
機械の不具合もそれを製造した「悪人」と保
守点検する「悪人」の仕業である
会社が倒産するのも社長,社員,金を貸してく
れなかった銀行といった「悪人」の仕業である
人が死ぬのも全てやぶ医者の仕業である
「我々の」水戸黄門サイクル
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水戸黄門気取り
悪人を懲らしめていい気持ちになる
いい気持ちになっただけで満足する
自分の頭で考えなくなる
• 悪人が出てくる真相究明も悪人が生まれない
ようにする対策も考えなくなる
• また悪人が出てくる
• また水戸黄門気取りになる
守大助氏を「悪人」にしたのは
• 北陵クリニックを巡る数々のスキャンダル
– 人体実験まがいの「臨床研究」による事故
– 犬の麻酔実験に筋弛緩剤流用
– クリニックの赤字・リストラ・救急体制の不備
– 急変続出→疑いの目が集まる
– 転送先の仙台市立病院での見逃し
– 法医学教授からの毒殺仮説に飛びつく人々
• 科学無き科学捜査・その捜査をチェックでき
ない検察・検察をチェックできない裁判所,そ
の公務員達を野放しにしてきた我々
認知症の徘徊で鉄道事故 91歳の妻に
360万円の賠償命令 名古屋高裁
憲法違反の裁判官:長門栄吉
ー良心以前に常識がないー
日本国憲法第76条:すべて裁判官は、その良心に従ひ独立して
その職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。
裁判の背景と経過
• 認知症による行方不明者は年間1万人近く
• 死亡した男性は要介護4、介護していた当時85歳(
控訴審判決時91歳)の妻自身も要介護1
• 2005年から2013年までの8年余りの間に認知症患
者の徘徊などによる鉄道事故は、少なくとも76件に
上り、このうち64人が死亡。(NHKの調査による)
• 名古屋地裁:介護に携わった妻と長男に請求通り
720万円の支払いを命令
• 名古屋高裁:妻にのみ360万円の支払いを命令
良心どころか常識がない裁判官
こんな社会にだれがした?
官僚と癒着しおべっかを使い、お
まけに、その不祥事を隠蔽する
そんな組織とその組織を支援する
人々
一体誰のことでしょうか?
北陵クリニック事件とメディアと我々
• 警察・科捜研・検察・東北大学の一部の医師
によるでっち上げ
• 裁判所もでっち上げに加担
• メディアは守氏を「毒殺魔」として報道
• そして15年間の完全黙秘
• その間の我々はどうだったか?
• 支援活動への参加の意義:最先端の研究
– 我々自身の歴史を振り返り
– 我々自身の不明を研究する
検察とメディアの癒着
• 検察は本来法務省の一部局に過ぎない
• 検察官は行政職の国家公務員
– 本来の仕事:警察の捜査をチェックする→なのに
警察の言いなりになる下請け業になっている
– 冤罪は重大不祥事→なのに処分を受けない
– 市民の監視が必要→なのに誰も監視しない
• メディア
– 検察は記事のネタをただで垂れ流してくれる
– だから検察は絶対に批判しない
– もちろん冤罪事件報道などもってのほか
「我々の」魔女裁判幻想が支える
• 検察:政治家の犬
– 特定の政治家に擦り寄り政争の具に成り下がる
• 裁判所:検察の犬
– 検察におだてられ,ちやほやされて実は使われ
ている
• 大手一般メディア:検察・裁判所の犬
• 我々:検察と大手一般メディアに拍手喝采
霞ヶ関と隼町
東京のど真ん中にある無医村のお話
なぜ彼等はドクターGを
天下の藪医者呼ばわりできるのか?
北陵クリニック事件の背景と我々の思考停止
警察・検察と癒着し、裁判所に
おべっかを使う。おまけに冤罪を
全く報道しない新聞・テレビ
そんな新聞・テレビを受け入れ
ている我々
司法とメディアに対する我々自身の
当事者意識
我々市民自身の問題
• 納税者=公務員のスポンサー兼監視者なのに
• 市民の権力・公務員監視システムの強弱
– 強(選挙)+相互監視(足の引っ張り合い):政治家
– 弱(市民生活):警察官(内輪での庇い合い)
– 無(秘密のアジトに引きこもり):検察官・裁判官
• 大手メディアは警察・検察の犬=市民の敵
• 結果的に検察官・裁判官が野放しに
– やりたい放題・自己保身・組織防衛
– 市民の人生を破壊する国立やくざ組織
我々市民の思考停止
ロッキード事件は日本海海戦
• 「メディアには騙されないぞ」という当事者意識
• 「検察は正義の味方」という嘘八百の歴史
– 造船疑獄での指揮権発動
– 出世のためには何が何でも特捜に行って政治家を
刑務所送りにする
• 裁判官は常に中立公平という嘘八百の歴史
– 有罪率99.9%
– 様々なレベルでの判検交流
「私にとっての」北陵クリニック事件
• 「正義の戦い」ではない
• 科学論争以前の問題
– そもそも科学論争の相手ではない
• 守君の解放は二の次・三の次
• 第一に私自身の名誉の問題
– 税金から高い給料をもらって自己保身ばかり考
え,私をやぶ医者よばわりした上に神経難病患
者の人権を蹂躙し続ける犯罪公務員達との戦い
• 第二に患者の人権問題
• 第三に自分の不明を究明する
「冤罪」ではない・陰謀でもない
無罪ではなく、無実
そもそも犯罪の事実がなかった!
