1 第二次大戦後の人事制度の変遷

1 第二次大戦後の人事制度の変遷
≪労働需給の推移に影響する要因≫
(1)労働力構成の変化:少子高齢化
日本の人口
1946年:7575万人 → 2010年:1億2806万人
合計特殊出生率
1950年:2人超 → 2009年:1.37人
人口全体の65歳以上 1950年:4.9% → 2009年:22.7%
(2)労働に対する考え方
「今の会社に一生勤めたいと思っている」
2000年:20.5% → 2011年:54.4%
「転職してもよい」
2000年:51.3% → 2011年:30.4%
(3)進学率
1955年:高校51.5% 大学10.1%
→ 2010年:高校98.0% 大学54.3%
(4)家計の状態
“世帯人数のうち何%が働いているか“
1965年:38.7% → 1995年:46.5% → 1996年以降減少
(5)失業率と有効求人倍率
失業率 1950年:2%以上 → 2009年:5%前後
有効求人倍率 1955年:0.22% → 2009年:0.51%
※有効求人倍率とは、職業安定所に登録されている
有効求職者に対する有効求人数の割合のこと
(6)経済成長:高成長から低成長へ
経済成長率平均 1950年~1970年:9%超
↓
オイルショック
1974年:マイナス成長
↓
安定成長
1975年~1986年:2~5%
↓
バブル景気
1987年~1990年:5.5%
↓
リーマンショック
2008年:マイナス4.1%
(7)労働法制
1980年代以降 労働基準法の度重なる改正、
男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、
パート労働法、高年齢者雇用安定法、
労働者派遣法、労働契約法などの改正