一次元Stick-Slipの解析 Analyses of Stick-Slip motions 第三回 経過報告 平山研究室 学部4年 小永井 建 05.05/24 今回の研究目的 研究目的(方針)の選定 →先行研究の論文(栗原さん、樋口さん) ・実験内容、結果より要点をまとめ、 前研究で成し得なかった事、課題 になっていることを今回の研究テーマに! 前研究より 樋口さん 行なった実験 ・直列モデル 重りの数 1個 2個 シミュレーション 有り ・直列モデル 重りの数 2個 10個 シミュレーション 有り ・BKモデル 重りの数 ・BKモデル 重りの数 2個 シミュレーション 無し 2個 10個 シミュレーション 有り 栗原さん 行なった実験 目的と測定 樋口論文目的 栗原論文目的 ・前述の条件でカオスの性質を ・系の挙動を実験とシミュレーション で調べる ・カオス性の判定 ・系の非線形が伝播速度にどのよう に影響するか? 持つか? ・系の詳細な性質を調べる ・シミュレーションで確認されて いる性質が実験でも確認できる か? スペクトル解析 相平面図 イタレーションマップ スリップ頻度分布 リアプノフ指数(栗原論文のみ それぞれの結果 その1 樋口さん 重り2個の直列モデル 実験 カオス性無し シミュレーション カオス性示す 重り2個のBKモデル 実験 カオス性に似た挙動がいくつか シミュレーション Hangらの実験と同じくカオス性示す 重り10個のBKモデル 実験 地震現象と同様なべき乗則が見られた シミュレーション 他のシミュレーション結果と一致した それぞれの結果 その2 栗原さん 重り2個のBKモデル 実験 摩擦係数に大きく変化をつけることでカオス性を確認 他の研究のシミュレーションとの部分的な整合性の確認 重り2個のモデル 実験 カオス性確認できず 重り10個のモデル 実験 べき乗則ではなく指数法則に近い振る舞いを見せた シミュレーション 実験とある程度整合性が見てとれた 両論文をまとめて ブロックが10個のときBKモデルと直列モデル →べき乗則、指数法則と違いを見せた 考えられる要素 ・系の固有の特性? ・目視で行なう事による誤差? シミュレーション結果と実験結果の違い 及びリアプノフ指数と系の挙動との違い ・ベルト摩擦係数の確率的揺らぎによるノイズが原因? 次回の課題 ブロック数10個のBKモデル、直列モデルで同じ 条件下で実験を行い、前研究で得られた系の挙 動の確認 ブロック数の変化させた場合の挙動の変化 ベルト摩擦の確率的揺らぎへの対処
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