本質は科学論争「ではない」
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事件ではなかった
犯人はいなかった
犯罪がなかった
特定の個人や組織による陰謀ではなかった
真犯人は「病気」だった
北陵クリニック事件の背景
• 前世紀末から吹き荒れた医師・病院叩きの嵐
• クリックを巡る数々のスキャンダル
– 人体実験まがいの「臨床研究」による事故
– 犬の麻酔実験に筋弛緩剤流用
– クリニックの赤字・リストラ・救急体制の不備
– 急変続出→疑いの目が集まる
– 転送先の仙台市立病院での見逃し
– 法医学教授からの毒殺仮説に飛びつく人々
• 杜撰な捜査・科学無き科学捜査
トンデモ医事裁判の時代背景
• 1999年:都立広尾病院:消毒液点滴
• 1999年:横浜市立大学病院:患者取り違え
• 2000年:東京女子医大事件
– メディア・警察・検察が一体となった冤罪(業務上
過失致死)創作の端緒
• 2001年:北陵クリニック事件
– メディア・警察・検察・裁判所が一体となって病気
を毒殺とでっち上げ
医事裁判
北陵クリニック事件は氷山の一角
に過ぎない
責任転嫁・捏造・冤罪
その複合組織犯罪の歴史
医学無用の医事裁判
取り調べをしていた刑事が突然、号泣
し始めたのです。そして、こう叫びました。
「これだけ社会問題になると、だれかが
悪者にならなきやいけない。賠償も遺
族の言い値で払われているのに、なぜ
こんな難しい事件を俺たちが担当しな
きゃいけないんだ」
東京女子医大は佐藤一樹氏(心
臓血管外科講師)を冤罪に陥れ
ようとしたが失敗した
東北大学は守大助氏を冤罪
に陥れることに成功した
病院が管理責任を個人に転嫁
主犯は大学
佐藤一樹氏の場合1
• 01年3月、肺動脈弁狭窄・心房中隔欠損症の女児(
当時12歳)東京女子医大日本心臓血圧研究所で手
術中、大静脈から人工心肺に血液がうまく抜き取れ
ない異常が発生し、脱血不良で患者に脳障害が発
生,術後2日で死亡した.
• 01年6月:死亡原因調査委員会を学内に設置
• 01年10月:内部報告書は、死亡原因は、人工心肺
のポンプを高回転にした操作ミスに起因する脳障害
と結論付けた。
• 02年1月に警察が人工心肺を操作した佐藤一樹氏
への事情聴取を開始
佐藤一樹氏の場合2
• 02 年6月:業務上過失致死容疑で逮捕, 3ヶ
月もの間勾留
• 02 年7月:地検が起訴
• 02 年9月:東京地裁で初公判
• 04 年3月:無罪→検察が控訴
• 05年11月:控訴審でも無罪
• 11年1月:病院側が『衷心から謝罪する』こと
によって和解
大学が「捏造」
手術当日、人工心肺終了後にほかの医師や臨床工学技
士と原因を話し合ったのですが、その結果、血液の逆流
の原因はフィルターの閉塞ということで全員の認識が一
致しました。ところが、内部報告書では全く異なることが
原因となっていた。 報告書を作った委員会は、当時の
副院長の東間紘氏を委員長として学内の教授3人からな
り、心臓外科医は含まれなかった。これでは原因究明は
不可能です。事故を医師個人の責任にし、大学の管理
責任を逃れようとする意図を感じざるを得ませんでした。
私はすぐに大学に抗議しましたが、聞く耳を持ちません
でした。
捏造報告書の背景
• メディアによる病院・医者叩きの流行
• 警察・検察にとっておいしい飯のネタ
– 医療者を「割る」のは簡単!
• 大学側の思惑
– 特定機能病院として収益確保
– 大学病院・調査委員会の「権威」
– 「外部委員」としてのヤメ検弁護士
– 人工心肺という医療機器の特殊性
業務上過失の「意義」
私がこれまで最も怒りを感じてきたのは、東京女子
医大に対してです。事実と異なる報告書を作成した
上、私が一審で無罪となった今でも(注:2008年7月
時点)、その内容を訂正していません。 それだけで
はない。私は、参考人だったとき大学幹部から「国内
で心臓外科医を続けたいなら、報告書を批判しない
ように」と脅されました。同情して報告書に意見した
同僚の医師も、「天に唾するようなものだ」と大学幹
部にとがめられるなど、様々な妨害があったのです。
大学は所属する医師を守ってくれるどころか、逆に責
任を押し付けてきたのです。
北陵クリニック事件の背景
• 病院叩き・医者叩きの大流行
• 北陵クリニックが抱える固有の問題
– 莫大な公費を使った「臨床研究」(人体実験)
– 経営は赤字・杜撰な診療・薬剤管理
– 東北大学麻酔科による犬の実験場・筋弛緩剤
– 救急対応ができずに重症患者頻発
– 医者が逃げ出し,看護師が対応
• 法医学教授のアシスト
• 警察・検察が「事件」として暴走
• 「東北帝国」の中で全てが完結
警察・検察・裁判所は全て無医村
• 養成課程に医学・科学は皆無
– 理容師は見学に来るのに!
• 働き始めてからも学ぶ機会はない
• 脈の取り方一つ知らない素人が現場を捜査
し,医療者を逮捕・起訴する
– 車の運転免許を持たない警察官が事故現場の
検証をするか?
• ピペット一つ扱ったことのない素人が科学捜
査を自慢する
科学性が欠如した「科学捜査」
• 科捜研・科警研の利益相反:警察内組織
– 中立性,透明性,説明責任:全てなし
• 品質管理の概念がない
• 資格・教育・人材育成の仕組みがない
– 警察組織内ではあくまで下働き
ロッキード事件:検察敗北の始まり
• 検察にとって日本海海戦だった(郷原信郎)
• 大艦巨砲主義を育成:特捜=検察という誤っ
たイメージに国民の皆様とともに酔う
• 警察による捜査のチェックという本来の使命
を忘れる
• 警察と一緒に時代の変化から置き去りに
• 裁判所の甘やかし
– 有罪率99.9%,人質司法
再審請求の経過と現状
• 2012年5月:再審請求
– 数回の三者面談
– 検察側からは御用学者が一人も出てこない
– 意見聴取は一度も無く
• 2014年3月:再審請求棄却・即時抗告
• 2年以上経った現在でも抗告審(仙台高裁)三
者面談は一度も開かれていない
刑事訴追の幼児性と卑劣さ
• 警察・検察に媚びを売る:こわいおじちゃん達
にいいつけてやる
• 黒幕達には免罪符
• メディア:自分の利益相反には知らぬふり
– 警察・検察の報道発表の垂れ流し
• 刑事訴訟法は組織を処罰しない!
– 「犯人」の「自白調書」が最大の問題
– 組織の構造的問題はどうでもいい
検察・警察の犬としてのメディア
強きに寄生し弱気を挫く
• 報道は警察・検察の垂れ流してんこ盛り
• 検察を私をやぶ医者呼ばわりするのに
• 臆病な番犬:私をやぶ医者呼ばわりころか反
論一つできず完黙するだけの腰抜け揃い
• 強きを助けず寄生するだけ
• 誰にも何も言えない
• 言論の自由を放棄
法的リテラシー:裁判の真実
• 刑事裁判はすべて冤罪である(*)
• 裁判は真相究明の場ではない(*)
• 警察・検察・裁判所は全て無医村
– 彼等は脈の取り方一つ知らない
– これは伝統的・構造的な問題であって,一部の警
察官・検察官・裁判官の問題ではない
– 医学・科学の発達によって医療が複雑化する一
方なのに,法令も人材育成も全て旧態依然
• メディアは上記の問題に完全黙秘
* 森 炎 教養としての冤罪論 岩波書店
我々自身の不明を恥じる
ーあくまで他人事だったー
• 裁判真理教・愚民司法
– 実は国家公務員による組織ぐるみのインチキ
– 裁判は真相究明の場と信じていた我々
– 検察は正義の味方である信じていた我々
• 国家権力の犬として大活躍するメディア
– ロッキード事件は「日本海海戦」(郷原信郎)
– “金権政治家”糾弾記事を嬉々として読んでいた
我々
従来の我々の戦略を見直す
ー我々自身が問われているー
• なぜここまでとんでもないことになったか?
• 真の国家権力とは何か?
• いつまで水戸黄門はにこだわるのか?
– 仮想敵の設定と「正義の味方」への期待
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冤罪を生んできた根本原因は何か?
個々の再審勝利だけで満足していたのでは?
今日も冤罪が生まれているのでは?
真の法曹改革は市民にしかできない!
我々市民にできること
• 好奇心・興味・当事者意識が持てるか?
– 北陵クリニック事件は「一里塚」に過ぎない
• 思考停止を解除できるか?水戸黄門ドラマか
らの脱却
– 科学捜査→警察幹部の下請け町工場
– 検察は正義の味方→公務員として監視が必要
– 裁判官は医学を理解できる→勲章好きのヒラメ
– 大手メディアへの依存→警察・検察の犬
• 次の世代に繋ぐ真の意味での法曹改革
当事者意識を呼び起こす資料
ーあしたはあなたも殺人犯ー
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市川寛 検事失格 毎日新聞社
郷原信郎 検察が危ない (ベスト新書)
瀬木比呂志 ニッポンの裁判 講談社
森 炎 教養としての冤罪論 岩波書店
森 炎 司法権力の内幕 ちくま新書
• 押田茂實 法医学者が見た再審無罪の真相
(祥伝社新書)